プロフィール
this is the NANAFUKU
名前:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:女性
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994(平成6)年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995(平成7)年7月7日玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001(平成13)年より浪曲師としても活動。2004(平成16)年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005(平成17)年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回プロデュース。2006(平成18)年本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』出演。同年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。かに座のO型。賞罰、なし。
MIDO9459.JPGAAJJ0027.JPGAAJJ9949.JPG撮影森幸一c_0056.JPG撮影森幸一(舞台写真)・御堂義乘(ブロマイド)

NEWS!奈々福のCD発売中! 
「ほとばしる浪花節! 玉川奈々福の寛永三馬術 曲垣と度々平/大井川乗り切り」
(発売元:有限会社武春堂 販売元:バウンディ)XQBT-1155 定価2500円。
取り扱い店:山野楽器(銀座) ミュージックテイト(新宿) ヨーロー堂(浅草) イサミ堂(浅草)
アマゾンほかのネットショップでも購入可能。
奈々福後援会でも取り扱います(別途送料200円がかかります)。ご注文はtamamiho55@yahoo.co.jp へお願いします。
CDジャケット.jpgこおゆう感じです。

「和装人インタビュー第50 玉川奈々福」by辻屋本店

玉川奈々福への仕事のご依頼は、ななふく本舗へ 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
◎ おもいっきり笑える浪曲が聴きたい!
◎ 甚五郎さんや、忠臣蔵や、次郎長や、昔ながらの浪曲が聴きたい!
◎ 子供に、読み聞かせをしてほしい。三味線の音色も聴かせてほしい。
◎ 浪曲漫才もありえるんですか?
◎ 結婚式や、〇回忌で、一代記をやってほしい。
……などなど、お気軽にご相談ください。

奈々福自主公演の予約お問合せも、ななふく本舗へ(090-7001-6867 
ななふくonついった
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2018年07月20日

9月の奈々福。

暫定的にアップしておきます。

1日(土) 玉川奈々福独演会@山口市 鍵山記念館15:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)「英国密航」「浪曲シンデレラ」
15:30〜17:00(15:00開場)
場所 朴(ほお)の森 (鍵山記念館)http://ho-no-mori.jp/
木戸銭 2500円(中高生1000円 小学生無料)当日払い
申し込み方法 【数楽の会】ホームページhttps://suugakunokai.jimdo.com/ の「問い合わせ」より申し込んでください。
お問い合わせ先 090-8248-5744【数楽の会】(藤野)

2日(日)玉川奈々福・神田松之丞二人会「講談と浪曲で明治150年」@光市民ホール14:00〜
出演:浪曲 玉川奈々福「英国密航」(曲師:沢村豊子)
   講談 神田松之丞「青竜刀権次」
場所:光市民ホール小ホール(光市島田4-13-15)
入場料 一般 3000円(当日3500円)・学生(大学生以下)1000円
主催 光がんざき亭
共催 公益財団法人光市文化振興財団・光の文化を高める会
後援 光市教育委員会・瀬戸内タイムス・Kビジョン・新周南新聞社
チケット取り扱い:光市民ホール・コーヒーボーイ光店(Be st.内)・虹の文具館(光駅前)
チケットぴあ(Pコード 486471)
光がんざき亭.jpg
☆光市で、昨年に引き続き、会をやってくださいます。今年は明治150年をテーマにということで、「英国密航」をリクエストいただきました。講談の松之丞さんとご一緒。たのしみ。

定席木馬亭の出演日は、決まり次第アップします。

12日(水)柳家喬太郎・玉川奈々福二人会@広島
詳細決まり次第アップします。

13日(木)鶴川のお寺にて2席。

15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121 インターネット予約
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg
☆新しい会、始めます。「奈々福なないろ」。毎回、さまざまなゲストをお迎えして、奈々福自身が様変わりし、浪曲の見え方も違ってくる、化学反応のような楽しい会を企画していきたいと思います。
 初回ゲストは、百鬼ゆめひなさん。等身大の人形をあやつる人形師さんです。傀儡師、と掲題しましたが、人形は原初の芸能のひとつです。彼女にはその匂いがあります。今までに、「イナンナの冥界下り」「海神別荘」「天守物語」「雪女」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、「椿姫」を翻案した奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひなさんと共演上演いたします。前方中央の指定席券を奈々福持ちあるいております。

【特報!】奈々福初のDVD「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」発売!
収録演目:イントロおしゃべり。弾き語り浪曲シンデレラ。仙台の鬼夫婦。
「奈々福なないろ」にて発売開始いたします。この日お買い上げいただいた方には、サインをいたします。

16日(日)都内某所で独演会

18日(火)都内某所でクローズの会

19日(水)みちゆき 奈々福+吉坊二人会〜第七夜 男と男の道行き@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「曲垣と度々平」(曲師:沢村豊子)
   桂吉坊「重陽」
開口一番:玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約問合せ:おひつじ亭 akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
みちゆき7.jpg
★上方落語の吉坊さんとの「みちゆき」早くも七回目。前回は男女の道行きでしたが、今回は、「男と男のみちゆき」。あぶない。はい、あぶないけど奈々福のは、すっとこだなあ。今回開口一番に弟弟子の太福さん出演。チケット、奈々福持ち歩いています。

20日(木)アーツカウンシル東京にてイベント

23日(日)神保町にて浪曲会(詳細決まったら告知します)

24日(月・祝)『五代目港家小柳を偲ぶ会』@木馬亭18:00〜
出演:港家小そめ 
   港家小ゆき
   玉川奈々福
   大利根勝子
   天中軒雲月
曲師 :玉川祐子、沢村豊子、玉川みね子
小柳追悼.jpg
☆今年ご逝去された、港家小柳師匠の追悼会に出演させていただきます。以下お弟子さんの小そめさんの言葉を引用します。
「9月に師匠五代目港家小柳を偲ぶ会を所縁の師匠方にご出演いただきまして、師匠小柳が療養中も帰ってきたがっておりました浅草木馬亭で開催することになりました。浪曲に加えてトークショーも予定しております。私は小ゆき姉さんと、玉川祐子師匠のお三味線で深川裸祭りをリレー浪曲させていただきます。本音を申しますと、追悼というのは大変寂しく、できることなら師匠と一緒の舞台に立ちたかったと思っておりますが、お客様の拍手と声援が何より好きだった方ですので、お時間ございましたらご来場いただければ嬉しく思っております。よろしくお願い申し上げます。」
ご予約 office.minatoya@gmail.com (オフィス港家)
080-5462-6085(堀田)

25日(火)浪曲・玉川奈々福 講談・神田松之丞二人会@椿山荘
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 神田松之丞
場所:椿山荘グランドホール椿(オリオン)
開場:17:30
食事:18:00〜18:45
演芸:19:00〜
お一人様:8000円(松華堂弁当+1ドリンク付き)
予約:イベント予約センター 03-3943-1140(9時〜20時)WEB予約もあり。
☆な、な、なんと、椿山荘でディナーショウというお仕事を頂戴しました。またまた松之丞さんと。ちょっとどういう場になるのか、未知の世界ですが、椿山荘は好きな場所なので、楽しみです。お庭の景色もすばらしいので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

27日(木)静岡県の小学校にて、浪曲WS
☆アウトリーチ事業の一環で、90分のワークショップを6年生にしてきます。

28日(金)玉川奈々福 独演会 Vol.17@大倉山記念館19:00〜
出演者:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)2席
ゲスト:柳家松太郎(切り絵師)
料金(木戸銭):2500円(前売)3000円(当日)
会場:大倉山記念館 ホール(〒222-0037 横浜市港北区大倉山2-10-1)
会場へのお問い合わせはご遠慮願います。
◎東急東横線「大倉山駅」より徒歩7分。駅とKFCの間の坂道を渋谷方向に上る
予約:芸人三昧 enbu@kf.netyou.jp 電話&FAX 045-568-5947
☆芸人三昧の胴元とはもう、ずいぶん付き合いが長くなりました。独演会17回目ですか。ふぉぉぉ。ありがとうございます。大倉山記念館はすばらしいホールなんですが坂がきびしいんです。頑張ってのぼってきてくださいませ!
posted by ななふく at 01:31| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月19日

8月の予定。

あらためて、8月の予定をアップしておきます。けっこう夏休みモードですね。暑いし、旅も終わったし、秋に向けて英気を養います。

1日(水)、公共放送の番組収録

2日(木)「暑気払い 講談と浪曲」@グランドアーク半蔵門18時〜
出演:神田すみれ(講談)「応挙の幽霊」
   玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)「飯岡助五郎の義侠」(伊藤桂一原作 奈々福作)
日 時:平成30年8月02日(木)午後5時半受付 午後6時開演9時お開き
会 費: 1万円(お食事・飲物付き)
場 所: グランドアーク半蔵門  3階 「光の間」(椅子席)
千代田区隼町1−1 電話:03−3288−1628
最寄駅: 地下鉄半蔵門線半蔵門駅 6番出口(エスカレーター完備)より徒歩2分
振込先: 三井住友銀行 赤坂支店 普通 8069470 NPO法人蔦くらぶ
☆毎年、すみれ先生とご一緒させていただいている会で、今年からオープンに、お客様募集することになったようです。
「助五郎の義侠」は天保水滸伝を、飯岡側から描いた小説を浪曲化したもので、大好きなネタなので、聴いてほしいです。

4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
出演:玉川奈々福「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲原作 玉川奈々福脚色 曲師:沢村豊子)
木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)
44玉川奈々福のおはようライブ2.jpg
☆今回、ネタおろしではなく、9年前に作った新作をかけます。高畑勲監督に「いつでもやっていいからね」と言っていただきながら、機会がなかった。監督が亡くなられてショックを受けて、台本読み直したら、いまなお現代性のまったく褪せないものでした。監督への思いを込めて、再演しようとおもいます。

4日(土)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:富士綾那 東家孝太郎 花渡家ちとせ 玉川奈々福 天中軒涼月 一龍斎春水(講談)玉川こう福 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★バラエティに富んだ顔づけの日です。男女のバランスも、関東節、関西節のバランスも。多彩な浪曲を聞いていただける日かと思います。

6日(月)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:港家小そめ 澤雪絵 玉川奈々福 国本晴美 真山隼人 一龍斎貞橘(講談)天津ひずる 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★関西から真山隼人さんが出演します。隼人さんの三味線は、豊子師匠の一番弟子、沢村さくらさんです。同じ関西節でも、関東の関西節と、関西の関西節とは違います。それもお愉しみに。


8日(水)浪曲日本橋亭「暑気払いは浪曲で!」@お江戸日本橋亭13:00~
出演:天中軒景友「若き日の小村寿太郎」、富士綾那「甚五郎京都の巻」、東家孝太郎「長兵衛嫁とり」、玉川奈々福「金魚夢幻」
曲師:沢村豊子 水乃金魚
木戸銭:予約1500円 当日2000円
予約問合せ:(一社)日本浪曲協会 03-3844-1611
☆夏は「金魚夢幻」のご要望がありますね〜。でも協会企画で演じることは、あんまりないなあ。

14日(火)毎週火曜は浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19時〜
出演:玉川奈々福 港家小ゆき(曲師:沢村豊子)
木戸銭:1500円(茶菓付き)
☆お盆最中ですけれど、火曜亭は御休みなくやります。暑いさなかの熱い浪曲。茶話会もおたのしみに。

18日(土)欧州&中央アジア公演帰朝報告会〜玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会〜@神戸・喜楽館19:00〜
◎文化庁文化交流大使として、1ヶ月半にわたり、イタリア・スロベニア・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・キルギス・ウズベキスタンの7ヶ国で浪曲公演を行ってきまして。東京で報告会をするのですが、MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)が、関西でも!と手を挙げてくださいました。そして開館したばかりの、神戸新開地の喜楽館を予約してくださいました。
なんというありがたさ……。
出来たばかりのぴかぴかの寄席で、珍道中の土産話と、新作&古典浪曲の2席。
2018年8月18日(土)19時00分開演/18時30分開場@喜楽館(神戸市兵庫区新開地2丁目4−13/私鉄各線「新開地駅」より徒歩2分)
前売 3,000円/当日 3,500円(自由席)
チケットぴあHP https://t.pia.jp/
チケットぴあ電話予約 0570-02-9999(Pコード 597-410)
セブンイレブン、チケットぴあ店舗
【お問い合わせ先】
mail:mottonanafuku@gmail.com /tel:050-5435-1730
【主催】MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)
神戸報告会.jpg

19日(日)イナンナの冥界下り@神戸市・凱風館

23日(木)渋谷のラジオ出演 14:00-15:00OA
☆豊子師匠と一緒に、地域FM、渋谷のラジオに生出演します。渋谷のラジオ出演三度めだなあ。なんといっても目玉は、お師匠さんのフリートーク!!!フリー、自由すぎるフリー!

23日(木)清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19時〜
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:予約1800円 当日2000円
ご予約:らくごカフェ rakugocafe@hotmail.co.jp 03−6268−9818(平日12時〜18時受付)
☆弟弟子の太福さんとのこの会も、21回目になりますが、今回、ネタ出しもしておりませんが、すでにご予約がかなり入っています。ご予約お早目に、演題は当日のお愉しみ!

25日(土)奈々福・小ゆき二人会〜小ゆき、奈々福姐の胸を借りる@道楽亭18:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 港家小ゆき(曲師:沢村美舟)
木戸銭:予約2500円 当日3000円(別途3500円で打ち上げあり。希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366 info@dourakutei.com
★道楽亭さんの企画で、小ゆきさんと二人会で、曲師も二人という贅沢さです。すべて小ゆきちゃんに仕切りをお任せします。

26日(日)玉川奈々福の、子どもと楽しむはじめての浪曲@江戸川グリーンパレス17:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:子ども(3歳~中学生)1000円 大人2000円(当日2500円)高校生 要相談
申し込み方法:代表者、参加人数、お子さまの年齢、住所、電話番号を以下のいずれかに
edogawakogeki@aol.com 
FAX:03-5662-0917
☆お子さんに浪花節! ここのところ、そういうお仕事がちょいちょい入って面白いし嬉しいです。子どもほど手ごわいお客はない。「浪曲シンデレラ」のご注文と、古典一席。さて、どうなることやら!
posted by ななふく at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

面白いこと請け合い「東海道浪花節道中!」

 猛暑お見舞い申し上げます。
 西日本で被災された方、またご親戚・ご友人に被災された方がおられるという方には、心よりお見舞い申し上げます。
 甚大な被害に追い打ちをかけるような酷暑……どうか、お身体をそこなわれませんようにと、祈ります。

 奈々福は、5月27日から一か月半、文化庁文化交流使として、ヨーロッパと中央アジアを旅してきました。
 七か国で13公演、5ワークショップをしてきましたが、ご当地の芸能をいっぱい浴び、交流し、とっても面白い旅でした。
 英気をおもいっきりやしなって、帰国後第一弾の自主公演、直前のご案内になってしまいましたが、
ぜひぜひご来場いただきたい、面白い会です。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 東海道浪花節道中

小学生で入門し、少女浪曲師として鳴らしながら、一時期浪曲から離れ、五年前に復帰した木村勝千代さんとの二人会です。
二人とも、「関東節」です。
奈々福は、玉川派(でも、国友忠先生や木村若友師匠にも習ったので、木村風味も入ってます)。
勝千代さんは、純粋木村派(松太郎師匠の秘蔵っ子でしたから)。
明治このかた、圧倒的に男性演者ばかりだった「関東節」で、気を吐く奈々福・勝千代の、
東海道中うなり旅。
箱根山を越え、掛川宿へ、そして浜松近郊の小松村、だいぶ戻って、大井川。
浪曲の有名長編演題「清水次郎長伝」「慶安太平記」「寛永三馬術」「甚五郎旅日記」をちょこっとずつ味わえる、おいしさいっぱいの二人旅です。

曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)

2018年7月21日(土)
13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

「女に関東節、無理!」と、どれだけ今まで言われたことか。
関東節で名前を挙げられた女流の師匠は、二葉百合子先生と、二代目木村友衛先生しか私は知りません。
勝千代さんが復帰してくれたときは嬉しかった。
そして木村派の「慶安太平記」をやってくれてうれしかった。
ある意味両極端の、女流関東節。ガチンコ頑張ります。
ご来場、おまちしております!!!!!
posted by ななふく at 16:09| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

キルギスの語り芸「マナス」との交流会。

 文化庁文化交流しとして、5月27日に日本を旅立って、早くも一か月以上。
 今までに、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドで公演してきました。
 すでに11公演+3ワークショップ。
 いよいよ旅も終盤、六か国目は、中央アジアのキルギスにおります。
 この国に来たかった。目的があった。
 世界最長の叙事詩「マナス」があり、それを語る「マナスチ」たちがいるからです。
 いったい、どういう芸!?

 キルギスは、遊牧民の国です。いまは定住し、農業国になっているようですが、もともとは移動式住居で、草原を移動しながら生活していた人たちです。だからこの国には伝統的な建物というものがありません。つい一昨日まで一か月間ヨーロッパの伝統的建物を見まくっていた目には、ずいぶんさっぱりした国に映ります。肉は、生活をともにしている家畜があるので、売り買いするものではない、ので、いまでもバザールで肉を扱っている人たちは、ロシア系の人たちらしいです。

 建国は1991年。それまではロシア領でした。国家語はキルギス語ですが、公用語としてロシア語が広く使われています。

 この国に古くから伝わる英雄譚が「マナス」。20万行以上の叙事詩と聞いていましたが、本日聞いたら、50万行以上とのこと。
 活字にまとめられたのが20世紀半ば(一部が、平凡社の東洋文庫に入ってます)。
それも、語り部たちの語りを取材してまとめたもので、全容はまだわからないのだとのことです。

 語り芸ときけば興味津々なわたくしが、文化交流史にご指名受けて、そりゃあ各国の語り芸を聞きたいと思い、キルギスでマナスを聴ける機会を探っておりました。そうしたら、大使館から、マナスのドキュメンタリーを撮っている映像作家の方がいるとの情報をいただき、その方のご尽力で、「共演公演」が実現することになったのです。
そのうえ、私がマナスに興味を持っていることを歓迎してくださったマナス財団の方々が、公演前日に、「交流会」を設定してくださいました。すごい機会です。

 大喜び!

 来る前に、マナスの映像を探しては見てました。
 子どもが語ってる映像がyoutubeにけっこうアップされてました。
 その語りが、半端な迫力ではない。お客さんを一向に見ることなく、自分の語りの中に入り込み、推定年齢五つや六つの子どもがなにゆえにこれほどの確信をもって語ってるのか、とにかく、「習った」「真似をしている」「覚えちゃった」とか、そういう、甘い感じではない、疑問をさしはさむ余地のない、確信に満ちた語りなのです。
「……いったい、なにこれ?」

 今日、打ち合わせした二人のキルギス人通訳さんそれぞれに、マナスってなに、と聞きました。
「この国では伝統芸能はマナスだけです。キルギス人の統合の象徴です」
「マナスは、伝説の英雄の名前からついたものです。でも、その英雄を、本当にいたと信じている人も多くいます」
「初代大統領の方針で、中学生から必ずマナスを勉強することになってます」
「マナスを語る人をマナスチといいますが、マナスチは、誰でもなれるものではありません」
……そこ、聞きたい。どういう人がマナスチになるの?
朝打ち合わせをした通訳のシャヒデンさんは、こういった。
「才能、ですね」
午後から会った、ウイグル系キルギス人のエルミラさんは、こういった。
「伝統の家に生まれて、小さいころに、夢を見て、あなたはマナスになりなさい。とお告げを受けた人が、なります」
……えっ!?
しかも、その子は、お告げを受けたその翌日から、何を見ることもなく、マナスが語れるのだという。
……この話、どっかで聞いた。
あっ、チベットの「ケサル王伝説」の語り部たちもそうなのだ! お能の安田登先生から、この話と同様のことを聞いたのだ!
つまりは、憑依系芸能……ああ、語りの確信は、憑依されているからなのか、納得。


 行って来ました、マナス財団。マナスチの方々がいっぱい待っててくださった!
 待て待て、年季入った人もいるけど、どうみても小学生や中学生みたいな少年もいるぞ。
「彼らはこれからを担うマナスチです」
 この子たちも「天からのお告げ」でマナスチになっちゃった子たちなんだろうか。

いろいろ聞きたいことはあるんだが、先様の仕切りで、まずはお互いの芸の披露。
ちびっこたちから、順々に語っていく。
 ゆったりと始まり、それがだんだん、早間になり、熱を帯びていく、手を振り上げ、声を振り絞り、時々テクニカルな節をつかい、確信に満ちて語り進めていく。
 で、やはり彼ら、お客さんのほうを、一切見ない。自身の語りに、入り込む。

 ぽかんと口開けて感動していたら。
 さあ、あなたどうぞ。奈々福の浪曲の番である。
 そりゃあ、振り絞りましたよ。あっちからいろいろ引きだすためには、こっちもなかなかと思ってもらわなくちゃあならないもん。私の出来はさておき。

 いろいろお話をうかがいました。
 研究者でもあるタランタリさんがいろいろと解説してくださる。
「1950年から60年ごろにつくられた、耳のないお坊さんの映画がありましたね?」
……日本の映画? 耳なし芳一のこと?
「ああ、そうです。それはマナスチの話に似てます」
……ど、ど、どういうことですか?
「芳一は、ドン・タイラ(平家のことらしい)の魂に呼ばれて、海を渡って、天皇の妻のところにいき、タイラの物語を語って、帰ってくる」(小泉八雲とはちょっと違う筋で理解されてるみたいでしたが)
 その、この世にはない魂に呼ばれ、その世界に行って語る、あの世との魂の交渉、がマナスチの本来の姿だというのです。
 ほえええええええっ!!! こりゃ本当に憑依系なんですね。
 そして、こんなすごい声を出しながら、いわゆる声の修業というのはしない。一番大事なのは、言葉の使い方。英雄の姿やその闘いのあり様を、いかに生き生きと具体的にこまかく描写するか。言葉の力があるから楽器を使う必要はない。
 つまり、描写・命。台本、にはなっていないけれど、物語、ネタが、命。それを受け継ぐことが、使命。
 これって、講談。
講談と浪曲の違いというのは、近接芸でありながら際立っている。
マナスは、講談である。憑依系の講談、がマナス、なんだと、本日のところは、強く思った次第。

最後に、七歳でマナスチになり、現在十一歳の少年に、修業でいちばんつらいことはなに、と聞いてみました。
「語っていると、目の前に悲しい世界が見えてきて、心が辛くなる。泣いてしまったこともある」

 十一歳の少年のこの返事に、胸いっぱいになる思いでした。彼らは、語っているときに、完全に物語の世界を生きているのだ。
物語世界半分、お客さんのご機嫌半分、願わくば客席の全員と目が合うように視線投げ色気投げ、日銭稼いでる芸人とは、ありようがまったく、違うのだ!!!

今日は、超面白かったです。文化交流使をお引き受けした甲斐がありました。
さあ、明日はこのマナスチの方々との一緒の公演です。
私は、トップバッターで一席語るほか、ご当地の超有名歌手であり、女性のマナスチでもあるグルザラさんと、5分ずつの語り比べをします。彼女、ものすごうつくしく、唄、節の完成度高いです。どうなることやら。身をなげうって、頑張る!!!



posted by ななふく at 04:17| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

ちょっと恥ずかしいロングインタビューが出ます。

「小さいころから浪曲をやっていたのですか?」
と、よくきかれます。
日本の芸能は家の子が小さいころから仕込まれてプロになるもの、という印象があるようです。
とんでもない。私はいい大人になってから浪曲の世界に入りました。
浪曲師になる前、私は出版社の編集者でした。
入門してからも、そして浪曲師になってからも、会社を辞めてはいませんでした。
いわゆる、二束の草鞋でした。

演芸界、というか、日本って「これ一筋」が好きだし、
これ一本で食べていけて初めて本物という感じがあるし、
二束の草鞋であることは誇れることではないので、
知ってる人は知ってるけれど、自ら言うことはありませんでした。
たまたま経歴を知った人が面白がって、その角度からの取材アプローチを受けたこともありましたが、全部断ってました。

浪曲で苦労してきた師匠・福太郎は、生前つねづね、「会社を辞めるな」と私に言っておりました。
「会社を辞めたら、浪曲を続けられなくなるからな」
「会社で稼いでいる給料と同じ額を、浪曲で稼いで、三年、それが続くまで、辞めるな」
超具体的。
こんなこと言える師匠、すごくないですか。
私は、師匠のいうことをよく聞く子(いや、師匠はそう思ってないな・笑)。
入門も、プロの三味線弾きになったのも、浪曲になったのも、ぜんぶ、うちの師匠の言うことを聞いてきた結果にすぎない、
ということもできる、くらいに、師匠がぶらさげる人参にかじりついたがゆえに、ここまで来たようなものなのです。

私のいた筑摩書房という出版社は一度倒産していて、私が入社した二十数年前はいわゆる「会社更生法適用下」で(そういう会社に入るなよ)、お給料、すっごく安い会社でした(いまは違うと思います)。
それにしたって、そこで毎月いただける給料と同じ額を、浪曲で稼げるとは思えない。
ましてやそれを三年続けられるとは思えない。
「そうだな、テレビやラジオのレギュラーがないと難しいかな」
と、師匠も言っておりました。
でも、師匠の意図は、それだけ稼げるようになれ、ということだったので、いちおうそれを目指して頑張ってみてました。
ところが、一生懸命やってみたら……このまんまじゃ死んじゃうって思いました。
出版社に勤めながら、出版社の給料と同額を稼ぐほどに浪曲やったりしたら、死んじゃう。
私の単価が、単にとっても低かったっていうことかもしれませんけれど。
ほんと、会社と浪曲で、寝る暇なくて、
舞台直前に全身蕁麻疹だらけになり(出てないのは舞台にさらしてる顔だけ)、
「ああ、この蕁麻疹が呼吸器粘膜にまでひろがったら死んじゃうんだな〜」と思いながら舞台こなしてたこともありました。

で、親が。

「お願い、会社を辞めて」

と、見かねて申しました。
二十数年前、浪曲に入門することに、大反対していた、親が。
そうだよな、と思い(私、素直なんです)、師匠の墓前に手を合わせました。
こればっかりは師匠の教えを破りますけれど、やっぱり浪曲だけでどこまでやってけるかやってみたいんで、許してください。
で、会社辞めてみました。
そしたら、なんとか浪曲一本でかつかつなんとかなった。
辞めて、もうけっこう経ちますけれど、今まで生きて来ている奇跡。

河野通和さんと出会ったのは、まだ駆け出しの編集者だった二十数年前です。
駆け出しの編集者にできるわけがない、難易度の高い著者の難易度の高い企画を、私が河野さんに相談したことがありました。
河野さんは、読売新聞傘下になる前の中央公論社の、確か当時「マリークレール」の編集長でいらしたんじゃないかなあ。
その後中央公論をお辞めになり、新潮社の「考える人」の編集長となられ、それが休刊となったあと、
ほぼ日刊イトイ新聞の、「学校長」になられました。
根っからの編集者でいらっしゃいます。

二十数年ぶりにお会いしたのは、昨年の夏、釈徹宗先生の河合隼雄賞授賞式の会場でたまたま。
「あなた、ものすごい転身だったね!」
それがきっかけで、ほぼ日が学校を始めるにあたって、ちょっと対談しませんか、とお誘いをいただきました。
「古典の話をしたいんだけど」、といわれて、いや古典全然詳しくないし困ったなとおもってたら、
河野さんから聞かれたことは、なんで浪曲師になったのか、でした。
で、えんえんとしゃべっちゃいました。
昔の縁ある人の導きのオソロシサよ。なつかしさの波に飲み込まれるように、いままでしゃべってなかったことを……。
ロングインタビューです。
たぶん明日(25日)の午前中に、この近辺の頁に掲載されると思います。
https://gakkou.1101.com/reading
三部にわけて、三日にわたって公開されるらしいです。
読んでやってください。

奈々福拝
posted by ななふく at 06:32| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

帰国後の予定

いよいよ海外公演が近づいてばたばたしております。
帰国後の、現在までに決まっている当座の予定をアップしておきます。
けっこうクローズの会とか、情報解禁になってない件が多く……。

7月12日 日中平和友好条約締結40周年記念「中国曲芸の魅力に迫るW」@京都・清水寺「経堂」14時〜
出演:福建南平南詞「寇準 宴を取り止める」肖向麗、熊俊
   ケサル説唱「岭国妙音」土登格桑、欧珠旺姆
   蘇州評話「馬を贈る」呉新伯
   京韻大鼓「華容道」種玉傑
   漫才「規則論」姜昆氏、戴志誠
   浪曲「寛永三馬術 曲垣と度々平」玉川奈々福、沢村豊子(曲師)
主催:日本中国文化交流協会 中国曲芸家協会
協賛:宏幸株式会社
協力:音羽山 清水寺
参加費:1000円
お問い合わせ:日本中国文化交流協会 03-3212-1766
★今年1月、中国と日本の語り芸の交流の会を北京、蘇州、上海で行い、日本側からは、お能の安田登先生、狂言の奥津健太郎先生、そして浪曲の奈々福と曲師として沢村美舟が訪中し、非常に有意義な交流を行いました。今回、中国側から五つの語り芸、8人の芸人さんをお招きし(いずれも、超一流の方々ばかりです!)、中国の豊かな語り芸の世界を日本の方々に見ていただきます。ご返礼として、奈々福が浪曲一席をご披露させていただきます。場所はなんと、清水寺の経堂……。わくわく!


14日(土)渋谷らくご@ユーロライブ17:00〜
出演:立川志ら乃 玉川奈々福 桂春蝶 快楽亭ブラック(出演順)
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ
☆ぶ、ぶ、ブラック師匠! お会いするの久しぶりです。どういう濃さですかこの会。どう対応すればいいですかこの会。

16日(月・祝) クローズの会@船の上

18日(水)クローズの会@初台のどこか

20日(金)学習院にて作家・姜信子さんの授業に参加

21日(土)玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

23日(月)千葉県の高校初任の先生方へws

25日(水)Again 浪曲 Night
日時:2018年7月25日(水) Open:18:30 / Start:19:00
会場:武蔵小山駅前 ライブ・カフェ Again(アゲイン)
    予約受付TEL:03(5879)2251
出演:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)「金魚夢幻」ほか一席、及びトーク・コーナー
入場料、1,500円(1 drink付き)

27日(金)某公共放送の公開収録

29日(日)玉川奈々福浪曲公演@浅草・茶寮一松14時〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)2席
場所:茶寮一松(台東区雷門1-15-1)
木戸銭:4000円(一松の和カフェお茶券つき)
ご予約:お名前、人数、メアド、携帯番号明記の上、yang@yeeyoo.co.jp
一松チラシ.jpg
☆日本浪曲協会から徒歩0分。浅草の名料亭・一松さんで浪曲会をしていただけることになりました。
ここ、すばらしいんです。昔の建具職人さんによる、欄間や窓の細工のすばらしい広間があり、ここで浪曲ができないかな〜と長年憧れていたのですが、無理だとおもっていたら、お声がかかりました!!! 
ここにこの値段で入れるなんて、もう、入るだけで価値があります。
日曜日の昼間、のんびりお茶のみながら、美しい和室にて、浪曲を聞いてくださいませ。

31日(火)奈々福のたっぷり土産話と浪曲の会@道楽亭19:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)2席+たっぷりお土産話
木戸銭2500円 別途打ち上げ3500円(希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366
★お蔭さまで満席になりました。

8月1日、公共放送の番組収録

8月2日(木)「暑気払い 講談と浪曲」@グランドアーク半蔵門18時〜
出演:神田すみれ(講談)「応挙の幽霊」
   玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)「飯岡助五郎の義侠」(伊藤桂一原作 奈々福作)
日 時:平成30年8月02日(木)午後5時半受付 午後6時開演9時お開き
会 費: 1万円(お食事・飲物付き)
場 所: グランドアーク半蔵門  3階 「光の間」(椅子席)
千代田区隼町1−1 電話:03−3288−1628
最寄駅: 地下鉄半蔵門線半蔵門駅 6番出口(エスカレーター完備)より徒歩2分
振込先: 三井住友銀行 赤坂支店 普通 8069470 NPO法人蔦くらぶ

4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
ネタおろし予定。木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)

4日(土)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:富士綾那 東家孝太郎 花渡家ちとせ 玉川奈々福 天中軒涼月 (講談一席入ります)玉川こう福 東家浦太郎

6日(月)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:港家小そめ 澤雪絵 玉川奈々福 国本晴美 真山隼人 (講談一席入ります)天津ひずる 東家浦太郎

8日(水)浪曲日本橋亭「暑気払いは浪曲で!」@お江戸日本橋亭13:00~
出演:天中軒景友「若き日の小村寿太郎」、富士綾那「甚五郎京都の巻」、東家孝太郎「長兵衛嫁とり」、玉川奈々福「金魚夢幻」
曲師:沢村豊子 水乃金魚
木戸銭:予約1500円 当日2000円
予約問合せ:(一社)日本浪曲協会 03-3844-1611

14日(木)毎週火曜は浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19時〜
木戸銭:1500円(茶菓付き)

18日(土)欧州&中央アジア公演帰朝報告会〜玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会〜@神戸・喜楽館19:00〜
◎文化庁文化交流大使として、1ヶ月半にわたり、イタリア・スロベニア・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・キルギス・ウズベキスタンの7ヶ国で浪曲公演を行ってきまして。東京で報告会をするのですが、MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)が、関西でも!と手を挙げてくださいました。そして開館したばかりの、神戸新開地の喜楽館を予約してくださいました。
なんというありがたさ……。
出来たばかりのぴかぴかの寄席で、珍道中の土産話と、新作&古典浪曲の2席。
2018年8月18日(土)19時00分開演/18時30分開場@喜楽館(神戸市兵庫区新開地2丁目4−13/私鉄各線「新開地駅」より徒歩2分)
前売 3,000円/当日 3,500円(自由席)
チケットぴあHP https://t.pia.jp/
チケットぴあ電話予約 0570-02-9999(Pコード 597-410)
セブンイレブン、チケットぴあ店舗
【お問い合わせ先】
mail:mottonanafuku@gmail.com /tel:050-5435-1730
【主催】MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)
神戸報告会.jpg

19日(日)イナンナの冥界下り@神戸市・凱風館

23日(木)渋谷のラジオ出演

23日(木)清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19時〜

25日(土)奈々福・小ゆき二人会 新作ばっかり@道楽亭18:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 港家小ゆき(曲師:沢村美舟)
★道楽亭さんの企画で、小ゆきさんと二人会で、曲師も二人という贅沢さです。すべて小ゆきちゃんに仕切りをお任せします。

26日(日)江戸川子ども劇場@江戸川グリーンパレス


posted by ななふく at 20:51| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

語り芸パースペクティブ、ダイジェスト動画公開!

昨年四月から今年二月にかけて開催しました、
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅」全11回の内容を、
42分ほどの動画にまとめました(撮影・編集:田島空)。

本にならないんですか、動画公開しないんですかと、全回参加した方々からも、来られなかった方々からも、言われておりました。
42分、単純に割れば、各回4分もないくらいなんですけれど、さすがの田島空監督の編集により、
当日の雰囲気を、かなり感じていただけるものになっているかと思います。
ダイジェストですけど、出演の方々の気迫、お話の内容、十分スゴいです。

https://www.youtube.com/watch?v=GqeDkIMAaL0&feature=youtu.be
posted by ななふく at 21:12| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平成30年度文化庁文化交流使にご指名いただきました。

このたび平成30年度「文化庁文化交流使」にご指名頂き、本日、指名書交付式でした。


今月27日に出発し、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの各国にて、
浪曲公演してきます。7月中旬帰国予定です。
交付式1.jpg交付式2.jpg(本日の任命書交付式。撮影:田島空)

ある日突然文化庁からメールが来たときには、こりゃ新手の詐欺かと思いました。
なぜ奈々福に!? その理由はいまだにわからない。
外国で浪曲を、という発想はまったくなかったので、いったいどこに行って何をすれば、ゼロからのスタートでした。

なにせ、行き先を自分の伝手で自分で決め、自分で交渉しなければならない。
結果、さまざまなご縁とお力添えをいただき、七か国になりましたが(この経緯もいろいろあった)、
受け入れ先の方々と、今に至るまで、どれだけのメールを交わしたかわかりません。

「語り芸パースペクティブ」事業をしながらだったから、そこそこキツかったです。

受け入れ先候補が決まったら、そこに対して自己紹介し、浪曲の説明をし、
あなたの国で浪曲をさせていただきたいのだ、ついてはお力添えを頂きたく、から始まり、
いつどこで、どういう内容で、舞台仕様はこうこうで、その他交通宿泊、翻訳通訳費用、
そしていま字幕のために台本を翻訳してもらってる。

主に、現地大学の日本語、日本文化研究の先生方にご縁ができたので、ほぼ日本語でやりとりができたのが、大変幸いでした。
『源氏物語』を原語で読めるレベルの研究者がいる大学……
そんじょそこらの日本人より日本語上手なんじゃないかというメールが返信されてくるんで驚愕の連続。

しかし、どこの国と、なんの交渉まで済んでいるのか、もう、わけわからなくなってます、なう。

中国と韓国で懲りたはずなのに、一部現地語でやると受けるもんだから、今回も、一部を現地語でやろうと、
音声ファイルを、いま三か国から入手済み。
イタリア語、スロベニア語の発音はできそうな気がするが、問題は、ドイツ語! 
このあと、ポーランド語、ロシア語、ハンガリー語も来る予定。どぅああ。

でも、浪曲をやるばかりではなく、現地の芸能をいっぱい見てこよう、また、可能なかぎり交流もしてこようと思います。
キルギスでは、世界最大の叙事詩マナスを語るマナスチの方々とのコラボ公演ができるかもしれない。

ウズベキスタンの会場は、国立音楽大学院なので、伝統楽器ドゥタールと、三味線の弾き比べもさせてくださいとお願いちう。
ついでに、伝統芸能を探しながら、ブルーに輝くモスクを見に、日帰りでサマルカンドへも行く予定。
嗚呼、憧れのサマルカンド!

イタリアは、須賀敦子さんの文章で憧れていたトリエステの、市立美術館で開催! 
スロベニアでは幼稚園や小学校でWSもさせてもらいます。各大学の先生や学生さんとの交流の時間もある。

曲師は、豊子師匠にお願いしたかったのですが、一か月半の外遊はお師匠さんにはご負担が大きすぎると、
美舟さんに同行してもらうことにしました。美舟ちゃん、この事業のなんたるかを、まったくわかっていません(わかろうとしていません)。
「おねえさーん、オペラが見たいですうう」とか言ってます。

一か月半、豊子師匠に淋しい思いをさせます。弾いてもらって十六年、そんなに離れたことない。それが一番切ない。

七か国共通で「仙台の鬼夫婦」をやるほか、2席ご所望の場所では「浪曲シンデレラ」。日本の伝統芸能や語り芸そして浪曲の説明もさせてもらいます。妻が夫を叩きのめす話、各国の反応の違いがたのしみ。儒教の国でも受けたから、たぶんだいじょぶだろう。

以下の予定です。もしもその時期、現地におられるようなことがありましたら、ぜひいらしてください。


五月二十七日 出発
五月二十九日 イタリア・ローマ公演@ローマ日本文化会館
六月二日   スロベニア・シュコフィアロカ公演@スコルスキドモ
六月五日   スロベニア・スロベングラッツ公演@文化ハウス
六月六日午前中  スロベニア・リュブリャナ公演@リュブリャナ大学
六月六日夕刻  スロベニア・リュブリャナ公演@市役所ホール
六月十一日  イタリア・ミラノ公演@エルフォ・プッチーニ劇場
六月十二日  イタリア・トリエステ公演@トリエステ市立美術館
六月十四日  オーストリア・ウィーン公演@ウィーン大学
六月二十日  ハンガリー・ブダペスト公演@エドヴェシュ・ティーズ
六月二十六日 ポーランド・クラクフ公演@日本美術技術博物館
六月二十九日 ポーランド・ワルシャワ公演@日本情報工科大学
七月三日   キルギス・ビシュケク公演@トゥングチ劇場
七月七日   ウズベキスタン・タシケント公演@国立音楽大学院
七月十日   帰国予定

45日間、13公演。その他WS、学生さんと交流会、大学での交流会など。

ローマではバレエを、ミラノと、ウィーンとブダペストではオペラを鑑賞予定。
初めて行くスロベニアは、この時期最高に美しいですよときいてるので楽しみ。

留守にするのは一か月半ばかしです、すぐです。:

7月、帰国後、21日(土)に、帰国祝い公演として、こんなことしますから、予約してね。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

7月31日(火)19:00〜には、道楽亭にて、凱旋公演「たっぷりお土産話と浪曲の会」を、美舟ちゃんとします。こちらは道楽亭さんにお問い合わせくださーーーい!
posted by ななふく at 19:58| 東京 ☀| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

語り芸パースペクティブ最終回「語り芸の来し方、これから」の会、ご挨拶。

ようこそご来場いただきました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」いよいよ最終回です。
最終回のお題は「語り芸の来し方、これから」。なんという壮大な。
 日本の語り芸のいま現在における最新型は、ラップ、ではないかと思っています。
 ラップ、全然詳しくありません。ただ、「フリースタイルダンジョン」や「高校生ラップ選手権」などのテレビ番組を見ていると、まさに、いま生成している「語り」の、ものすごく生々しいものを浴びて動悸します。
 社会の、低きところから声を上げ、言葉を音楽的に扱い、即興性が強く、腹の底から突き上げるごとき表現。言葉と音楽と情念の、瞬間の融合の連続、のような気がします。
 その日本語ラップの地平を開かれたのが、いとうせいこうさんです。
 いとうさんは、私の兄弟子、でもあります。能楽師の安田登先生のもとで、ともに謡を習っております。月に二回、某お寺の本堂での、早朝稽古。現存する語り芸の中でもっとも古く、儀礼性と、中世以来の身体性を残し、此の世とあの世をつなぐ芸であるお能の、なにがしかを、体に取り入れたいと、眠い目こすりながら、通っています。
 学ぶほどに思うのは、お能、おそるべし、ということ。
今日はいとうさんに最新型の語りを、そしてこのシリーズ二度めのご登壇となる安田先生に、古い形の語りとして、能の一部を演じていただきます。
 そして、楽しみなのは、実は最後のお話です。
朝稽古は、二時間。そのうち一時間は、だいたい、雑談。これが、とんでもなく面白い。
 よく出る話題は、遠い芸能の始原の話。よく出てくるのは、「秦河勝」という人名です。
秦氏は渡来系氏族の長だった人で、聖徳太子に仕え、猿楽(能)の始祖と伝えられる人です。平安京を開いた桓武天皇が渡来系の天皇だったことは有名ですが、その京都に残る「太秦」という地名は、秦氏の住まいがあった地とされています。
そして朝の雑談は、いま大きく変わりつつある世の中、遠い未来のことも話題に出ます。言葉を超える言葉の世界を「親愛なる」という小説で書かれたいとうさんと、安田先生の会話は、今日明日のことできゅうきゅうとしている私の貧しい想像力を、はるか遠くにいざなってくれます。その「雑談」を、この語り芸パースペクティブの締めにしたいと思います。
窮屈なこの世で、はるか遠くへ、私たちを連れて行ってくれるもの、それこそが、芸!
みなさまも、わたくしも、これからも、はるか遠くへ飛べますように……。

2018年2月19日
玉川奈々福
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posted by ななふく at 00:29| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

語り芸パースペクティブ第十回「江戸落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第10回目……残すところあと1回。
あっという間です。

今回の企画で私は、上方落語とお江戸の落語を扱う回を分けました。
そして投げかけたテーマは、「江戸落語は『語り芸』か?」
……つまり、上方の落語と江戸の落語はベツモノであり、江戸の落語を『語り芸』の範疇に入れることに、疑問を持っている、
それを検証しようという意図があります。
となると、『語り』とはなんであるか、ということを、10回目にしてあらためて考える、ことにもなります。

講釈は読む、という。その理由は講談の回でよくわかりました。
浪曲は唸る。
義太夫は語る。
落語をする方々のことを「はなしか」と言います。話、噺、ハナシ……。

ハナシ、と、カタリは、どう違うのか?

いま、空前の落語ブームだそうです。
東西合わせて、落語家さんは900人を超えたという。
そのうち、東京を拠点とする方は640人以上。
江戸落語と言いつつ、東京出身であることはアドバンテージでもなんでもなくなり、さまざまな個性の落語が花盛りです。

でも本来、東京の落語は、ローカルなものなのではないか。
「江戸」的感覚を色濃く残した都会の、限られたコミュニティのなかでだけ共有される、特殊な感覚のものであり、
ナショナルなものでは、本来ないのではないか。
そしてそれが古典化し、ナショナルになろうとする過程で、ハナシ、から、カタリにどんどん近づいてきているのではないか。

という私の感覚的な疑問に、明確に答えてくださるのが、和田尚久さんです。

和田さんは、放送作家、文筆家。落語をはじめ、伝統芸能、お笑い、演劇にも大変お詳しく、
その見方が、いつも私とは全然違う視点、観点なので、驚かされることが多い方です。
今回、ご著書『落語の聴き方 楽しみ方』を参考テキストに挙げましたが、目からウロコの落語論です。
そして、落語がこういう芸であることに自覚的な演者はどなたですかと、和田さんに投げかけたところ、
まっさきに上げられたのが三遊亭萬橘師匠のお名前でした。

萬橘師匠とは、一週間前に、とある落語会でご一緒したばかり。
落語が、落語たる特徴を備えた魅力的な噺を演じられ、ああ、まさにこの回に来ていただくべき方だと思いました。
「奈々福のたずねる語り芸パースペクティブ」。
いままで、すばらしい「語り芸」を数々聞いてきていただきました。今日は、「語り」ではありません、たぶん。
今日が、今回の企画の、キモ、です。

2018年1月29日
玉川奈々福
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posted by ななふく at 19:55| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

語り芸パースペクティブ第九回「浪曲の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第九回目、
年内最後の会は、浪曲でございます。

今回扱う「語り芸」の中で、もっとも新しい、
逆に言えば歴史の浅い、
そして全盛時は日本を覆うほどの勢い、
そこからの衰退の早さ激しさもとんでもないという、
ジェットコースターのような道を歩んできた、「語り芸」の中の鬼っ子です。

江戸時代までは大道芸であったちょぼくれ、ちょんがれ、阿呆陀羅経、でろれん祭文などの諸芸が集まって、
明治時代になって「浪花節」で鑑札を取得しました。
雨風にさらされる辻々で育ってきた芸だから、
道行く人たちを捕えんと、極端な声を出し、臆面もない感情表現をし、三味線という鳴り物も使いました。
社会の最底辺の者たちが担い、それゆえに最底辺の人たちの心に響いた、
もともとは多分に珍芸的要素もある芸だったのではないかと思います。

近代化を超特急で急いだ明治という時代とともに、ぐわんと成長し、
大正という時代に磨かれ花咲いた、その急成長のひずみも背負いこみ、
時代の空気を吸いこみ過ぎたゆえに、凋落も激しかった……ああ、自分の人生賭けてる芸のことだと、
ご挨拶などで言うべきではないことまで、筆が先走ってしまいます。

浪曲は、昭和十八年の時点で全国に3000人も実演者がいたそうです。
さまざまな興行の形があり、さまざまな浪曲がありました。
大看板の先生方による大劇場型の浪曲、
寄席の浪曲、
そしてもっぱら旅巡業の人たちの浪曲。
紅涙振り絞る浪曲もあれば、粋で笑いだくさんな浪曲もあった。
いくつものジャンルにわけられそうなくらいです。
本日ご出演いただく澤孝子師匠は、二代目広沢菊春門下でいらっしゃいます。
菊春先生は、大看板でしたが、落語の寄席に入り、座布団に坐ってサゲのある浪曲を演じてもおられました。
その薫陶を受けられ、また一本立ちしてからは看板として一座を組んで全国を巡業しておられました。
大劇場、寄席、旅、三つの要素を兼ね備えておられるのが澤師匠です。

そして曲師を務められる佐藤貴美江師匠は、奈々福と同期、浪曲三味線教室出身です。
浪曲の魅力は、譜面もないなかで、浪曲師と曲師がセッションすることの中にもあります。
だからこそ、一人前に舞台が弾けるまでが難しいんですが。

本日は、開口一番を短めに奈々福がつとめ(曲師は、名人・沢村豊子師匠)、
そして澤孝子師に、二代目広沢菊春ゆずりの「竹の水仙」を演じていただきます。
仲入り頂戴し、演芸作家であり、浪曲についての著作もある稲田和浩さんによる講義、最後が鼎談という流れです。

2017年12月18日
玉川奈々福
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2018年04月23日

語り芸パースペクティブ第八回「上方落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第八回目、上方落語の回でございます。

いよいよ、演芸の世界に入ってきました。
前回の能から時代はぐっと下って、江戸時代に生まれた芸になります。

なぜ、落語を二回にわけたのか。
私は研究家でもなんでもありませんけれど、感覚として江戸の落語と上方の落語はベツモノ、という気がしております。
それは、生まれ育った場所によるもの、という気がしております。

上方落語に、「ハメモノ」というお囃子が入ること。
そして、基本的な口調が、到底小さな寄席やお座敷内でやるようなものとは思えないこと。
旅の話が多いこと――大道芸から起こった芸の匂いがふんぷんといたします。
そして浪花節の身からすると、そのことに、とっても親しみが湧くのです。

小佐田定雄先生からメッセージが届きました。
「江戸時代の中ごろ、江戸、京、大坂の三都で埋まれた『落語』は、それぞれの町で、それぞれの型で進化をとげてきました。
本日は、京と大坂の上方を中心として発達し、滅亡の危機に瀕し、また復活してきた『上方落語』の特色についてご紹介いたします。
『上方落語』の特色である『旅ネタ』と『芝居噺』をお聞きいただき、下座囃子や見台と小拍子という上方独自の演出がなぜ発生したのかのお話も申し上げます。
桂九雀さんから、上方落語界の現状や修業の方法などについてもうかがえるかもしれません」

九雀師匠とのご縁は、実はもう長いです。
私が曲師だった頃、さる素人さん主催の寄席で、お囃子をご指導いただいて以来。
最近は大阪にうかがうたび会に呼んでいただきお世話になっていますが、
後進を育てようという師匠の強い思いには、いつも感動しております。
お弟子さん、そして若いお囃子さんを育てておられます。
今回は、九雀師匠夫人でもいらっしゃるお三味線の高橋まき師匠、桂吉弥師匠のお弟子さんの弥っこさん、九雀師匠のお弟子さんの九ノ一さんにもお出ましいただき、贅沢なはめもの入りでお送りいたします。

そして小佐田定雄先生。
えっと、実は、私がまだ編集者だった頃、小佐田先生を担当させて頂いておりました。
小佐田先生のご著書をはじめ、米朝師匠、枝雀師匠の本、数々の本をご一緒につくらせていただきました。
亡き枝雀師匠の座付作者。
サラリーマンをさらりとやめて、上方で、落語作家として単身自立という道なき道を開拓してこられたフロンティアでいらっしゃいます。
大尊敬。

2017年11月15日
玉川奈々福

桂九雀「七度狐」

小佐田定雄「解説」より

桂九雀「蛸芝居」

〜仲入り〜

鼎談
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語り芸パースペクティブ第七回「能の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」、早くも中盤第七回目、能の回でございます。

このシリーズに「能」を入れたことに驚かれた方が多かったようです。

はたして、能は、語り芸であるのか。
能は、舞である、との言い方もあり、能は演劇であるという言い方もあり。

実は三年ほど前から、安田登先生に師事し、下掛宝生流(ワキ方)の謡を習っています。
能を習い、それにまつわる安田先生のお話をうかがっていると、芸能の始原の、想像も及ばない深淵のとばくちに立つ気がします。
能というと、観阿弥、世阿弥の名前がまっさきに挙がるかと思いますが、秦河勝(はたの・かわかつ)という、聖徳太子の側近であった渡来系の人物を皆さんはご存じでしょうか? 能の始祖、芸能の神とも言われ……ここから先のお話は、安田先生にお任せいたします。
能は、語り芸であるか。はい、そう言えると思います、が。

それを問うよりも、このシリーズにどうしても入れたかったのは、
能が、今現在続く伝統芸能の中で最も古いものの一つであり、
その起源と歴史、そして詞章の内容はどういうものであるのか、
語りがどういう質のものであるのか、
誰に向けられて語られるものであるのか、
それについてわずかなりとも学ぶことが、私がこのシリーズを企画した意図の核心につながると思ったからです。

安田登先生。親しく教えを乞うている能楽師の先生ですが、中国古代哲学、甲骨文字、金文、古典ギリシア語、シュメール語、アッカド語等の何千年前の言語や哲学から、最先端のAI、AR、VR、ゲームに至るまで、射程距離広すぎて深すぎて、正体不明の先生です。

槻宅聡先生。コラボ公演でお舞台をご一緒させていただいておりますが、その笛の音色、息で打つような音に、ひゅんと、異界へ連れて行かれる思いを何度もしました。

本日は、能「隅田川」の語りを実演していただき、そして、能のメソッドを用いて(何故か奈々福も三味線で参加して)夏目漱石を聞いていただきます。

2017年10月30日
玉川奈々福
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2018年04月22日

語り芸パースペクティブ第六回「女流義太夫の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第六回目、女流義太夫の回でございます。

浪曲は、男性演者の多い芸能ではありましたが、古くから女流浪曲師がいました。
いま現在「浪曲」というひとつのジャンルに、男性も女性もいて、曲師(三味線)も男性女性ともどもいる状況です。

ところが、義太夫は男性と女性が分かれています。先月、第四回目に「義太夫節」を開催いたしましたが、お出ましいただきました豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんは、人形浄瑠璃の文楽協会の会員さんで、文楽協会所属の演者さんたちは全員男性です。
それとは別に、義太夫には女流の伝統があります。

女流義太夫は江戸時代に生まれたそうです。明治時代、浪花節人気が沸騰する前。
つまり日露戦争が終わって桃中軒雲右衛門が登場する前、東京で大人気だったのが娘義太夫。
一時期の東京には、娘義太夫の演者が1000人以上もいたそうで、その演者を追いかけ、客席から「どうするどうする!」という声をかける「堂摺連」という、女義オタクたちが生まれ、それはそれはすさまじい人気だったとか。

本日は人間国宝であられる太夫・竹本駒之助師匠と、私にとって尊敬するお姉さまである三味線の鶴澤寛也さんをお招きし、
また解説には、義太夫節のときにもご登壇いただきました、早稲田大学教授の児玉竜一先生に再度お出ましをいただきます。
太夫一人と三味線一人。女性が演じる語り芸。女流浪曲師としては、もっとも興味津々な今回です。
もともと男性が演じる芸として骨格をつくられたものを、女性が演じるためには、越えなければならないハードルがいくつもあります。
また、義太夫の回のときに指摘された、義太夫節が上方言葉で語られることのハードル、もあります。
先月の義太夫節は、語り芸ここに極まれりと思うような、声、音の激しさ、臆面もないと思うほどの表現の直截さでありました。
これを女流で、どうやって身に背負いうるのか?……と考えながらも、結局、駒之助師匠の語りの深さに溺れてお終いな気もします。
駒之助師匠……この空間で拝聴できるなんて、実に、大変なことなんですよ! 耳をダンボにして拝聴してください。

2017年9月26日
玉川奈々福
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語り芸パースペクティブ第五回「講談の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第五回目、講談の回でございます。
浪曲は、多くの演題を、講談からいただいております。前回、義太夫が、さいたる長編戯曲であると、児玉竜一先生がおっしゃいましたが、講談も、長編の物語の多い芸能です。
それを浪曲はいただきながら、多くの浪曲師(含:奈々福)は、いい場面だけやって、ダレ場はやらず……なんてこともありまして。

ところが浪曲はやはり芸質が違うのでしょう。三味線があり、節がある中で、力の入れどころ、味付けが違うんですよねえ、これが。
そういう、語り芸ごとの質の違い、に強く興味を持ちます。

というわけで、今日は講談。講談は「語り芸」ではありますが、「語る」とは言わないようで「読む」というようです。
そして、どうやら東西でいろいろ違うようです。

東から、以前よりさまざまに教えをいただいております神田愛山先生。
そして、西から、旭堂南海先生、超尊敬するお二人の先生にお出ましいただきました。

愛山先生は、私の師匠・二代目玉川福太郎亡き後、「天保水滸伝」の連続読みをされると聞き、勉強させていただきに通いました。
南海先生も、勉強させていただくために大阪にうかがいました。そのとき拝聴した「難波戦記」、真っ赤な甲冑を付けた真田幸村が騎馬で走って来るさまがまざまざ見えて、奈々福、ひっくり返りました。
そして六年前、私のプロデュースで、お二人の先生方のご出演で「悪党列伝」という企画をやらせていただきました。二日間、長講一席ずつ、翌日は前日の続きを読んでいただく。愛山先生が「徳川天一坊」より2席、南海先生が「浪花五人男」より2席。お二人の語りの怒涛のうねりに、二日間、ぶっ飛びました。本当に、すんごかった……。

説経祭文にもごぜ唄にも、義太夫にも、三味線という武器がありました。講談は……語りひとつです。その語りひとつのすごさを、どうぞご体験ください。
演目は、愛山先生が「徳川天一坊」より「網代問答」(これを「悪党列伝」でやっていただいたとき、演じ終わった先生が私をじろり睨んで「命を削ったぞ」と言われたことが忘れられません。これを演っていただけるなんて、もう、胸がいっぱいです)。南海先生が「浪花侠客伝」より「木津勘助」(これ、浪曲にもあります)です。

2017年8月25日
玉川奈々福
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2018年04月21日

語り芸パースペクティブ第四回「義太夫節の会」ご挨拶

ごあいさつ

「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第四回に、ようこそご来場くださいました。 
 先月の番外編「パンソリ×浪曲」までを終えて、すでに語りの表現の多様さ深さに、そしてそれを楽しまれる皆様の懐の深さに、企画した私自身がちょっとくらくらきておりますが、今回はまた、超贅沢な回です。

豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんのお二人、この組み合わせを、この空間で聞ける。
しかも、早稲田大学教授にして、早稲田演劇博物館副館長、新聞紙上で毎度すんごい歌舞伎評を書いておられる児玉竜一さんの解説つきで!「なんとかこの回だけ、すべりこませていただけませんか?」というお申し越しをいくつもいくつもお断りしました。
超貴重ですから、堪能してくださいね。

 日本は節つきの語り芸の多い国で、古くは平家琵琶、中世に入って能楽、近世の浄瑠璃の代表格として義太夫節、近代に入って浪花節……これを「四大叙事曲」というと、ものの本で読みました。
ではそれが、発展関係にあるかというと、義太夫の歴史の本には義太夫節は謡の影響をうけて発達したと書いてあるのですが、義太夫節と浪花節には、そういう明らかな関係はなさそうです。
ただ、関西の浪曲は、義太夫節の影響を受けているなと感じることがあります。
上方の芸は、音が複雑。江戸の浄瑠璃は男性の声も高く澄んでいるのに、義太夫節は声に濁り成分があり、三味線も太棹で、音も太く重い。そして、これほど臆面もなく感情表現をする語りは、義太夫節と浪曲に極まる、気が私はしています。

これだけ語り芸が多様であるということは、それぞれの芸にゆだねるものが別々にあるということです。人々は、義太夫に、何をゆだねたのか。そして義太夫を受け継ぐ方々は、それをなんだととらえておられるのか。ああ、聞きたいことがいっぱいだ!

2017年8月15日

玉川奈々福
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語り芸パースぺクティブ 番外編「浪曲とパンソリの会」ごあいさつ

ごあいさつ

ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」番外編でございます。
日本の語り芸最新モデル「浪曲」と、韓国を代表する語り芸「パンソリ」。
かたや三味線、かたや太鼓。音を相手に物語を語る、姉妹のような二つの芸です。

そして、貴顕に守られ育った芸ではなく、地べたに立って、低きところから声をあげ、物語を歌い語り続けてきた「声」でもあります。
そんな二つを、ご堪能いただき、また、奈々福・聖民二人の縁をつないだ、作家・姜信子の解説をお聞きいただきたいと思います。

<浪曲>
もともと「浪花節」と呼ばれた、明治時代初期に成立した語り芸。鎌倉時代の平家琵琶、室町時代の謡曲、江戸時代の浄瑠璃(義太夫節)に続く、日本四大叙事曲の一つ。三下りに調弦された三味線とともに、物語を節と啖呵(台詞)で演じる。その母胎は説経節、デロレン祭文、阿呆陀羅経などの大道芸で、その先祖は宗教音楽時代の説教、祭文である。大正時代から徐々に、「浪曲」と呼ばれるようになった。
【陸奥間違い】
将軍家台所小役人年三十俵をいただいております穴山小左衛門。年三十俵をいただいて奥さんと二人、傘張りの内職をしながら、食ったり食わなかったり。今日は大みそか、どうしても三十両というお金がないと年が越せない。そこで、古くからの友人に借金をするため、下僕をつかわしたのだが……間違いが間違いを呼ぶ波乱万丈の展開!

<パンソリ>
一人の唱者(チャンヂャ)が太鼓の伴奏・鼓手(コス)に合わせて歌とせりふ、身振りで物語を語っていく伝統芸能。18世紀末に原型ができた頃には祭りや市の日に村の広場で、パンノルムと呼ばれる大道芸の一つとして演じられるものだった。その後、支配層である両班(ヤンバン)が自宅の庭や座敷に唱者を招くようになり、室内でも演じられるようになり、語りの内容もその嗜好に合わせ、漢詩や故事成語などが多く引用されるようになった。
【水宮歌(スグンカ)】




2017年7月8日
玉川奈々福

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2018年04月03日

5月と6月、あとちょびっと7月の予定!

ちょっと先の予定まで更新しておきます。

1日(火)みちゆき〜奈々福×吉坊 二人会 第六夜@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「亡霊剣法」(伊藤桂一原作 奈々福作 曲師:沢村豊子)
桂吉坊「天神山」(お囃子:恩田えり 他)
濃ゆいトークあり。
木戸銭:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
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★吉坊さんとの「みちゆき」は全十回予定。早くも折り返しです。吉坊さんは上方落語のひとで、ずうっと年下なんですけれど、ものすご芸能詳しくて、血中芸濃度が非常に高く、私はそれに甘えるような感じで毎回楽しんでおります。今回のテーマは、「男と女、この世ならぬみちゆき」。チケット、奈々福持ち歩いています。

3日(木・祝)渦41 うごめく2018春「伝渦」@しもきた空間リバティ13:00〜
出演:バロン(ボードビリアン)、ヘルシー松田(コミックマイム)、玉川奈々福(浪曲)+沢村美舟(曲師)渡部八太夫(説教祭文)、坂本頼光(活動弁士)
木戸銭:3000円/自由席/予約者優先当日整理券番号受付順入場
予約問合:件名「渦41予約」uzumarishiro@icloud.com  電話 03-5856-3200渦産業
公演渦名、日にち、お名前、枚数、連絡先を明記、もしくは留守電吹き込みよろしく。メール予約の場合、返信PCメール受信を可能な設定で、電話番号明記よろしく
下北沢駅南口の改札口が3/25より閉鎖されました!以下の方法で御無事に到着なさいますように。小田急線の場合は、 下北沢駅 南西口改札出て左へ、Recipe下北沢の看板を左へ(ホテルレファの角)、道なりに進むと旧南口。マクドナルドと携帯電話屋の間の坂を下ってもらって1階にABCマートがあるいさみやビルの4階です。井の頭線の場合は、下北沢駅北口からが近いみたいです。いずれにしろ、道に迷う分を見越して、少し余裕を持ってお出かけくださいませ。
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★道なき道を開拓する芸能者たちを集め、会を催してこられた、われらが木村万里さんプロデュースの渦。今回はお初の方々との顔合わせで、非常にたのしみです!

5日(土・祝)浪曲定席木馬亭「特別企画公演 甚五郎と名工」@木馬亭12:15〜
出演:東家恭太郎「団子一本物語」曲師:沢村美舟
   富士実子「愛染松坂城」曲師:馬越ノリ子
   木村勝千代「五郎政宗孝子伝」曲師:伊丹明
   玉川奈々福「甚五郎旅日記 掛川宿」曲師:沢村美舟
   東家若燕「甚五郎 京都の巻」曲師:佐藤貴美江
   講談:田辺鶴瑛
富士琴美「名工二代」曲師:伊丹明
澤孝子「竹の水仙」曲師:佐藤貴美江
★毎年5月の定席は企画ものを入れておりますが、今年は三日間。3日が大義士祭、4日が遊侠の日、そして奈々福出演の5日が「甚五郎と名工」をテーマに。いや、こういうテーマ別で浪花節聞くと、深く浸透しますよ。とくに甚五郎モノはたくさんあり、この日は、三本。澤師匠の「竹の水仙」は絶品!!!です。

7日(月)浪曲定席木馬亭@木馬亭12:15〜
出演:天中軒景友 国本はる乃 玉川奈々福 澤順子〜仲入り〜玉川太福 宝井梅福(講談)富士琴美 三門柳
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★バラエティに富んだ顔づけの日です。男女のバランスも、関東節、関西節のバランスも。多彩な浪曲を聞いていただける日かと思います。

11日(金)入船亭小辰の武者修行「聴きたいっ!!」第3回@道楽亭19:00〜
出演:入船亭小辰(落語)
ゲスト:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)
木戸銭:ご予約2000円・当日2500円 終演後打上げあり(会費3500円/希望者のみ)
予約:道楽亭03-6457-8366
★小辰さんの会のスケに呼んでいただきました。落語以外の芸を聴きたいそうなんです。なに聞きたいかなあ。こんな呼ばれ方初めてなんで、どきどきしますけど、楽しみです。

12日(土)第一回ながめ浪曲会〜奈々福華芝居〜玉川奈々福独演会@ながめ余興場13:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)天中軒景友(曲師:沢村美舟)
会場:ながめ余興場(群馬県みどり市大間々町大間々1635)
アクセス:わたらせ渓谷鐵道大間々駅下車0.5km、車約2分・徒歩約5分
     東武鉄道赤城駅下車1.6km、車約4分・徒歩約20分
     75番バス停「ながめ公園前」(電話でバス)下車すぐ
入場料:2,000円
問合:上州話芸研究会 電話 070-6420-1320(留守電対応) 
mail. gunma41105@yahoo.co.jp
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★長年あこがれであったながめ余興場で、独演会をさせていただきます! 先月、開演時間を14時と書いてアップしましたが、13時になりました。昭和十二年建設の古い芝居小屋(豊子師匠とおない歳!)です。数々の芸が、小屋に沁みわたってます。そこで浪曲やれるの、超嬉しい。渡欧前の、壮行会に位置付けます。東京からも、他からも、日帰り遠足と思って、赤城のお山も見える大間々へ、来てください。

14日(月)渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:古今亭志ん五 春風亭昇々 玉川奈々福(曲師:沢村美舟) 隅田川馬石
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ
★毎月楽しみ渋谷らくご。砥石であり、励みであり。

19日(土)もー吉ライブだ浪花節!@神楽坂・もー吉18:00〜
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:6000円(食事+飲み放題つき)
予約:もー吉(新宿区神楽坂2-10)03-5261-2128
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★もー吉ライブも、十四回目です。太福さんの文化庁芸術祭新人賞受賞を肴に飲みましょう。また、ここも奈々福渡欧前の壮行会と位置づけます。しばしのお別れなの、会いにきてね。

20日(日)三遊亭兼好、神田阿久鯉、玉川奈々福 三人会〜喋る、読む、唸る@横浜にぎわい座13:00〜
出演:三遊亭兼好(落語)、神田阿久鯉(講談)、玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)
木戸銭:3200円
予約問合せ:横浜にぎわい座045-212-5555
〜落語、講談、浪曲の三大話芸を楽しむ日曜日 滑稽を生きる座布団宇宙、ぱあっと明るく兼好落語。史実を元に、釈台前に凛と構える阿久鯉講談。沢村豊子三味線と丁々発止、熱ほとばしる奈々福浪曲。さあ、横浜の地で贅沢舞台の緞帳上がり
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★兼好師匠、阿久鯉さんとの嬉しい会。落語講談浪曲、それぞれの芸の違いを体感できる、貴重な公演です。

25日(金)福岡天神イムズ寄席 特別企画「柳家喬太郎まつり」第三夜「喬太郎・奈々福 二人会」@イムズホール(福岡市中央区天神1-7-11 9階)
出演:柳家喬太郎(落語)玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)2席ずつ
入場料金:全席指定3,900円(税込)
お問合せ:アム・サポート 092−272−1550
(月〜金10:00〜18:00 ※土・日・祝日除く)
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★超うれしい。アコガレの喬太郎師匠に、呼んでいただき、福岡で、なんと二人会です。

5月27日〜7月10日奈々福欧州・中央アジア浪曲公演

これが今年の奈々福の一大プロジェクト、です。
一か月半ほど日本を留守にして、欧州と中央アジア七か国ほど、美舟ちゃんを連れて浪曲でまわってきます。7月10日帰国予定です。海外の芸能、とくに語り芸と出会いたいです。外国で演じる浪曲、外国から見える日本……いろいろ勉強してきたいとおもってます。
以下、いまのところ決まっている公演予定。日本からの参戦も大歓迎!

五月二十七日 出発
五月二十九日 イタリア・ローマ公演@ローマ日本文化会館
六月二日  スロベニア・シュコフィアロカ公演@スコルスキドモ
六月五日  スロベニア・スロベングラッツ公演@文化ハウス
六月六日  スロベニア・リュブリャナ公演@リュブリャナ大学
六月六日  スロベニア・リュブリャナ公演@市役所ホール
六月十一日 イタリア・ミラノ公演@エルフォ・プッチーニ劇場
六月十二日 イタリア・トリエステ公演@トリエステ市立美術館
六月十四日 オーストリア・ウィーン公演@ウィーン大学
六月二十日 ハンガリー・ブダペスト公演@エドヴェシュ・ティーズ
六月二十六日 ポーランド・クラクフ公演@日本美術技術博物館
六月二十九日 ポーランド・ワルシャワ公演@日本情報工科大学
七月三日  キルギス・ビシュケク公演@トゥングチ劇場
七月七日  ウズベキスタン・タシケント公演@
七月十日  帰国予定

45日間、13公演。
ヨーロッパの、日本文化研究についてレベルの高い大学や、研究者の方々とご縁をいただき、まわらせていただきます。学生さんたちや、研究者の方々と意見交換をできるのも楽しみ。
イタリアは、大好きな国。ローマとミラノは三回目ですけれど、初めて行くトリエステは、スロベニアとの国境の町で、須賀敦子さんを読んで以来、行きたかったところ。
できれば歌劇場で、オペラ鑑賞をしたいです。
初めて行くスロベニアは、この時期最高に美しいですよときいてるので楽しみ。
ウィーン大学の日本文化研究はかなりハイレベルで、院生の方々は、源氏物語を原文で読めるレベルだとか。そんな中で浪花節。
ハンガリーのブダペストは温泉大国だそうですよ。も〜楽しみ!
ポーランドのクラクフの現場は、「漫画博物館」と呼ばれ、やはり日本文化研究が盛んに行われている場所です。
中央アジアのキルギスは、世界最大の長編叙事詩マナスがある国。その語り部の方々がいるそうです。その方々との共演ができるかも。
ウズベキスタンは、ちょっとしたご縁があり。首都での公演ですが、できればサマルカンドに行きたいようっ! 
というわけで、しばらく留守にいたしますので、5月の公演には、ぜひぜひ来てくださいませませ。
といっても、留守にするのは一か月半ばかしです、すぐです。

7月、帰国後、21日(土)に、帰国祝い公演として、こんなことしますから、予約してね。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)

2018年7月21日(土)13:30開場 14:00開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867
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2018年03月07日

4月の予定!

1日(日)玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!vol.43@木馬亭10:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
ネタおろしの演題「まだ発表できませんけど新作です」
木戸銭:500円(朝一番の笑顔付!)
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★とある戯曲を浪曲化したいんですけれど、いま許諾交渉中です。朝、木馬亭でやるのに到底ふさわしいと思えないものですけれど、やってみます。

2日(月)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:東家恭太郎、港家小ゆき、玉川奈々福、浜乃一舟〜仲入り〜澤惠子、神田京子(講談)、玉川こう福、澤孝子
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
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★関東節と関西節のバランスのいい日です。恭太郎さん、一舟師匠と男性も入り、浪花節の幅を感じていただける日になるかと。トリの澤師匠のスゴさは言うまでもありませんが、ここのところ続けて拝聴して、本当に圧倒されるので、ぜひ聞いていただきたいです。

4日(水)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:小そめ 涼月舞子太福〜仲入り〜奈々福 貞寿(講談)勝子 路子
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
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★弟弟子の玉川太福さんが、このたび、第72回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞いたしました。それを木馬亭、浪曲協会挙げて祝う、定席の中での企画公演です。彼は初の中トリという、出番で口演いたします。師匠亡きあと、四年間も彼にお稽古をしてくださった大利根勝子師匠もこの日はご出演。姉弟子として私も出演できることを喜んでおります。トリは会長・富士路子。平日昼間なんですけれど、有給とって、弟弟子をぜひとも祝いに来てやってください。

5日(木)「第7回奈々福・太福『龍鳳』浪曲会」@中華レストラン「龍鳳」(小山市羽川487−6)18時30分〜
出演:玉川奈々福、玉川太福 曲師:玉川みね子
木戸銭:3000円(ラーメンと餃子付き)
※お酒を飲まれる方は、+2000円で飲み放題でございます。
ご予約・お問い合わせ:0285-23-5504(龍鳳)

7日より一週間、関西公演です!

7日(土)堺・観音院様にて浪曲会17:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)

8日(日)第12回凱風館寄席@神戸市・凱風館14:00〜
「お江戸の浪曲師・玉川奈々福 独演会」
【日 時】 2018年4月8日(日)14時開演(受付:13時半) ※16時頃終演予定
【木戸銭】 2,000円(学生1,000円) ※小学生以下は無料
【演 目】 「仙台の鬼夫婦」、ほか新作一本(曲師:沢村さくら)
【場 所】 凱風館(JR神戸線住吉駅より徒歩約3分)
【対 象】 凱風館まわりの方(合気道凱風館、甲南麻雀連盟など内田家の皆さん及びそのご家族・ご友人)、MTK会員
★四度目の凱風館! 超聞き上手なお客様、ナマの響きのいい、畳の香る道場で、浪曲二席。半分クローズドの会です。内田樹先生に、奈々福の定番をまだ聞いていただいてないので、古典は「仙台の鬼夫婦」にして、あとなんか新作します。MTKは随時会員募集しておりますので、事務局にお問い合わせくださいませ。mottonanafuku@gmail.com

9日(月)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜
こちらに出演者情報があります。https://www.hanjotei.jp/date/2018/4/?cat=3
木戸銭のご案内はこちらにあります。https://www.hanjotei.jp/price/
奈々福の曲師は、沢村さくらです。
 お問い合わせ:06‑6352‑4874 https://www.hanjotei.jp/price/
★繁昌亭再び!嬉しいなあ。東京で落語の寄席はシブラクに出るだけですが、大坂で、上方落語の並み居る師匠方の中で、短めですが浪曲やらせていただきます。今回はなにをしようかな。

10日(火)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

10日(火)桂吉坊・玉川奈々福二人会@天満天神繁昌亭)18時45分開演
 出演:桂吉坊「愛宕山」ほか一席
玉川奈々福「英国密航」ほか一席(曲師:沢村さくら)
 入場料:前売2700円/当日3000円 
 お問い合わせ:06-6131-5173 https://www.hanjotei.jp/
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★吉坊さんが、早くも二回目の二人会を企画してくださいました。東京での二人会「みちゆき」は、一席ずつですが、関西はトークがないかわりに、二席ずつ。長い(笑)。吉坊さんの愛宕山、楽しみだなあ!

11日(水)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

12日(木)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

12日(木)奈々福姐さん京都の陣―玉川奈々福独演会@京都・瑞泉寺19時00分〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)演目:「金魚夢幻」、ほか古典一席
場所:慈舟山瑞泉寺(京阪三条駅より徒歩5分)
入場料:2000円
 お問い合わせ:info@zuisenji-temple.net http://zuisenji-temple.net/
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★京都木屋町の瑞泉寺さんは、豊臣秀次公のお墓のあるお寺さんです。太閤秀吉の甥であった秀次公は秀吉に切腹させられ、一族三十九人もの方々が処刑された場所に建てられています。その場所を守っておられるお寺のご住職さまは、素晴らしい絵を描くイラストレーター、デザイナーさんでもいらっしゃいます。こちらの、ご案内をいただきました。http://zuisenji-temple.net/infomation/%ef%bc%94%e6%9c%8812%e6%97%a5%e6%9c%a8%e7%8e%89%e5%b7%9d%e5%a5%88%e3%80%85%e7%a6%8f%e7%8b%ac%e6%bc%94%e4%bc%9a%e4%ba%ac%e9%83%bd%e7%91%9e%e6%b3%89%e5%af%ba.html


13日(金)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

13日(金)玉川奈々福独演会@練心庵18:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)2席
場所:練心庵(阪急曽根駅より徒歩約5分)
 詳細は練心庵ホームページ(https://renshinan-sone.jimdo.com/)での発表をお待ちください。
★釈徹宗先生の練心庵には、一度うかがったことがありますが、浪曲で呼んでいただきました。うれし〜。先生からも「金魚夢幻」のリクエストをいただいております。2席の間に、釈先生とのトークも入ります!

15日(日) 玉川奈々福純情浪曲集@なかの小劇場16時〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:全席自由2700円
ご予約:オフィス10 03-6304-8545 office10.jyu@gmail.com
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★純情浪曲集も、もう4回目です。コンパクトないい会場で、さっぱりと二席。この日は直前同じ舞台で、弟弟子の会もあります(13時半より)

16日(月) 渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:柳家緑太 玉川奈々福(曲師:沢村美舟)春風亭百栄 橘家文蔵
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ: http://eurolive.jp/shiburaku ユーロライブ
★毎月楽しみ渋谷らくご。二番目という出番は久々(定番で三番バッターなので)、気分ちがうものです。

19日(木)奈々福・太福の浪曲浮かれナイト 清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19:00〜
出演:玉川奈々福「忠治旅日記より 忠治山形屋」玉川太福「清水次郎長伝より 石松三十石船」(曲師:玉川みね子)
木戸銭:予約1800円 当日2000円
@らくごカフェ(神保町交差点より九段方向へ30秒歩いた左手。古書センタービル5F)
予約:らくごカフェrakugocafe@hotmail.co.jp 03-6268-9818
★記念すべき20回目(!)の、弟弟子との会。いずれもやくざの話ですが奈々福は侠客伝、弟弟子はいわゆる三尺モノ、となります。通常この会は、4月のおはようライブでネタおろしする演題を再度かけることにしているのですが、ちょっとらくごカフェでやりにくいモノになる(?)予定なので、久々に蔵から出す演題にさせていただきます。毎度の二人のトークコーナーもあります。

23日(月)談四楼奈々福二人会@上野広小路亭18:00〜
出演:立川談四楼(落語)2席 玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)2席
木戸銭:前売り2000円 当日2500円
予約問合せ:お江戸上野広小路亭(台東区上野1-20-10 TEL:03-3833-1789)
受付時間:12:00〜18:00
★立川談四楼師匠は浪曲応援団でいらっしゃいます。心を寄せていただいていて、本当にありがたくおもっておりますが、またお声掛けいただき、広小路亭にて畏れ多くも二人会をさせていただくことになりました!うわあい。

26日(木)玉川奈々福・沢村豊子たっぷり浪曲とおしゃべりの会@道楽亭19:00〜
出演:玉川奈々福 沢村豊子(2席+トーク)
木戸銭:2500円(別途打ち上げあり3500円)
予約問合せ:道楽亭 
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★七か月ぶりのおしゃべりの会。前回お師匠さんが「もう節はいいよ」と言ったのですが、最近聞いたら「稽古しとくよ。稽古すれば声は出るんだよ」と意気込むようなことをおっしゃったので、今回も通常どおりで参ります。人気企画につき、ご予約お早目に。

【速報!】これだけは来てね、東京からも来てね、ツアー組んできてね、企画!
◆ご案内◆
ながめ浪曲会(第1回) 奈々福華芝居〜玉川奈々福独演会〜

日時:2018年5月12日(土)   13時開演(開場は30分前)
会場:ながめ余興場(みどり市大間々町大間々1635)
アクセス:わたらせ渓谷鐵道大間々駅下車0.5km、車約2分・徒歩約5分
     東武鉄道赤城駅下車1.6km、車約4分・徒歩約20分
     75番バス停「ながめ公園前」(電話でバス)下車すぐ
入場料:2,000円
出演:玉川奈々福、天中軒景友
曲師:沢村豊子、沢村美舟
問合:上州話芸研究会
   電話 070-6420-1320(留守電対応)
   mail. gunma41105@yahoo.co.jp
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★長年あこがれであったながめ余興場で、独演会をさせていただきます! 足尾銅山華やかなりしころの古い芝居小屋です。収容数600! いっぱいお客様入れますから、いっぱいきてください!


posted by ななふく at 00:19| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

語り芸パースペクティブ第三回「ごぜ唄・説経祭文」の会のご挨拶

今年度開催している、「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」。
六月に第三回「説経祭文 ごぜ唄」の会を開催しました。
ご出講いただいたのは、説経祭文の渡部八太夫師匠と、ごぜ唄継承者の萱森直子さん。
いずれも、ナマで聞く機会のとても少ない、貴重な芸です。
その二つは、遠くないはず、と予想して組み合わせたものですが、お二人の実演を聞くと、やはり全然違う芸なのでした。声から、三味線から、伝わってくる、その芸能の出自の匂い、に、多くのお客様が震えた、会でした。そのときのご挨拶を掲出します。

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ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第三回目でございます。
私は浪曲師ですが、浪曲の源流にある芸能として挙げられている芸のなかに「説経節」「祭文」があります。でもその二つがくっついた「説経祭文」という芸があることを最近まで知らず、その流れを教えてくれたのが、渡部八太夫師匠です。一度は説経節の名跡を継承されたものの、それを返上し、現在古説経の復活に取り組んでおられます。
萱森直子さんとは、新潟にお仕事で行ったときに出会い、最後の長岡瞽女と呼ばれた小林ハルさん伝授のごぜ唄を聞かせていただきました。
仏教の唱導から生まれた「説経」。
神を祭る文章、つまりは神道の流れの中から生まれた「祭文」。
古い芸能です。もともとはどういう音楽性のものであったのか、それがどう変遷してきたのか、音の歴史は記録に残らず、たどるべくもありません。「梁塵秘抄」の撰者であり、自らも今様に狂い、遊女に歌を教わって声節を磨き続けた異形の法皇、後白河院がこう言われたそうです。
「おおかた詩を作り、和歌を詠み、手を書くともがらは、書きとめつれば末の世までも朽つることなし。こえわざのかなしきことは、わが身かくれぬる後、とどまる事のなきなり」
そう、声は、この世にとどまってくれない。
記録できないから、体から体へと伝えるしかなかった。でも、だからある意味、より確実であると、私は思うのです。
古形を残しているかどうかを問いたいとは思いません。それよりうかがいたいことは、実演者であるお二人が、中世このかたの、一番底辺に近いところから生まれ、地を這うようにしながら残って来たこの芸にどう惹かれ、どうして受け継ぐことになり、その芸の本質を、どうとらえておられるのか、ということです。
演目は、萱森直子さんが「葛の葉子別れ」、渡部八太夫さんが「小栗判官 鬼鹿毛」です。


<ごぜ唄>
瞽女(ごぜ)と呼ばれた盲目の女性芸人たちがうたい継いできた芸能。飾り気のない荒々しい響きと「目で見る」事に頼らないがゆえの自由さが生み出す「迫力」……越後の地でのみ生き続けてきた民謡やはやり歌などさまざまなジャンルを取り込み、涙も笑いも、縁起担ぎや祝い唄も、何でもありの豊かな娯楽芸だが、その要となるのが「祭文松坂」。長い物語を一定のリズムの三味線に乗せてしみじみと展開してゆく。
萱森 直子(かやもり なおこ)
「最後の瞽女」とよばれ「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」保持者として国から認定された長岡瞽女、故小林ハル(2005年105歳で死去)に師事。
小林ハルの伝えた3種類の節回しで祭文松坂を唄い分けることができる唯一の唄い手であり、師のすすめにより高田瞽女・故杉本シズを通して高田系瞽女唄も習得するなど、広範な演目を伝承。長岡、高田、両系統の瞽女唄を直接伝授された唯一の伝承者でもある。

<説経祭文>
その源流は、室町の頃より語りつがれてきた「説経節」にある。だが、説経節は舞台芸能としては江戸初期には衰退、代わって山伏姿の辻芸人が法螺貝や錫杖を片手に「祭文」として語るようになる。江戸後期、その山伏祭文に薩摩若太夫が三味線を合わせて寄席芸として再生させたのが「説経祭文」である。主な演目は「山椒太夫」「小栗判官」「信徳丸」「葛の葉」「刈萱」等。他の芸能にも大きな影響を与えたが、先の大戦を境に衰え、1960年代に断絶。それから30年後、渡部八太夫の「説経祭文」再生の取り組みが始まる。
渡部八太夫(わたなべ はちたゆう)
東京生まれ。小学校教員として東京の地芝居「二宮歌舞伎」の復活に関わり、子供歌舞伎創設のために邦楽(長唄、義太夫、説経節)の道に入る。 1997 年「小栗判官一代記」で初舞台。2005年薩摩派説経節家元十三代目若太夫を襲名。 2011 年 文弥人形 猿八座の座付き太夫として八太夫を名乗り、若太夫は廃業。現在は文弥節を活用して古説経、古浄瑠璃の復活上演に取り組むとともに、説経祭文の現代的再生に挑戦している。
2017年6月14日
玉川奈々福
posted by ななふく at 02:26| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする