プロフィール
this is the NANAFUKU
名前:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:女性
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995年7月7日、玉川福太郎に入門。三味線の修行をしていたが、師の勧めにより2001年より浪曲師としても活動。2004年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回をプロデュースしたが、全10回公演がすべて大入り満席となる。2006年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲や、長編浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。かに座のO型。賞罰、なし。平成30年度文化庁文化交流使として、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの七か国で公演を行った。
MIDO9459.JPGAAJJ0027.JPGAAJJ9949.JPG撮影森幸一c_0056.JPG撮影森幸一(舞台写真)・御堂義乘(ブロマイド)

NEWS!奈々福の初DVD発売! 
「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ! 〜弾き語り浪曲シンデレラ+古典浪曲 仙台の鬼夫婦」
(企画・著作:ななふく本舗 製作:(株)秀真 発売元:ななふく本舗 販売:(株)クエスト 定価3000円(税別)。
全国のCDショップ、書店で取り扱うほか、アマゾンほかのネットショップでも購入可能。
奈々福後援会でも取り扱います(別途送料205円がかかります)。ご注文はtamamiho55@yahoo.co.jp へお願いします。
ジャケット.jpg

ほぼ日学校長・河野通和×玉川奈々福対談
https://gakkou.1101.com/online/2018-06-25.html

「和装人インタビュー第50 玉川奈々福」by辻屋本店

玉川奈々福への仕事のご依頼は、ななふく本舗へ 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
◎ おもいっきり笑える浪曲が聴きたい!
◎ 甚五郎さんや、忠臣蔵や、次郎長や、昔ながらの浪曲が聴きたい!
◎ 子供に、読み聞かせをしてほしい。三味線の音色も聴かせてほしい。
◎ 浪曲漫才もありえるんですか?
◎ 結婚式や、〇回忌で、一代記をやってほしい。
……などなど、お気軽にご相談ください。

奈々福自主公演の予約お問合せも、ななふく本舗へ(090-7001-6867 
ななふくonついった
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奈々福on facebook
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2018年08月31日

10月の奈々福。

大阪、山形、静岡、北九州、個人的に京都、そして月末は中国! 旅の多い月になります。秋はわりと、ね。

10月1日(月)浪曲。三味線の視座 第一回@亀戸駅前カメリアプラザ6F和室19:00〜【ご予約締切】
出演:玉川奈々福 沢村豊子
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp
☆浪曲は一人の芸ではありません。浪曲を、三味線の立場から、魅力を解剖してみようという試み。三回シリーズの初回。毎回、スゴ曲師をお迎えし、一席の浪曲の構造やテクニックを分解解説しながら、曲師の立場からの、難しさ、面白さ、浪曲師への希望(!)また、何故曲師の道を選んだのかのお話うかがった上で、最後に浪曲を聞いていただきます。浪曲三味線、こ〜んなに自由で多彩で魅力的、なのを発見してください! 初回は沢村豊子師匠。ご予約いっぱいで、キャンセル待ちになっております。


2日(火)天満天神繁昌亭昼席@天満天神繁昌亭13:00〜
出演:月亭遊真/笑福亭呂好/林家染雀/伏見龍水(曲独楽)/笑福亭達瓶/桂文太
〜仲入〜玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村さくら)/林家菊丸/桂団朝/桂福団治(出演順)
https://www.hanjotei.jp/performances/day/
木戸銭:前売り 2,500円 / 当日 3,000円
予約問合せ:天満天神繁昌亭 
☆大阪の落語の定席、繁昌亭にまた出演させていただきます。落語の寄席に出られるのは、その流れの中に身を置けるのは、嬉しい楽しい。緊張するけど。


2日(火)吉坊奈々福二人会 第三回@天満天神繁昌亭18:30〜
出演:桂吉坊「蛸芝居」ほか1席
   玉川奈々福「梅ケ谷江戸日記」ほか1席(曲師:沢村さくら)
開口一番:桂団治郎「開口一番」
開演:午後6時30分(6時開場)全席指定
前売2,700円 当日3,000円
お問合せ:事務局 06-6131-5173
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☆そして、その晩は、上方落語の吉坊さんにまたもお声がけいただき、大阪での二人会、早くも三回目です。これも嬉しいなあ。毎度すごく長くなるので、開演時間が、今回も早まりまして、18時半になっちゃいました。今度こそ、もう一席は短めにします。

3日(水)天満天神繁昌亭昼席@天満天神繁昌亭13:00〜
出演:月亭遊真/笑福亭呂好/林家染雀/伏見龍水(曲独楽)/笑福亭達瓶/桂文太
〜仲入〜玉川奈々福(浪曲)/林家菊丸/桂団朝/桂福団治(出演順)
https://www.hanjotei.jp/performances/day/
木戸銭:前売り 2,500円 / 当日 3,000円
予約問合せ:天満天神繁昌亭 

4日(木)山形県の某高校にて独演会

5日(金)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:富士綾那 国本はる乃 玉川奈々福 鳳舞衣子~仲入り〜玉川ぶん福 桃川鶴女(講談)大利根勝子 天中軒雲月(出演順)
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
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6日(土)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:天中軒景友 富士実子 東家孝太郎 玉川奈々福〜仲入り〜東家若燕 田辺一邑(講談)鳳舞衣子 富士路子(出演順)
木戸銭:2000円(25歳以下半額)

10日(水)奈々福の、惚れるひと。@東池袋あうるすぽっと 昼14:00〜 夜19:00〜【完売御礼】
出演:柳家喬太郎(落語) 玉川奈々福(浪曲)/曲師・沢村豊子  神田松之丞(講談)
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☆奈々福が、話芸語り芸の分野で "惚れるひと"、をご紹介する新企画です。毎年開催予定で、1回目の今年は、恐れ多くも喬太郎師匠、と、飛ぶ鳥落とす勢いの松之丞さんです。どこに惚れてるか惚れてないかは当日のお楽しみ、なのですが、さすがにこのお二人をお迎えする会、チケット瞬殺でした。チラシかっこいいので挙げときますけど、完売です。

11日(木)第52回 豪華浪曲大会@浅草公会堂11:00〜
「ザ・レジェンド 芸歴70年越え師匠ありがとう」「ザ・同時襲名2018」
☆浅草公会堂の恒例の浪曲大会、今回は、レジェンドフィーチャーと、襲名披露です。
同時襲名は、会長・富士路子が五代目東家三楽を、東家若燕が、四代目港家小柳丸を襲名いたします。
また、芸歴70年越え、と聞いただけで気が遠くなりそうになりますが、現在(一社)日本浪曲協会には、該当するレジェンドが四人おられます。芸歴82年の曲師・玉川祐子師匠、たぶん75年くらいの曲師・伊丹秀敏師匠、浪曲師としてのお名前は浜乃一舟師匠です。そしていずれも70年の国本晴美師匠と、曲師・沢村豊子師匠。
奈々福は、豊子師匠との出会いから同棲生活までを赤裸々につづったドキュメンタリー浪曲「豊子と奈々福の浪花節更紗」をご披露します。
チケットは、ぜひとも奈々福から買ってください(豊子師匠のノルマ分を「アンタ売って頂戴!」と預かってます)、tamamiho55@yahoo.co.jpまでご注文を。現在自由席4000円を多数持たされて(涙)おります。

内容構成は以下画像をどうぞ……!
大会表.jpg大会裏.jpg

12日(金)都内某所でクローズの会。

13日(土)グランシップ寄席〜春風亭一之輔、玉川奈々福、神田松之丞〜@静岡市グランシップ14:00〜
出演: 春風亭一之輔(落語)、玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)、神田松之丞(講談)
会場:中ホール・大地 木戸銭:全席指定/一般3,500円 こども・学生1,000円
※こども・学生は28歳以下の学生、未就学児入場不可
プレイガイド グランシップ窓口
グランシップチケットセンター TEL.054-289-9000
☆グランシップは長らく、故・国本武春師匠がご出演でした。それを引き継ぐ形のご縁です。すごい並びですね。残席僅少とのことですので、お早めに。

14日(日)静岡市にてクローズの会。

16日(火)高見芸術祭@北九州市 高見神社18:30〜
第一部 弦楽三重奏(北九州響交響楽団)+尺八(山崎箜山)・箏(宮本直美) 約1時間
第二部 浪曲 玉川奈々福(曲師:沢村美舟)
☆能楽の安田登先生のご縁で、過去に二度ほど公演させていただいた北九州の高見神社様の秋の行事にお招きいただきました。夜の野外能舞台で、一時間ほど、浪曲とトークを聞いていただきます。詳細は神社にお問い合わせくださいませ。

18日(木)浪曲。三味線の視座 第二回@亀戸駅前カメリアプラザ6F和室19:00〜
出演:玉川奈々福 玉川みね子
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp
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☆「三味線の視座」第二回は、奈々福の三味線の師匠である玉川みね子師匠をお招きします。当然のことですが、入門のいきさつから、その当初以来の奈々福のことをよーくご存知の師匠。いまでも私の三味線の手や掛け声は、みね子師匠にそっくりだと言われます。みね子師匠の音をまねるところから、私の修行は始まりました。お師匠さんのお話を、そして三味線の音色を堪能してください。残席僅少、ご予約お早めに。

19日(金)静岡県のアウトリーチのお仕事で、静岡の中学校にいきます。

23日(火)入間市のアウトリーチのお仕事で、入間市の中学校にいきます。

25日(木)実験落語neo〜シブヤ炎上ミックス〜@シブゲキ!!19:00〜【前売完売、当日券在り〼】
[出演]三遊亭円丈
柳家権太楼
玉川奈々福(浪曲)
神田松之丞(講談)
立川吉笑
[日程]2018年10月25日(木) 19時開演
18時開場(ロビーにて三遊亭はらしょうによるウエルカム落語上演)
[料金]前売・当日とも 3,800円(全席指定・税込)
チケットぴあ
インターネット以外
店頭:チケットぴあ/セブン-イレブン
電話:0570-02-9999
[お問合せ]CBGKシブゲキ!!
info@cbgk.jp
TEL:03-6415-3363〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5 ザ・プライム 6階
東京メトロ半蔵門線/東急田園都市線 渋谷駅 出口1 ザ・プライム口 直結
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☆円丈師匠がいらしたからこそ、現在の新作落語の隆盛はあるのでしょう。そこにお招きいただきました、光栄です。顔付けがすごい。前売りは完売しているそうで(この顔付けですからね)当日券のみあるそうです。新作ですよね。はい、頑張ります。

26日(金)都内某所クローズのパーティ

29日(月)〜11月1日(木)世界幽黙芸術週間@上海近郊の張家港の、どこだかわかりません。
☆今年1月、北京と蘇州と上海をまわったの中国公演のあと、中国曲芸家協会から、「世界幽黙(ユーモア)芸術週間」への招聘の打診をいただき、嬉しくお受けしました。ユーモア。中国語で「幽黙」と書く。世界からユーモアの演者が集まるそうで、奈々福の浪曲は一月の中国公演で、めでたくお笑い認定をいただいたということになります(複雑)。でも、世界の楽しい芸能を見られるチャンスですので、行ってきます!
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2018年08月24日

新しいDVDと伊勢さんのこと。

「木馬亭の浪曲師たち」というDVDboxがあることを、浪曲ファンでもご存知ない方が多いかもしれません。
2009年に発売された、浪曲のDVD5巻(19席収録)、特典映像1巻の、6巻セット定価15000円の浪曲boxです。
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内容は9年前の、このブログに書きました。
http://tamamiho55.seesaa.net/article/129280166.html

19人の浪曲師の木馬亭での舞台が、一席ずつ収録されています。
1巻目に、国本武春、玉川桃太郎、春日井梅光、四代目東家三楽。
2巻目に、藤田元春、木村若友、二代目東家浦太郎、五月一朗。
3巻目に、港家小柳、三門柳、澤孝子。
4巻目に、富士路子、天津ひずる、五代目天中軒雲月、富士琴路。
5巻目に、玉川奈々福、大利根勝子、国本晴美、葵わか葉。

……9年間に、実に8人が鬼籍に入られ、2人が引退されている。
大きなため息。

この貴重な記録を、な、なんと私費を投じて(!!!)撮影し、製作発売してくれたのが、(株)秀真の、伊勢哲さんです。
発売されたのが2009年ですから、撮影に入られたのは、それより数年前。
伊勢さんと初めて会った日のことは覚えていないけれど、たぶん、2000年くらいから、木馬亭に通い、楽屋に入り、浪曲師たちの信頼を得て、いろいろ面倒な撮影の許諾をとって、撮り始めておられたのではなかったか。

そう考えると、伊勢さんとのお付き合いも、もう15年以上になります。
このBOXは、(株)秀真にご注文いただければいまでも入手可能です。
ご注文はこちらまで!→ ise@hotsuma.co.jp

このDVDboxを出されたあと、伊勢さんは、大利根勝子師匠のDVDを製作発売されました。
「唸りをあげる浪曲ソウル 大利根勝子波乱万丈!」
……すごいタイトル、伊勢さんの勝子師匠への思い入れが、タイトルにも、映像にも、あふれまくってます。

そしてその後の伊勢さんは、奈々福を撮りはじめてくださいました。
私のほうから、撮影を依頼したことも数々ありました。
たぶん最初の撮影から数えると10年くらい、撮影してもらったもの、たまってます。
もう、挙げたらきりがない。
長編浪曲一挙口演も撮ってもらったし、あの作品もこの作品も、あのときもこのときも、撮ってもらってる。
しかも伊勢さん、スタッフ依頼して、撮影隊つくって、いくつものカメラで、撮ってくれてる。

伊勢さんから、サンプルのDVDまで届く。
「奈々福さん、もう編集したから。あと、商品にするだけだから!」
タイトルからジャケットデザインまでしてもらったものが、届く……。

なのに、奈々福は、自分の映像チェックして、出す気に、なれなかった……。

「奈々福さん、そりゃあ、演者から見れば傷あると思うよ。でもね、これはオレから見たら、もう、絶対いいんだよ、絶対出して欲しい、出さなくちゃダメだよ!」

熱を込めて説得される。伊勢さんに本当に申し訳ない、と、思うのだけれど、出す気になれなかった。

10年。奈々福の記録がなさすぎると、伊勢さんのみならず各方面から言われまくり、さすがに追い詰められました。
今年の一月に、カメリアホールで開催した田島空監督「キネマ更紗」の上映会のときに、伊勢さんに撮ってもらった実演部分のライブ映像。
を、DVDにすることにしました。
伊勢さんの思いに、やっと、やっと、ほんのちょっと報いることができます。
どうせつくるなら、いい作品にしたい。
DVDに入っている冊子には、エッセイストの平松洋子さんに、すばらしい奈々福評を、そして漫画家の岡村みのりさんには、すばらしいイラストと漫画をいただきました。
これを見るためだけでも、価値があるDVDになりました。

そしたら伊勢さん、勢い込んで、PVまでつくってくれました(本当に涙出る!)。
東映の健さん映画大好きな伊勢さんの、強い好みが出てるPVです。奈々福の二の腕ぷるぷるから始まってる。
https://www.youtube.com/watch?v=TRSG0KX-Z8A

伊勢さんの、浪曲への思い。なんでこんなに、してくれるんだろう……本当に、不思議であったかくて、素敵な人です。

9月15日の「奈々福なないろ」@カメリアホール にて、先行発売します。(お買い上げいただいた方にはサインします)
15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121


一般発売は、17日らしいです。アマゾンではすでに予約が始まっています。
https://www.amazon.co.jp/DVD-%E3%81%BB%E3%81%A8%E3%81%B0%E3%81%97%E3%82%8B%E6%B5%AA%E8%8A%B1%E7%AF%80%E7%8E%89%E5%B7%9D%E5%A5%88%E3%80%85%E7%A6%8F%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96/dp/4863088000/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1535119517&sr=8-2&keywords=%E7%8E%89%E5%B7%9D%E5%A5%88%E3%80%85%E7%A6%8F

伊勢さんの思いを背負ったこのDVD。ぜひともお買い上げいただきたいと思います。
ジャケットはこちら。
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冊子の表紙はこちら。
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発売記念ライブは、9月30日にミュージックテイトにて。
30日(日)DVD発売記念ライブ!@西新宿ミュージックテイト14:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:予約1500円・当日2000円(DVD購入者限定)
予約:03-5332-6396 もしくは、ticket@musicteito.co.jp
場所:ミュージックテイト西新宿(新宿区西新宿7-16-13)







posted by ななふく at 23:41| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月17日

「奈々福なないろ」……浪曲をはばたかせたい!

帰国以来、豊子師匠が超ご機嫌です。
機嫌悪いことを、ちょっと予想していたのです(一か月半もアタシを放置するなんて! と怒ってもしかたない状況)。
奈々福がかえってくるまでに、三味線も撥も調整しておくのだと、みね子師匠を駆り出して、三味線屋さんに行ったり、撥屋さんに行ったり、
……いない間に、いったいいくら使っちゃったんだか、私ははらはらしているのですが、
帰ってきたら奈々ちゃんを弾くのだと、いろいろ準備して待っていてくれたその気持ちに、もう、泣きます。
先日、一席弾いてもらったと、ふっとお師匠さんが言いました。
「アンタを弾くのは、やっぱり面白いよ」
名人であり、私を育ててくれた人でもあるお師匠さんに、そんなこと言われたら、もう、もう、冥利です。

つくづく、一人の芸ではないこと、そして譜面のない即興性を命とするところが、浪曲の醍醐味であり、困難でもあります。

浪曲という芸は、なんというか、ちょっと乱暴な言い方かもしれませんけれど、
精巧に組み立てる細工のようなものではなく(そういう浪曲もあります。それを否定しませんし、大好きです!)、
その場その場の偶然性によってくるくると色の変わる、つむじ風のようなものではないか、という気が、最近はしています。
外国で浪曲をやって、その場によって、自分がくるくる変わってしまうことに驚き、感興が乗ったときにぐわん、とドライブがかかるのを何度も感じながら、その意を強くしました。

この浪曲というものの、くるくる色の変わる不思議さを、企画意図にできないだろうか。

「奈々福なないろ」。新しい会を始めます。

浪曲の会ですが、浪曲をさらに自由にはばたかせ、その可能性や、見せ方の方法を広げることを意図した会です。
毎年恒例の、亀戸のカメリアホール公演を、今年からこの企画で開催していこうと考えております。

初回は、「傀儡師(くぐつ)と奈々福」。
人形師の百鬼ゆめひなさんを迎えて、人形と浪曲で、一つの世界を描く試みをしてみたいと思います。つまり、人形浄瑠璃のような形式を、文楽人形ではなく、ゆめひなさんの等身大人形で、義太夫節ではなく、浪曲でやってみようということです。

人形を扱う傀儡師(くぐつ)は、原初の芸能のひとつです。浪曲ともども、社会の底辺から生まれた芸能同士です。
ゆめひなさんのサイトはこちら。人形がとにかく、魅力的です。全部彼女自身による手作りです。

ゆめひなさんとは今までに、泉鏡花の「海神別荘」「天守物語」、小泉八雲「雪女」、夏目漱石「夢十夜」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、今回はアレクサンドル・デュマ・フィスの「椿姫」を翻案した、奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひな人形が演じ、奈々福が、うなります。
そして、今回の見もののひとつは、情念世界を舞う人形に、譜面もなしに、その場面の感情・感覚で音をつけていく、名人・沢村豊子の三味線。浪曲の節に合わせるのではなく、人形の舞に、即興で三味線をつけていくのです。
場面の感情を感じて、それがそのまま三味線の手になっていく、なんていうことは、豊子師匠だからできることです。

そのほかに、通常の形での浪曲、またゆめひなさんのオリジナル作品もあります。

ぜひ、見ていただきたいと思います。チケットは、奈々福手持ちでいいお席がまだまだ残っております。
どこかでつかまえて、チケットゲットしてくださいませ。

「奈々福なないろvol.1」〜傀儡師(くぐつ)と奈々福〜

プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg


2018年9月15日(土)
13:30開場 14:00開演
入場料・全席指定 前売3000円 当日3500円
於:亀戸 カメリアホール(JR総武線で秋葉原から4駅8分「亀戸」駅下車 北口徒歩2分)




posted by ななふく at 00:35| 東京 ☁| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月29日

沢村豊子一代記。

あれは、中国地方での旅で、公演先へ移動する、ローカル線の鈍行電車の中でだった、ように記憶しています。
「アンタはさ、姜さんや、安さんたちと、仲良しだろ?」と、突然、豊子師匠が言いだしたのです。
その言い方が、いつものたわいないおしゃべりとはちょっと違う感じだったので、な、なにを言い出すんだと、ぎょっとしました。

姜さんは、作家の姜信子さん。
2005年に私が初出演した「ナミイと唄えば」(本橋成一監督作品)という映画の原作者で、以来、深いお付き合いが続いている、私にとっては盟友のような人。
安さんは、パンソリ唱者の安聖民さん。姜さんの紹介で、2012年に出会いました。
パンソリは韓国の語り芸。パンソリは半島で育ち、浪曲は列島で育った、ともに相方の鳴り物と二人で物語をつむぐ、姉妹のような芸。
知り合ったとき、ちょうど初めてのヘイトデモが新大久保で行われていた。
私たちは、芸でそれを乗り越えようね、つながっていようねと、それ以来、毎年一緒に公演をしている、
彼女もやはり私の大事な友人です。

「アンタがさ、姜さんや、安さんと仲良くしてて、ああ、奈々ちゃんは、大丈夫なんだなって思ったんだよ」
え、お師匠さん、大丈夫って、なにが?
――芸の世界には、在日の方々はたくさんいらっしゃいます。豊子師匠は、十一歳で入門して以来、浪曲の幕内にいて、さまざまな場面や、人の感情を見てきたのでしょう。私には、なんでもかんでもぱあぱあしゃべるお師匠さんが……私はちょっと身構えました。

「韓国っていうところに、行きたいんだよ。アンタ、連れてってくれないかなあ」
お師匠さん、どういうこと?
「アタシのお父さん、話したことあるだろ?」
うん。
――福岡で生まれて、佐賀で育った豊子師匠のお父さんは、もと節劇(浪曲と大衆演劇が合わさったもので、特に九州である時期まで盛んでした)専門の浪曲師でした。声があんまりよかったから、友達から妬まれて、お茶に水銀入れられたことで声が止まってしまって、浪曲廃業して、行商の呉服屋さんになった、とお師匠さんからきいていました。
お師匠さん、そのお父さんだよね?
「そうだよ。お父さんの友達で、やっぱり浪曲師だったキムさんていう人がいたんだよ。お父さんと兄弟みたいに仲良くしていて、私にとってはもう一人のお父さんみたいな人なんだよ。でもね、故郷に帰れなくて死んじゃったんだよ。キムさんの故郷に、アタシ、行きたいんだよ」
そこから、うわああああああああっと、堰を切ったようにあふれでた豊子師匠の思い出話。入門する前の話だから、70年近く、お師匠さん、だれにも言わずに秘めてきたのです。正直、仰天した。くらっくらした。というか、これを、話せると思う相手が、70年間、いなかったのか……。
「年のせいかねえ。キムさんのことがやたらと思い出されて、キムさんの代わりに、キムさんの故郷へ行ってあげたいんだよ」
……えらい宿題をもらったものだ。
私はこれを、盟友・姜信子に相談しました。姜信子はぽんと胸を叩いた。どういう苦労をしてくれたのか、彼女は私に言わないけれど、手を尽くして、韓国はソウルでの仕事をつくってくれました。なおかつ! 豊子師匠のほそぼそとした記憶や情報から、キムさんの故郷を、なんと、探し当ててくれた!
そうして、2015年の12月、私とお師匠さんと姜さんは一緒に韓国に行き、ソウルで公演をし、ソウルよりずっと南にあったキムさんの故郷を訪ねたのです。
ああ、一つの思いを遂げた、お師匠さん、よかったねと、ほっと顔を見合わせて、帰国の途につく直前に、私たちのもとに届いたのが、
武春師匠の訃報だった……。
武春師匠が亡くなったんだよ、ということを、私からお師匠さんに伝えられてよかったと思う。
そこにいてあげられたから。
そのときのお師匠さんの顔、忘れられない。

胸に刻むっていうのは、深い痛みを伴うことです。この旅に至るまでのことと、旅が終わるまでのことは、私の胸に深く刻まれています。

その前から、姜信子さんとは、一緒に公演旅行を何度もしていました。旅をするとき、つねに豊子師匠のそばにいて、ずうっと豊子師匠の話を聞いてくれていました。この韓国旅行のことがあってから、これは豊子師匠の中にうずもれている話が、きっともっともっとあるに違いないと、姜さんは豊子師匠のもとに通い、それこそ膨大な時間をかけて、豊子師匠の話を聞いてくれました。

そうして書き上げた、聞き書き。
本にまとまりました。
タイトルは『現代説経集』。
え、沢村豊子一代記じゃないの?
いえ、豊子師匠一代記も入っています。写真もたくさん入って。
姜さんは、名もない声を拾う人です。権力者の声は増幅され喧伝され、名もないものたちの声は奪われる。それは、現代の状況を見ても、よくわかります。
名もない声を拾って、語り継いできたのが、浪花節のご先祖たち。たとえは説経節、祭文。
そして、姜さんも、それを聞くことで、拾いあつめる人。
その現代の説経たらんと、編んだ本のなかに、かなりの文量で、「沢村豊子一代記」が入っています。
奈々福と豊子師匠の出会いも、姜さんと安さんと奈々福の出会いも。

豊子師匠ファンの方々にぜひとも読んでいただきたい。
ただ、私はこれを冷静には読めないのです。

姜信子「現代説経集」
https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%AA%AC%E6%95%99%E9%9B%86-%E5%A7%9C-%E4%BF%A1%E5%AD%90/dp/4906791808/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1532869053&sr=8-1&keywords=%E5%A7%9C%E4%BF%A1%E5%AD%90
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2018年07月20日

9月の奈々福。

暫定的にアップしておきます。

1日(土) 玉川奈々福独演会@山口市 鍵山記念館15:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)「英国密航」「浪曲シンデレラ」
15:30〜17:00(15:00開場)
場所 朴(ほお)の森 (鍵山記念館)http://ho-no-mori.jp/
木戸銭 2500円(中高生1000円 小学生無料)当日払い
申し込み方法 【数楽の会】ホームページhttps://suugakunokai.jimdo.com/ の「問い合わせ」より申し込んでください。
お問い合わせ先 090-8248-5744【数楽の会】(藤野)

2日(日)玉川奈々福・神田松之丞二人会「講談と浪曲で明治150年」@光市民ホール14:00〜
出演:浪曲 玉川奈々福「英国密航」(曲師:沢村豊子)
   講談 神田松之丞「青竜刀権次」
場所:光市民ホール小ホール(光市島田4-13-15)
入場料 一般 3000円(当日3500円)・学生(大学生以下)1000円
主催 光がんざき亭
共催 公益財団法人光市文化振興財団・光の文化を高める会
後援 光市教育委員会・瀬戸内タイムス・Kビジョン・新周南新聞社
チケット取り扱い:光市民ホール・コーヒーボーイ光店(Be st.内)・虹の文具館(光駅前)
チケットぴあ(Pコード 486471)
光がんざき亭.jpg
☆光市で、昨年に引き続き、会をやってくださいます。今年は明治150年をテーマにということで、「英国密航」をリクエストいただきました。講談の松之丞さんとご一緒。たのしみ。

4日(火)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15〜
出演:廣澤虎康 国本はる乃 玉川奈々福 大利根勝子 玉川太福 田辺南北(講談) 富士琴美 東家浦太郎(出演順)
木戸銭:2000円(25歳以下半額)

4日(火)毎週通うは浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19:00〜
出演:玉川奈々福 廣澤虎康(曲師:沢村豊子)
木戸銭:1500円(茶菓付き)

6日(木)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15〜
出演:富士実子 木村勝千代 花渡家ちとせ 玉川奈々福 東家一太郎 神田春陽(講談) 富士琴美 三門柳
木戸銭:2000円(25歳以下半額)

10日(月)発売雑誌「AERA」の「現代の肖像」にて6頁、取材記事掲載予定。ライター、千葉望
☆朝日新聞出版から出ている週刊誌AERAに、「現代の肖像」というコーナーがあります。6頁(週刊誌で6頁!)にわたる、個人を追いかけた長期取材記事で、ライターの千葉望さんが、奈々福を取材してくださいました。千葉さん、京都や群馬まで追いかけて、取材してくださいました。奈々福がおしゃべりしたのはもちろんですが、周囲の関係者へも多数取材してくださいました。どんな記事になるのか、ちょっとどきどき……ぜひ買って読んでくださいませ。

12日(水)第44回生らくご会「喬太郎&奈々福二人会」@広島市西区民文化センタースタジオ 18:30〜
出演:柳家喬太郎、玉川奈々福、沢村さくら
シングル3800円(当日4300円)、ペア7400円(予約のみ) ※全席自由席 ご予約方法は下記HPをご参照ください。
http://sat3.jp/namarakugo/reserve-contact/ …

13日(木)鶴川のお寺にて2席。

15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121 インターネット予約
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg
☆新しい会、始めます。「奈々福なないろ」。毎回、さまざまなゲストをお迎えして、奈々福自身が様変わりし、浪曲の見え方も違ってくる、化学反応のような楽しい会を企画していきたいと思います。
 初回ゲストは、百鬼ゆめひなさん。等身大の人形をあやつる人形師さんです。傀儡師、と掲題しましたが、人形は原初の芸能のひとつです。彼女にはその匂いがあります。今までに、「イナンナの冥界下り」「海神別荘」「天守物語」「雪女」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、「椿姫」を翻案した奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひなさんと共演上演いたします。前方中央の指定席券を奈々福持ちあるいております。

【特報!】奈々福初のDVD「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」発売!
収録演目:イントロおしゃべり。弾き語り浪曲シンデレラ。仙台の鬼夫婦。
「奈々福なないろ」にて発売開始いたします。この日お買い上げいただいた方には、サインをいたします。

16日(日)ニュートン寄席(日本古典芸能大会)@江東区塩浜ニュートン ソシエアリーナ13:00〜
出演:昔昔亭全太郎(落語)桧山うめ吉(俗曲)神田陽子(講談)玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村美舟)昔昔亭桃太郎(落語)(出演順)



18日(火)都内某所でクローズの会

18日(火)渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:立川談吉 玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村美舟)春風亭百栄 古今亭文菊
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ


19日(水)みちゆき 奈々福+吉坊二人会〜第七夜 男と男の道行き@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「曲垣と度々平」(曲師:沢村豊子)
   桂吉坊「重陽」
開口一番:玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約問合せ:おひつじ亭 akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
みちゆき7.jpg
★上方落語の吉坊さんとの「みちゆき」早くも七回目。前回は男女の道行きでしたが、今回は、「男と男のみちゆき」。あぶない。はい、あぶないけど奈々福のは、すっとこだなあ。今回開口一番に弟弟子の太福さん出演。チケット、奈々福持ち歩いています。

20日(木)浪曲十八番放送予定@NHK-FM 11:20〜(再放送はよく21日(金)午前5時20分〜)
出演:玉川奈々福「英国密航」(曲師:沢村豊子)

20日(木) 伝統芸能の手法で“心の時代”以前・以後をさぐる ――「てんらい」が挑んだ世界最古のシュメール神話『イナンナの冥界下り』
東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会@アーツカウンシル東京19:00〜

詳細はこちらに。https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/planning/strategic/29916/

23日(日)神保町にて浪曲会(詳細決まったら告知します)

24日(月・祝)『五代目港家小柳を偲ぶ会』@木馬亭18:00〜
出演:港家小そめ 
   港家小ゆき
   玉川奈々福
   大利根勝子
   天中軒雲月
曲師 :玉川祐子、沢村豊子、玉川みね子
小柳追悼.jpg
☆今年ご逝去された、港家小柳師匠の追悼会に出演させていただきます。以下お弟子さんの小そめさんの言葉を引用します。
「9月に師匠五代目港家小柳を偲ぶ会を所縁の師匠方にご出演いただきまして、師匠小柳が療養中も帰ってきたがっておりました浅草木馬亭で開催することになりました。浪曲に加えてトークショーも予定しております。私は小ゆき姉さんと、玉川祐子師匠のお三味線で深川裸祭りをリレー浪曲させていただきます。本音を申しますと、追悼というのは大変寂しく、できることなら師匠と一緒の舞台に立ちたかったと思っておりますが、お客様の拍手と声援が何より好きだった方ですので、お時間ございましたらご来場いただければ嬉しく思っております。よろしくお願い申し上げます。」
ご予約 office.minatoya@gmail.com (オフィス港家)
080-5462-6085(堀田)

25日(火)浪曲・玉川奈々福 講談・神田松之丞二人会@椿山荘
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 神田松之丞
場所:椿山荘グランドホール椿(オリオン)
開場:17:30
食事:18:00〜18:45
演芸:19:00〜
お一人様:8000円(松華堂弁当+1ドリンク付き)
予約:イベント予約センター 03-3943-1140(9時〜20時)WEB予約もあり。
☆な、な、なんと、椿山荘でディナーショウというお仕事を頂戴しました。またまた松之丞さんと。ちょっとどういう場になるのか、未知の世界ですが、椿山荘は好きな場所なので、楽しみです。お庭の景色もすばらしいので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

27日(木)静岡県の小学校にて、浪曲WS
☆アウトリーチ事業の一環で、90分のワークショップを6年生にしてきます。

28日(金)玉川奈々福 独演会 Vol.17@大倉山記念館19:00〜
出演者:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)2席
ゲスト:柳家松太郎(切り絵師)
料金(木戸銭):2500円(前売)3000円(当日)
会場:大倉山記念館 ホール(〒222-0037 横浜市港北区大倉山2-10-1)
会場へのお問い合わせはご遠慮願います。
◎東急東横線「大倉山駅」より徒歩7分。駅とKFCの間の坂道を渋谷方向に上る
予約:芸人三昧 enbu@kf.netyou.jp 電話&FAX 045-568-5947
☆芸人三昧の胴元とはもう、ずいぶん付き合いが長くなりました。独演会17回目ですか。ふぉぉぉ。ありがとうございます。大倉山記念館はすばらしいホールなんですが坂がきびしいんです。頑張ってのぼってきてくださいませ!

30日(日)DVD発売記念ライブ!@西新宿ミュージックテイト14:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:予約1500円・当日2000円(DVD購入者限定)
予約:03-5332-6396 もしくは、ticket@musicteito.co.jp
場所:ミュージックテイト西新宿(新宿区西新宿7-16-13)
930奈々福-1.jpg
★初のDVD、「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」が20日に出ます。
記念ライブをミュージックテイトさんがやってくださるということで、豊子師匠と二人で行きます。

30日(日)「NHK浪曲特選・夏」NHK-Eテレ 14:30〜16:10放映予定
出演:澤孝子「一本刀土俵入り」(曲師:佐藤貴美江) 真山一郎「刃傷松の廊下」 富士路子「慈母観音」(曲師:水乃金魚) 玉川奈々福「浪曲百人一首 恋歌編」(曲師:沢村豊子) 東家一太郎「一太郎の浅草案内」(曲師:東家美)
企画コーナー:玉川太福 国本はる乃(曲師:沢村美舟)
 


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2018年07月19日

8月の予定。

あらためて、8月の予定をアップしておきます。けっこう夏休みモードですね。暑いし、旅も終わったし、秋に向けて英気を養います。

1日(水)、公共放送の番組収録

2日(木)「暑気払い 講談と浪曲」@グランドアーク半蔵門18時〜
出演:神田すみれ(講談)「応挙の幽霊」
   玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)「飯岡助五郎の義侠」(伊藤桂一原作 奈々福作)
日 時:平成30年8月02日(木)午後5時半受付 午後6時開演9時お開き
会 費: 1万円(お食事・飲物付き)
場 所: グランドアーク半蔵門  3階 「光の間」(椅子席)
千代田区隼町1−1 電話:03−3288−1628
最寄駅: 地下鉄半蔵門線半蔵門駅 6番出口(エスカレーター完備)より徒歩2分
振込先: 三井住友銀行 赤坂支店 普通 8069470 NPO法人蔦くらぶ
☆毎年、すみれ先生とご一緒させていただいている会で、今年からオープンに、お客様募集することになったようです。
「助五郎の義侠」は天保水滸伝を、飯岡側から描いた小説を浪曲化したもので、大好きなネタなので、聴いてほしいです。

4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
出演:玉川奈々福「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲原作 玉川奈々福脚色 曲師:沢村豊子)
木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)
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☆今回、ネタおろしではなく、9年前に作った新作をかけます。高畑勲監督に「いつでもやっていいからね」と言っていただきながら、機会がなかった。監督が亡くなられてショックを受けて、台本読み直したら、いまなお現代性のまったく褪せないものでした。監督への思いを込めて、再演しようとおもいます。

4日(土)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:富士綾那 東家孝太郎 花渡家ちとせ 玉川奈々福 天中軒涼月 一龍斎春水(講談)玉川こう福 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★バラエティに富んだ顔づけの日です。男女のバランスも、関東節、関西節のバランスも。多彩な浪曲を聞いていただける日かと思います。

6日(月)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:港家小そめ 澤雪絵 玉川奈々福 国本晴美 真山隼人 一龍斎貞橘(講談)天津ひずる 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★関西から真山隼人さんが出演します。隼人さんの三味線は、豊子師匠の一番弟子、沢村さくらさんです。同じ関西節でも、関東の関西節と、関西の関西節とは違います。それもお愉しみに。


8日(水)浪曲日本橋亭「暑気払いは浪曲で!」@お江戸日本橋亭13:00~
出演:天中軒景友「若き日の小村寿太郎」、富士綾那「甚五郎京都の巻」、東家孝太郎「長兵衛嫁とり」、玉川奈々福「金魚夢幻」
曲師:沢村豊子 水乃金魚
木戸銭:予約1500円 当日2000円
予約問合せ:(一社)日本浪曲協会 03-3844-1611
☆夏は「金魚夢幻」のご要望がありますね〜。でも協会企画で演じることは、あんまりないなあ。

14日(火)毎週火曜は浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19時〜
出演:玉川奈々福 港家小ゆき(曲師:沢村豊子)
木戸銭:1500円(茶菓付き)
☆お盆最中ですけれど、火曜亭は御休みなくやります。暑いさなかの熱い浪曲。茶話会もおたのしみに。

18日(土)欧州&中央アジア公演帰朝報告会〜玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会〜@神戸・喜楽館19:00〜
◎文化庁文化交流大使として、1ヶ月半にわたり、イタリア・スロベニア・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・キルギス・ウズベキスタンの7ヶ国で浪曲公演を行ってきまして。東京で報告会をするのですが、MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)が、関西でも!と手を挙げてくださいました。そして開館したばかりの、神戸新開地の喜楽館を予約してくださいました。
なんというありがたさ……。
出来たばかりのぴかぴかの寄席で、珍道中の土産話と、新作&古典浪曲の2席。
2018年8月18日(土)19時00分開演/18時30分開場@喜楽館(神戸市兵庫区新開地2丁目4−13/私鉄各線「新開地駅」より徒歩2分)
前売 3,000円/当日 3,500円(自由席)
チケットぴあHP https://t.pia.jp/
チケットぴあ電話予約 0570-02-9999(Pコード 597-410)
セブンイレブン、チケットぴあ店舗
【お問い合わせ先】
mail:mottonanafuku@gmail.com /tel:050-5435-1730
【主催】MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)
神戸報告会.jpg

19日(日)イナンナの冥界下り@神戸市・凱風館

23日(木)渋谷のラジオ出演 14:00-15:00OA
☆豊子師匠と一緒に、地域FM、渋谷のラジオに生出演します。渋谷のラジオ出演三度めだなあ。なんといっても目玉は、お師匠さんのフリートーク!!!フリー、自由すぎるフリー!

23日(木)清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19時〜【満席御礼!】
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:予約1800円 当日2000円
ご予約:らくごカフェ rakugocafe@hotmail.co.jp 03−6268−9818(平日12時〜18時受付)
☆満席御礼! 弟弟子の太福さんとのこの会も、21回目になりますが、今回、ネタ出しもしておりませんが、すでに満席。ありがとうございます。

25日(土)奈々福・小ゆき二人会〜小ゆき、奈々福姐の胸を借りる@道楽亭18:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 港家小ゆき(曲師:沢村美舟)
木戸銭:予約2500円 当日3000円(別途3500円で打ち上げあり。希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366 info@dourakutei.com
★道楽亭さんの企画で、小ゆきさんと二人会で、曲師も二人という贅沢さです。すべて小ゆきちゃんに仕切りをお任せします。

26日(日)玉川奈々福の、子どもと楽しむはじめての浪曲@江戸川グリーンパレス17:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:子ども(3歳~中学生)1000円 大人2000円(当日2500円)高校生 要相談
申し込み方法:代表者、参加人数、お子さまの年齢、住所、電話番号を以下のいずれかに
edogawakogeki@aol.jp
FAX:03-5662-0917
☆お子さんに浪花節! ここのところ、そういうお仕事がちょいちょい入って面白いし嬉しいです。子どもほど手ごわいお客はない。「浪曲シンデレラ」のご注文と、古典一席。さて、どうなることやら!

30日(木) 田島空の、奈々福追っかけ取材記  欧州中央アジア漫遊動画撮って出し!@カメリアプラザ和室19:00〜
出演:田島空(映像作家) 玉川奈々福(浪曲師)
木戸銭:予約2500円 当日3000円
予約:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp
☆奈々福の文化交流使の公演旅行、スロベニアと中央アジアに同行取材してくれた、田島空監督の面白動画を、奈々福のお土産話とともに。
限定60名さまです。
田島空の撮って出し!.jpg


そして、9月の予定もすでにアップしておりますが、以下の公演、ぜひともきていただきたく、奈々福つかまえてチケットをゲットしてくださいませ。「奈々福なないろ」は前方中央の指定のよいお席を持っております。奈々福手持ちは直売のみです。

15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121 インターネット予約
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg
☆新しい会、始めます。「奈々福なないろ」。毎回、さまざまなゲストをお迎えして、奈々福自身が様変わりし、浪曲の見え方も違ってくる、化学反応のような楽しい会を企画していきたいと思います。
 初回ゲストは、百鬼ゆめひなさん。等身大の人形をあやつる人形師さんです。傀儡師、と掲題しましたが、人形は原初の芸能のひとつです。彼女にはその匂いがあります。今までに、「イナンナの冥界下り」「海神別荘」「天守物語」「雪女」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、「椿姫」を翻案した奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひなさんと共演上演いたします。前方中央の指定席券を奈々福持ちあるいております。
そしてこの会にて、初のDVDを発売いたします!
【特報!】奈々福初のDVD「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」発売!
収録演目:イントロおしゃべり。弾き語り浪曲シンデレラ。仙台の鬼夫婦。
「奈々福なないろ」にて発売開始いたします。この日お買い上げいただいた方には、サインをいたします。


19日(水)みちゆき 奈々福+吉坊二人会〜第七夜 男と男の道行き@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「曲垣と度々平」(曲師:沢村豊子)
   桂吉坊「重陽」
開口一番:玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約問合せ:おひつじ亭 akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
みちゆき7.jpg
★上方落語の吉坊さんとの「みちゆき」早くも七回目。前回は男女の道行きでしたが、今回は、「男と男のみちゆき」。あぶない。はい、あぶないけど奈々福のは、すっとこだなあ。今回開口一番に弟弟子の太福さん出演。

posted by ななふく at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

面白いこと請け合い「東海道浪花節道中!」

 猛暑お見舞い申し上げます。
 西日本で被災された方、またご親戚・ご友人に被災された方がおられるという方には、心よりお見舞い申し上げます。
 甚大な被害に追い打ちをかけるような酷暑……どうか、お身体をそこなわれませんようにと、祈ります。

 奈々福は、5月27日から一か月半、文化庁文化交流使として、ヨーロッパと中央アジアを旅してきました。
 七か国で13公演、5ワークショップをしてきましたが、ご当地の芸能をいっぱい浴び、交流し、とっても面白い旅でした。
 英気をおもいっきりやしなって、帰国後第一弾の自主公演、直前のご案内になってしまいましたが、
ぜひぜひご来場いただきたい、面白い会です。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 東海道浪花節道中

小学生で入門し、少女浪曲師として鳴らしながら、一時期浪曲から離れ、五年前に復帰した木村勝千代さんとの二人会です。
二人とも、「関東節」です。
奈々福は、玉川派(でも、国友忠先生や木村若友師匠にも習ったので、木村風味も入ってます)。
勝千代さんは、純粋木村派(松太郎師匠の秘蔵っ子でしたから)。
明治このかた、圧倒的に男性演者ばかりだった「関東節」で、気を吐く奈々福・勝千代の、
東海道中うなり旅。
箱根山を越え、掛川宿へ、そして浜松近郊の小松村、だいぶ戻って、大井川。
浪曲の有名長編演題「清水次郎長伝」「慶安太平記」「寛永三馬術」「甚五郎旅日記」をちょこっとずつ味わえる、おいしさいっぱいの二人旅です。

曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)

2018年7月21日(土)
13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

「女に関東節、無理!」と、どれだけ今まで言われたことか。
関東節で名前を挙げられた女流の師匠は、二葉百合子先生と、二代目木村友衛先生しか私は知りません。
勝千代さんが復帰してくれたときは嬉しかった。
そして木村派の「慶安太平記」をやってくれてうれしかった。
ある意味両極端の、女流関東節。ガチンコ頑張ります。
ご来場、おまちしております!!!!!
posted by ななふく at 16:09| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

キルギスの語り芸「マナス」との交流会。

 文化庁文化交流しとして、5月27日に日本を旅立って、早くも一か月以上。
 今までに、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドで公演してきました。
 すでに11公演+3ワークショップ。
 いよいよ旅も終盤、六か国目は、中央アジアのキルギスにおります。
 この国に来たかった。目的があった。
 世界最長の叙事詩「マナス」があり、それを語る「マナスチ」たちがいるからです。
 いったい、どういう芸!?

 キルギスは、遊牧民の国です。いまは定住し、農業国になっているようですが、もともとは移動式住居で、草原を移動しながら生活していた人たちです。だからこの国には伝統的な建物というものがありません。つい一昨日まで一か月間ヨーロッパの伝統的建物を見まくっていた目には、ずいぶんさっぱりした国に映ります。肉は、生活をともにしている家畜があるので、売り買いするものではない、ので、いまでもバザールで肉を扱っている人たちは、ロシア系の人たちらしいです。

 建国は1991年。それまではロシア領でした。国家語はキルギス語ですが、公用語としてロシア語が広く使われています。

 この国に古くから伝わる英雄譚が「マナス」。20万行以上の叙事詩と聞いていましたが、本日聞いたら、50万行以上とのこと。
 活字にまとめられたのが20世紀半ば(一部が、平凡社の東洋文庫に入ってます)。
それも、語り部たちの語りを取材してまとめたもので、全容はまだわからないのだとのことです。

 語り芸ときけば興味津々なわたくしが、文化交流史にご指名受けて、そりゃあ各国の語り芸を聞きたいと思い、キルギスでマナスを聴ける機会を探っておりました。そうしたら、大使館から、マナスのドキュメンタリーを撮っている映像作家の方がいるとの情報をいただき、その方のご尽力で、「共演公演」が実現することになったのです。
そのうえ、私がマナスに興味を持っていることを歓迎してくださったマナス財団の方々が、公演前日に、「交流会」を設定してくださいました。すごい機会です。

 大喜び!

 来る前に、マナスの映像を探しては見てました。
 子どもが語ってる映像がyoutubeにけっこうアップされてました。
 その語りが、半端な迫力ではない。お客さんを一向に見ることなく、自分の語りの中に入り込み、推定年齢五つや六つの子どもがなにゆえにこれほどの確信をもって語ってるのか、とにかく、「習った」「真似をしている」「覚えちゃった」とか、そういう、甘い感じではない、疑問をさしはさむ余地のない、確信に満ちた語りなのです。
「……いったい、なにこれ?」

 今日、打ち合わせした二人のキルギス人通訳さんそれぞれに、マナスってなに、と聞きました。
「この国では伝統芸能はマナスだけです。キルギス人の統合の象徴です」
「マナスは、伝説の英雄の名前からついたものです。でも、その英雄を、本当にいたと信じている人も多くいます」
「初代大統領の方針で、中学生から必ずマナスを勉強することになってます」
「マナスを語る人をマナスチといいますが、マナスチは、誰でもなれるものではありません」
……そこ、聞きたい。どういう人がマナスチになるの?
朝打ち合わせをした通訳のシャヒデンさんは、こういった。
「才能、ですね」
午後から会った、ウイグル系キルギス人のエルミラさんは、こういった。
「伝統の家に生まれて、小さいころに、夢を見て、あなたはマナスになりなさい。とお告げを受けた人が、なります」
……えっ!?
しかも、その子は、お告げを受けたその翌日から、何を見ることもなく、マナスが語れるのだという。
……この話、どっかで聞いた。
あっ、チベットの「ケサル王伝説」の語り部たちもそうなのだ! お能の安田登先生から、この話と同様のことを聞いたのだ!
つまりは、憑依系芸能……ああ、語りの確信は、憑依されているからなのか、納得。


 行って来ました、マナス財団。マナスチの方々がいっぱい待っててくださった!
 待て待て、年季入った人もいるけど、どうみても小学生や中学生みたいな少年もいるぞ。
「彼らはこれからを担うマナスチです」
 この子たちも「天からのお告げ」でマナスチになっちゃった子たちなんだろうか。

いろいろ聞きたいことはあるんだが、先様の仕切りで、まずはお互いの芸の披露。
ちびっこたちから、順々に語っていく。
 ゆったりと始まり、それがだんだん、早間になり、熱を帯びていく、手を振り上げ、声を振り絞り、時々テクニカルな節をつかい、確信に満ちて語り進めていく。
 で、やはり彼ら、お客さんのほうを、一切見ない。自身の語りに、入り込む。

 ぽかんと口開けて感動していたら。
 さあ、あなたどうぞ。奈々福の浪曲の番である。
 そりゃあ、振り絞りましたよ。あっちからいろいろ引きだすためには、こっちもなかなかと思ってもらわなくちゃあならないもん。私の出来はさておき。

 いろいろお話をうかがいました。
 研究者でもあるタランタリさんがいろいろと解説してくださる。
「1950年から60年ごろにつくられた、耳のないお坊さんの映画がありましたね?」
……日本の映画? 耳なし芳一のこと?
「ああ、そうです。それはマナスチの話に似てます」
……ど、ど、どういうことですか?
「芳一は、ドン・タイラ(平家のことらしい)の魂に呼ばれて、海を渡って、天皇の妻のところにいき、タイラの物語を語って、帰ってくる」(小泉八雲とはちょっと違う筋で理解されてるみたいでしたが)
 その、この世にはない魂に呼ばれ、その世界に行って語る、あの世との魂の交渉、がマナスチの本来の姿だというのです。
 ほえええええええっ!!! こりゃ本当に憑依系なんですね。
 そして、こんなすごい声を出しながら、いわゆる声の修業というのはしない。一番大事なのは、言葉の使い方。英雄の姿やその闘いのあり様を、いかに生き生きと具体的にこまかく描写するか。言葉の力があるから楽器を使う必要はない。
 つまり、描写・命。台本、にはなっていないけれど、物語、ネタが、命。それを受け継ぐことが、使命。
 これって、講談。
講談と浪曲の違いというのは、近接芸でありながら際立っている。
マナスは、講談である。憑依系の講談、がマナス、なんだと、本日のところは、強く思った次第。

最後に、七歳でマナスチになり、現在十一歳の少年に、修業でいちばんつらいことはなに、と聞いてみました。
「語っていると、目の前に悲しい世界が見えてきて、心が辛くなる。泣いてしまったこともある」

 十一歳の少年のこの返事に、胸いっぱいになる思いでした。彼らは、語っているときに、完全に物語の世界を生きているのだ。
物語世界半分、お客さんのご機嫌半分、願わくば客席の全員と目が合うように視線投げ色気投げ、日銭稼いでる芸人とは、ありようがまったく、違うのだ!!!

今日は、超面白かったです。文化交流使をお引き受けした甲斐がありました。
さあ、明日はこのマナスチの方々との一緒の公演です。
私は、トップバッターで一席語るほか、ご当地の超有名歌手であり、女性のマナスチでもあるグルザラさんと、5分ずつの語り比べをします。彼女、ものすごうつくしく、唄、節の完成度高いです。どうなることやら。身をなげうって、頑張る!!!



posted by ななふく at 04:17| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月25日

ちょっと恥ずかしいロングインタビューが出ます。

「小さいころから浪曲をやっていたのですか?」
と、よくきかれます。
日本の芸能は家の子が小さいころから仕込まれてプロになるもの、という印象があるようです。
とんでもない。私はいい大人になってから浪曲の世界に入りました。
浪曲師になる前、私は出版社の編集者でした。
入門してからも、そして浪曲師になってからも、会社を辞めてはいませんでした。
いわゆる、二束の草鞋でした。

演芸界、というか、日本って「これ一筋」が好きだし、
これ一本で食べていけて初めて本物という感じがあるし、
二束の草鞋であることは誇れることではないので、
知ってる人は知ってるけれど、自ら言うことはありませんでした。
たまたま経歴を知った人が面白がって、その角度からの取材アプローチを受けたこともありましたが、全部断ってました。

浪曲で苦労してきた師匠・福太郎は、生前つねづね、「会社を辞めるな」と私に言っておりました。
「会社を辞めたら、浪曲を続けられなくなるからな」
「会社で稼いでいる給料と同じ額を、浪曲で稼いで、三年、それが続くまで、辞めるな」
超具体的。
こんなこと言える師匠、すごくないですか。
私は、師匠のいうことをよく聞く子(いや、師匠はそう思ってないな・笑)。
入門も、プロの三味線弾きになったのも、浪曲になったのも、ぜんぶ、うちの師匠の言うことを聞いてきた結果にすぎない、
ということもできる、くらいに、師匠がぶらさげる人参にかじりついたがゆえに、ここまで来たようなものなのです。

私のいた筑摩書房という出版社は一度倒産していて、私が入社した二十数年前はいわゆる「会社更生法適用下」で(そういう会社に入るなよ)、お給料、すっごく安い会社でした(いまは違うと思います)。
それにしたって、そこで毎月いただける給料と同じ額を、浪曲で稼げるとは思えない。
ましてやそれを三年続けられるとは思えない。
「そうだな、テレビやラジオのレギュラーがないと難しいかな」
と、師匠も言っておりました。
でも、師匠の意図は、それだけ稼げるようになれ、ということだったので、いちおうそれを目指して頑張ってみてました。
ところが、一生懸命やってみたら……このまんまじゃ死んじゃうって思いました。
出版社に勤めながら、出版社の給料と同額を稼ぐほどに浪曲やったりしたら、死んじゃう。
私の単価が、単にとっても低かったっていうことかもしれませんけれど。
ほんと、会社と浪曲で、寝る暇なくて、
舞台直前に全身蕁麻疹だらけになり(出てないのは舞台にさらしてる顔だけ)、
「ああ、この蕁麻疹が呼吸器粘膜にまでひろがったら死んじゃうんだな〜」と思いながら舞台こなしてたこともありました。

で、親が。

「お願い、会社を辞めて」

と、見かねて申しました。
二十数年前、浪曲に入門することに、大反対していた、親が。
そうだよな、と思い(私、素直なんです)、師匠の墓前に手を合わせました。
こればっかりは師匠の教えを破りますけれど、やっぱり浪曲だけでどこまでやってけるかやってみたいんで、許してください。
で、会社辞めてみました。
そしたら、なんとか浪曲一本でかつかつなんとかなった。
辞めて、もうけっこう経ちますけれど、今まで生きて来ている奇跡。

河野通和さんと出会ったのは、まだ駆け出しの編集者だった二十数年前です。
駆け出しの編集者にできるわけがない、難易度の高い著者の難易度の高い企画を、私が河野さんに相談したことがありました。
河野さんは、読売新聞傘下になる前の中央公論社の、確か当時「マリークレール」の編集長でいらしたんじゃないかなあ。
その後中央公論をお辞めになり、新潮社の「考える人」の編集長となられ、それが休刊となったあと、
ほぼ日刊イトイ新聞の、「学校長」になられました。
根っからの編集者でいらっしゃいます。

二十数年ぶりにお会いしたのは、昨年の夏、釈徹宗先生の河合隼雄賞授賞式の会場でたまたま。
「あなた、ものすごい転身だったね!」
それがきっかけで、ほぼ日が学校を始めるにあたって、ちょっと対談しませんか、とお誘いをいただきました。
「古典の話をしたいんだけど」、といわれて、いや古典全然詳しくないし困ったなとおもってたら、
河野さんから聞かれたことは、なんで浪曲師になったのか、でした。
で、えんえんとしゃべっちゃいました。
昔の縁ある人の導きのオソロシサよ。なつかしさの波に飲み込まれるように、いままでしゃべってなかったことを……。
ロングインタビューです。
たぶん明日(25日)の午前中に、この近辺の頁に掲載されると思います。
https://gakkou.1101.com/reading
三部にわけて、三日にわたって公開されるらしいです。
読んでやってください。

奈々福拝
posted by ななふく at 06:32| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

帰国後の予定

いよいよ海外公演が近づいてばたばたしております。
帰国後の、現在までに決まっている当座の予定をアップしておきます。
けっこうクローズの会とか、情報解禁になってない件が多く……。

7月12日 日中平和友好条約締結40周年記念「中国曲芸の魅力に迫るW」@京都・清水寺「経堂」14時〜
出演:福建南平南詞「寇準 宴を取り止める」肖向麗、熊俊
   ケサル説唱「岭国妙音」土登格桑、欧珠旺姆
   蘇州評話「馬を贈る」呉新伯
   京韻大鼓「華容道」種玉傑
   漫才「規則論」姜昆氏、戴志誠
   浪曲「寛永三馬術 曲垣と度々平」玉川奈々福、沢村豊子(曲師)
主催:日本中国文化交流協会 中国曲芸家協会
協賛:宏幸株式会社
協力:音羽山 清水寺
参加費:1000円
お問い合わせ:日本中国文化交流協会 03-3212-1766
★今年1月、中国と日本の語り芸の交流の会を北京、蘇州、上海で行い、日本側からは、お能の安田登先生、狂言の奥津健太郎先生、そして浪曲の奈々福と曲師として沢村美舟が訪中し、非常に有意義な交流を行いました。今回、中国側から五つの語り芸、8人の芸人さんをお招きし(いずれも、超一流の方々ばかりです!)、中国の豊かな語り芸の世界を日本の方々に見ていただきます。ご返礼として、奈々福が浪曲一席をご披露させていただきます。場所はなんと、清水寺の経堂……。わくわく!


14日(土)渋谷らくご@ユーロライブ17:00〜
出演:立川志ら乃 玉川奈々福 桂春蝶 快楽亭ブラック(出演順)
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ
☆ぶ、ぶ、ブラック師匠! お会いするの久しぶりです。どういう濃さですかこの会。どう対応すればいいですかこの会。

16日(月・祝) クローズの会@船の上

18日(水)クローズの会@初台のどこか

20日(金)学習院にて作家・姜信子さんの授業に参加

21日(土)玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

23日(月)千葉県の高校初任の先生方へws

25日(水)Again 浪曲 Night
日時:2018年7月25日(水) Open:18:30 / Start:19:00
会場:武蔵小山駅前 ライブ・カフェ Again(アゲイン)
    予約受付TEL:03(5879)2251
出演:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)「金魚夢幻」ほか一席、及びトーク・コーナー
入場料、1,500円(1 drink付き)

27日(金)某公共放送の公開収録

29日(日)玉川奈々福浪曲公演@浅草・茶寮一松14時〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)2席
場所:茶寮一松(台東区雷門1-15-1)
木戸銭:4000円(一松の和カフェお茶券つき)
ご予約:お名前、人数、メアド、携帯番号明記の上、yang@yeeyoo.co.jp
一松チラシ.jpg
☆日本浪曲協会から徒歩0分。浅草の名料亭・一松さんで浪曲会をしていただけることになりました。
ここ、すばらしいんです。昔の建具職人さんによる、欄間や窓の細工のすばらしい広間があり、ここで浪曲ができないかな〜と長年憧れていたのですが、無理だとおもっていたら、お声がかかりました!!! 
ここにこの値段で入れるなんて、もう、入るだけで価値があります。
日曜日の昼間、のんびりお茶のみながら、美しい和室にて、浪曲を聞いてくださいませ。

31日(火)奈々福のたっぷり土産話と浪曲の会@道楽亭19:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)2席+たっぷりお土産話
木戸銭2500円 別途打ち上げ3500円(希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366
★お蔭さまで満席になりました。

8月1日、公共放送の番組収録

8月2日(木)「暑気払い 講談と浪曲」@グランドアーク半蔵門18時〜
出演:神田すみれ(講談)「応挙の幽霊」
   玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)「飯岡助五郎の義侠」(伊藤桂一原作 奈々福作)
日 時:平成30年8月02日(木)午後5時半受付 午後6時開演9時お開き
会 費: 1万円(お食事・飲物付き)
場 所: グランドアーク半蔵門  3階 「光の間」(椅子席)
千代田区隼町1−1 電話:03−3288−1628
最寄駅: 地下鉄半蔵門線半蔵門駅 6番出口(エスカレーター完備)より徒歩2分
振込先: 三井住友銀行 赤坂支店 普通 8069470 NPO法人蔦くらぶ

4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
ネタおろし予定。木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)

4日(土)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:富士綾那 東家孝太郎 花渡家ちとせ 玉川奈々福 天中軒涼月 (講談一席入ります)玉川こう福 東家浦太郎

6日(月)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:港家小そめ 澤雪絵 玉川奈々福 国本晴美 真山隼人 (講談一席入ります)天津ひずる 東家浦太郎

8日(水)浪曲日本橋亭「暑気払いは浪曲で!」@お江戸日本橋亭13:00~
出演:天中軒景友「若き日の小村寿太郎」、富士綾那「甚五郎京都の巻」、東家孝太郎「長兵衛嫁とり」、玉川奈々福「金魚夢幻」
曲師:沢村豊子 水乃金魚
木戸銭:予約1500円 当日2000円
予約問合せ:(一社)日本浪曲協会 03-3844-1611

14日(木)毎週火曜は浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19時〜
木戸銭:1500円(茶菓付き)

18日(土)欧州&中央アジア公演帰朝報告会〜玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会〜@神戸・喜楽館19:00〜
◎文化庁文化交流大使として、1ヶ月半にわたり、イタリア・スロベニア・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・キルギス・ウズベキスタンの7ヶ国で浪曲公演を行ってきまして。東京で報告会をするのですが、MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)が、関西でも!と手を挙げてくださいました。そして開館したばかりの、神戸新開地の喜楽館を予約してくださいました。
なんというありがたさ……。
出来たばかりのぴかぴかの寄席で、珍道中の土産話と、新作&古典浪曲の2席。
2018年8月18日(土)19時00分開演/18時30分開場@喜楽館(神戸市兵庫区新開地2丁目4−13/私鉄各線「新開地駅」より徒歩2分)
前売 3,000円/当日 3,500円(自由席)
チケットぴあHP https://t.pia.jp/
チケットぴあ電話予約 0570-02-9999(Pコード 597-410)
セブンイレブン、チケットぴあ店舗
【お問い合わせ先】
mail:mottonanafuku@gmail.com /tel:050-5435-1730
【主催】MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)
神戸報告会.jpg

19日(日)イナンナの冥界下り@神戸市・凱風館

23日(木)渋谷のラジオ出演

23日(木)清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19時〜

25日(土)奈々福・小ゆき二人会 新作ばっかり@道楽亭18:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 港家小ゆき(曲師:沢村美舟)
★道楽亭さんの企画で、小ゆきさんと二人会で、曲師も二人という贅沢さです。すべて小ゆきちゃんに仕切りをお任せします。

26日(日)江戸川子ども劇場@江戸川グリーンパレス


posted by ななふく at 20:51| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

語り芸パースペクティブ、ダイジェスト動画公開!

昨年四月から今年二月にかけて開催しました、
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅」全11回の内容を、
42分ほどの動画にまとめました(撮影・編集:田島空)。

本にならないんですか、動画公開しないんですかと、全回参加した方々からも、来られなかった方々からも、言われておりました。
42分、単純に割れば、各回4分もないくらいなんですけれど、さすがの田島空監督の編集により、
当日の雰囲気を、かなり感じていただけるものになっているかと思います。
ダイジェストですけど、出演の方々の気迫、お話の内容、十分スゴいです。

https://www.youtube.com/watch?v=GqeDkIMAaL0&feature=youtu.be
posted by ななふく at 21:12| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平成30年度文化庁文化交流使にご指名いただきました。

このたび平成30年度「文化庁文化交流使」にご指名頂き、本日、指名書交付式でした。


今月27日に出発し、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの各国にて、
浪曲公演してきます。7月中旬帰国予定です。
交付式1.jpg交付式2.jpg(本日の任命書交付式。撮影:田島空)

ある日突然文化庁からメールが来たときには、こりゃ新手の詐欺かと思いました。
なぜ奈々福に!? その理由はいまだにわからない。
外国で浪曲を、という発想はまったくなかったので、いったいどこに行って何をすれば、ゼロからのスタートでした。

なにせ、行き先を自分の伝手で自分で決め、自分で交渉しなければならない。
結果、さまざまなご縁とお力添えをいただき、七か国になりましたが(この経緯もいろいろあった)、
受け入れ先の方々と、今に至るまで、どれだけのメールを交わしたかわかりません。

「語り芸パースペクティブ」事業をしながらだったから、そこそこキツかったです。

受け入れ先候補が決まったら、そこに対して自己紹介し、浪曲の説明をし、
あなたの国で浪曲をさせていただきたいのだ、ついてはお力添えを頂きたく、から始まり、
いつどこで、どういう内容で、舞台仕様はこうこうで、その他交通宿泊、翻訳通訳費用、
そしていま字幕のために台本を翻訳してもらってる。

主に、現地大学の日本語、日本文化研究の先生方にご縁ができたので、ほぼ日本語でやりとりができたのが、大変幸いでした。
『源氏物語』を原語で読めるレベルの研究者がいる大学……
そんじょそこらの日本人より日本語上手なんじゃないかというメールが返信されてくるんで驚愕の連続。

しかし、どこの国と、なんの交渉まで済んでいるのか、もう、わけわからなくなってます、なう。

中国と韓国で懲りたはずなのに、一部現地語でやると受けるもんだから、今回も、一部を現地語でやろうと、
音声ファイルを、いま三か国から入手済み。
イタリア語、スロベニア語の発音はできそうな気がするが、問題は、ドイツ語! 
このあと、ポーランド語、ロシア語、ハンガリー語も来る予定。どぅああ。

でも、浪曲をやるばかりではなく、現地の芸能をいっぱい見てこよう、また、可能なかぎり交流もしてこようと思います。
キルギスでは、世界最大の叙事詩マナスを語るマナスチの方々とのコラボ公演ができるかもしれない。

ウズベキスタンの会場は、国立音楽大学院なので、伝統楽器ドゥタールと、三味線の弾き比べもさせてくださいとお願いちう。
ついでに、伝統芸能を探しながら、ブルーに輝くモスクを見に、日帰りでサマルカンドへも行く予定。
嗚呼、憧れのサマルカンド!

イタリアは、須賀敦子さんの文章で憧れていたトリエステの、市立美術館で開催! 
スロベニアでは幼稚園や小学校でWSもさせてもらいます。各大学の先生や学生さんとの交流の時間もある。

曲師は、豊子師匠にお願いしたかったのですが、一か月半の外遊はお師匠さんにはご負担が大きすぎると、
美舟さんに同行してもらうことにしました。美舟ちゃん、この事業のなんたるかを、まったくわかっていません(わかろうとしていません)。
「おねえさーん、オペラが見たいですうう」とか言ってます。

一か月半、豊子師匠に淋しい思いをさせます。弾いてもらって十六年、そんなに離れたことない。それが一番切ない。

七か国共通で「仙台の鬼夫婦」をやるほか、2席ご所望の場所では「浪曲シンデレラ」。日本の伝統芸能や語り芸そして浪曲の説明もさせてもらいます。妻が夫を叩きのめす話、各国の反応の違いがたのしみ。儒教の国でも受けたから、たぶんだいじょぶだろう。

以下の予定です。もしもその時期、現地におられるようなことがありましたら、ぜひいらしてください。


五月二十七日 出発
五月二十九日 イタリア・ローマ公演@ローマ日本文化会館
六月二日   スロベニア・シュコフィアロカ公演@スコルスキドモ
六月五日   スロベニア・スロベングラッツ公演@文化ハウス
六月六日午前中  スロベニア・リュブリャナ公演@リュブリャナ大学
六月六日夕刻  スロベニア・リュブリャナ公演@市役所ホール
六月十一日  イタリア・ミラノ公演@エルフォ・プッチーニ劇場
六月十二日  イタリア・トリエステ公演@トリエステ市立美術館
六月十四日  オーストリア・ウィーン公演@ウィーン大学
六月二十日  ハンガリー・ブダペスト公演@エドヴェシュ・ティーズ
六月二十六日 ポーランド・クラクフ公演@日本美術技術博物館
六月二十九日 ポーランド・ワルシャワ公演@日本情報工科大学
七月三日   キルギス・ビシュケク公演@トゥングチ劇場
七月七日   ウズベキスタン・タシケント公演@国立音楽大学院
七月十日   帰国予定

45日間、13公演。その他WS、学生さんと交流会、大学での交流会など。

ローマではバレエを、ミラノと、ウィーンとブダペストではオペラを鑑賞予定。
初めて行くスロベニアは、この時期最高に美しいですよときいてるので楽しみ。

留守にするのは一か月半ばかしです、すぐです。:

7月、帰国後、21日(土)に、帰国祝い公演として、こんなことしますから、予約してね。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

7月31日(火)19:00〜には、道楽亭にて、凱旋公演「たっぷりお土産話と浪曲の会」を、美舟ちゃんとします。こちらは道楽亭さんにお問い合わせくださーーーい!
posted by ななふく at 19:58| 東京 ☀| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

語り芸パースペクティブ最終回「語り芸の来し方、これから」の会、ご挨拶。

ようこそご来場いただきました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」いよいよ最終回です。
最終回のお題は「語り芸の来し方、これから」。なんという壮大な。
 日本の語り芸のいま現在における最新型は、ラップ、ではないかと思っています。
 ラップ、全然詳しくありません。ただ、「フリースタイルダンジョン」や「高校生ラップ選手権」などのテレビ番組を見ていると、まさに、いま生成している「語り」の、ものすごく生々しいものを浴びて動悸します。
 社会の、低きところから声を上げ、言葉を音楽的に扱い、即興性が強く、腹の底から突き上げるごとき表現。言葉と音楽と情念の、瞬間の融合の連続、のような気がします。
 その日本語ラップの地平を開かれたのが、いとうせいこうさんです。
 いとうさんは、私の兄弟子、でもあります。能楽師の安田登先生のもとで、ともに謡を習っております。月に二回、某お寺の本堂での、早朝稽古。現存する語り芸の中でもっとも古く、儀礼性と、中世以来の身体性を残し、此の世とあの世をつなぐ芸であるお能の、なにがしかを、体に取り入れたいと、眠い目こすりながら、通っています。
 学ぶほどに思うのは、お能、おそるべし、ということ。
今日はいとうさんに最新型の語りを、そしてこのシリーズ二度めのご登壇となる安田先生に、古い形の語りとして、能の一部を演じていただきます。
 そして、楽しみなのは、実は最後のお話です。
朝稽古は、二時間。そのうち一時間は、だいたい、雑談。これが、とんでもなく面白い。
 よく出る話題は、遠い芸能の始原の話。よく出てくるのは、「秦河勝」という人名です。
秦氏は渡来系氏族の長だった人で、聖徳太子に仕え、猿楽(能)の始祖と伝えられる人です。平安京を開いた桓武天皇が渡来系の天皇だったことは有名ですが、その京都に残る「太秦」という地名は、秦氏の住まいがあった地とされています。
そして朝の雑談は、いま大きく変わりつつある世の中、遠い未来のことも話題に出ます。言葉を超える言葉の世界を「親愛なる」という小説で書かれたいとうさんと、安田先生の会話は、今日明日のことできゅうきゅうとしている私の貧しい想像力を、はるか遠くにいざなってくれます。その「雑談」を、この語り芸パースペクティブの締めにしたいと思います。
窮屈なこの世で、はるか遠くへ、私たちを連れて行ってくれるもの、それこそが、芸!
みなさまも、わたくしも、これからも、はるか遠くへ飛べますように……。

2018年2月19日
玉川奈々福
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2018年04月24日

語り芸パースペクティブ第十回「江戸落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第10回目……残すところあと1回。
あっという間です。

今回の企画で私は、上方落語とお江戸の落語を扱う回を分けました。
そして投げかけたテーマは、「江戸落語は『語り芸』か?」
……つまり、上方の落語と江戸の落語はベツモノであり、江戸の落語を『語り芸』の範疇に入れることに、疑問を持っている、
それを検証しようという意図があります。
となると、『語り』とはなんであるか、ということを、10回目にしてあらためて考える、ことにもなります。

講釈は読む、という。その理由は講談の回でよくわかりました。
浪曲は唸る。
義太夫は語る。
落語をする方々のことを「はなしか」と言います。話、噺、ハナシ……。

ハナシ、と、カタリは、どう違うのか?

いま、空前の落語ブームだそうです。
東西合わせて、落語家さんは900人を超えたという。
そのうち、東京を拠点とする方は640人以上。
江戸落語と言いつつ、東京出身であることはアドバンテージでもなんでもなくなり、さまざまな個性の落語が花盛りです。

でも本来、東京の落語は、ローカルなものなのではないか。
「江戸」的感覚を色濃く残した都会の、限られたコミュニティのなかでだけ共有される、特殊な感覚のものであり、
ナショナルなものでは、本来ないのではないか。
そしてそれが古典化し、ナショナルになろうとする過程で、ハナシ、から、カタリにどんどん近づいてきているのではないか。

という私の感覚的な疑問に、明確に答えてくださるのが、和田尚久さんです。

和田さんは、放送作家、文筆家。落語をはじめ、伝統芸能、お笑い、演劇にも大変お詳しく、
その見方が、いつも私とは全然違う視点、観点なので、驚かされることが多い方です。
今回、ご著書『落語の聴き方 楽しみ方』を参考テキストに挙げましたが、目からウロコの落語論です。
そして、落語がこういう芸であることに自覚的な演者はどなたですかと、和田さんに投げかけたところ、
まっさきに上げられたのが三遊亭萬橘師匠のお名前でした。

萬橘師匠とは、一週間前に、とある落語会でご一緒したばかり。
落語が、落語たる特徴を備えた魅力的な噺を演じられ、ああ、まさにこの回に来ていただくべき方だと思いました。
「奈々福のたずねる語り芸パースペクティブ」。
いままで、すばらしい「語り芸」を数々聞いてきていただきました。今日は、「語り」ではありません、たぶん。
今日が、今回の企画の、キモ、です。

2018年1月29日
玉川奈々福
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語り芸パースペクティブ第九回「浪曲の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第九回目、
年内最後の会は、浪曲でございます。

今回扱う「語り芸」の中で、もっとも新しい、
逆に言えば歴史の浅い、
そして全盛時は日本を覆うほどの勢い、
そこからの衰退の早さ激しさもとんでもないという、
ジェットコースターのような道を歩んできた、「語り芸」の中の鬼っ子です。

江戸時代までは大道芸であったちょぼくれ、ちょんがれ、阿呆陀羅経、でろれん祭文などの諸芸が集まって、
明治時代になって「浪花節」で鑑札を取得しました。
雨風にさらされる辻々で育ってきた芸だから、
道行く人たちを捕えんと、極端な声を出し、臆面もない感情表現をし、三味線という鳴り物も使いました。
社会の最底辺の者たちが担い、それゆえに最底辺の人たちの心に響いた、
もともとは多分に珍芸的要素もある芸だったのではないかと思います。

近代化を超特急で急いだ明治という時代とともに、ぐわんと成長し、
大正という時代に磨かれ花咲いた、その急成長のひずみも背負いこみ、
時代の空気を吸いこみ過ぎたゆえに、凋落も激しかった……ああ、自分の人生賭けてる芸のことだと、
ご挨拶などで言うべきではないことまで、筆が先走ってしまいます。

浪曲は、昭和十八年の時点で全国に3000人も実演者がいたそうです。
さまざまな興行の形があり、さまざまな浪曲がありました。
大看板の先生方による大劇場型の浪曲、
寄席の浪曲、
そしてもっぱら旅巡業の人たちの浪曲。
紅涙振り絞る浪曲もあれば、粋で笑いだくさんな浪曲もあった。
いくつものジャンルにわけられそうなくらいです。
本日ご出演いただく澤孝子師匠は、二代目広沢菊春門下でいらっしゃいます。
菊春先生は、大看板でしたが、落語の寄席に入り、座布団に坐ってサゲのある浪曲を演じてもおられました。
その薫陶を受けられ、また一本立ちしてからは看板として一座を組んで全国を巡業しておられました。
大劇場、寄席、旅、三つの要素を兼ね備えておられるのが澤師匠です。

そして曲師を務められる佐藤貴美江師匠は、奈々福と同期、浪曲三味線教室出身です。
浪曲の魅力は、譜面もないなかで、浪曲師と曲師がセッションすることの中にもあります。
だからこそ、一人前に舞台が弾けるまでが難しいんですが。

本日は、開口一番を短めに奈々福がつとめ(曲師は、名人・沢村豊子師匠)、
そして澤孝子師に、二代目広沢菊春ゆずりの「竹の水仙」を演じていただきます。
仲入り頂戴し、演芸作家であり、浪曲についての著作もある稲田和浩さんによる講義、最後が鼎談という流れです。

2017年12月18日
玉川奈々福
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2018年04月23日

語り芸パースペクティブ第八回「上方落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第八回目、上方落語の回でございます。

いよいよ、演芸の世界に入ってきました。
前回の能から時代はぐっと下って、江戸時代に生まれた芸になります。

なぜ、落語を二回にわけたのか。
私は研究家でもなんでもありませんけれど、感覚として江戸の落語と上方の落語はベツモノ、という気がしております。
それは、生まれ育った場所によるもの、という気がしております。

上方落語に、「ハメモノ」というお囃子が入ること。
そして、基本的な口調が、到底小さな寄席やお座敷内でやるようなものとは思えないこと。
旅の話が多いこと――大道芸から起こった芸の匂いがふんぷんといたします。
そして浪花節の身からすると、そのことに、とっても親しみが湧くのです。

小佐田定雄先生からメッセージが届きました。
「江戸時代の中ごろ、江戸、京、大坂の三都で埋まれた『落語』は、それぞれの町で、それぞれの型で進化をとげてきました。
本日は、京と大坂の上方を中心として発達し、滅亡の危機に瀕し、また復活してきた『上方落語』の特色についてご紹介いたします。
『上方落語』の特色である『旅ネタ』と『芝居噺』をお聞きいただき、下座囃子や見台と小拍子という上方独自の演出がなぜ発生したのかのお話も申し上げます。
桂九雀さんから、上方落語界の現状や修業の方法などについてもうかがえるかもしれません」

九雀師匠とのご縁は、実はもう長いです。
私が曲師だった頃、さる素人さん主催の寄席で、お囃子をご指導いただいて以来。
最近は大阪にうかがうたび会に呼んでいただきお世話になっていますが、
後進を育てようという師匠の強い思いには、いつも感動しております。
お弟子さん、そして若いお囃子さんを育てておられます。
今回は、九雀師匠夫人でもいらっしゃるお三味線の高橋まき師匠、桂吉弥師匠のお弟子さんの弥っこさん、九雀師匠のお弟子さんの九ノ一さんにもお出ましいただき、贅沢なはめもの入りでお送りいたします。

そして小佐田定雄先生。
えっと、実は、私がまだ編集者だった頃、小佐田先生を担当させて頂いておりました。
小佐田先生のご著書をはじめ、米朝師匠、枝雀師匠の本、数々の本をご一緒につくらせていただきました。
亡き枝雀師匠の座付作者。
サラリーマンをさらりとやめて、上方で、落語作家として単身自立という道なき道を開拓してこられたフロンティアでいらっしゃいます。
大尊敬。

2017年11月15日
玉川奈々福

桂九雀「七度狐」

小佐田定雄「解説」より

桂九雀「蛸芝居」

〜仲入り〜

鼎談
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語り芸パースペクティブ第七回「能の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」、早くも中盤第七回目、能の回でございます。

このシリーズに「能」を入れたことに驚かれた方が多かったようです。

はたして、能は、語り芸であるのか。
能は、舞である、との言い方もあり、能は演劇であるという言い方もあり。

実は三年ほど前から、安田登先生に師事し、下掛宝生流(ワキ方)の謡を習っています。
能を習い、それにまつわる安田先生のお話をうかがっていると、芸能の始原の、想像も及ばない深淵のとばくちに立つ気がします。
能というと、観阿弥、世阿弥の名前がまっさきに挙がるかと思いますが、秦河勝(はたの・かわかつ)という、聖徳太子の側近であった渡来系の人物を皆さんはご存じでしょうか? 能の始祖、芸能の神とも言われ……ここから先のお話は、安田先生にお任せいたします。
能は、語り芸であるか。はい、そう言えると思います、が。

それを問うよりも、このシリーズにどうしても入れたかったのは、
能が、今現在続く伝統芸能の中で最も古いものの一つであり、
その起源と歴史、そして詞章の内容はどういうものであるのか、
語りがどういう質のものであるのか、
誰に向けられて語られるものであるのか、
それについてわずかなりとも学ぶことが、私がこのシリーズを企画した意図の核心につながると思ったからです。

安田登先生。親しく教えを乞うている能楽師の先生ですが、中国古代哲学、甲骨文字、金文、古典ギリシア語、シュメール語、アッカド語等の何千年前の言語や哲学から、最先端のAI、AR、VR、ゲームに至るまで、射程距離広すぎて深すぎて、正体不明の先生です。

槻宅聡先生。コラボ公演でお舞台をご一緒させていただいておりますが、その笛の音色、息で打つような音に、ひゅんと、異界へ連れて行かれる思いを何度もしました。

本日は、能「隅田川」の語りを実演していただき、そして、能のメソッドを用いて(何故か奈々福も三味線で参加して)夏目漱石を聞いていただきます。

2017年10月30日
玉川奈々福
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2018年04月22日

語り芸パースペクティブ第六回「女流義太夫の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第六回目、女流義太夫の回でございます。

浪曲は、男性演者の多い芸能ではありましたが、古くから女流浪曲師がいました。
いま現在「浪曲」というひとつのジャンルに、男性も女性もいて、曲師(三味線)も男性女性ともどもいる状況です。

ところが、義太夫は男性と女性が分かれています。先月、第四回目に「義太夫節」を開催いたしましたが、お出ましいただきました豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんは、人形浄瑠璃の文楽協会の会員さんで、文楽協会所属の演者さんたちは全員男性です。
それとは別に、義太夫には女流の伝統があります。

女流義太夫は江戸時代に生まれたそうです。明治時代、浪花節人気が沸騰する前。
つまり日露戦争が終わって桃中軒雲右衛門が登場する前、東京で大人気だったのが娘義太夫。
一時期の東京には、娘義太夫の演者が1000人以上もいたそうで、その演者を追いかけ、客席から「どうするどうする!」という声をかける「堂摺連」という、女義オタクたちが生まれ、それはそれはすさまじい人気だったとか。

本日は人間国宝であられる太夫・竹本駒之助師匠と、私にとって尊敬するお姉さまである三味線の鶴澤寛也さんをお招きし、
また解説には、義太夫節のときにもご登壇いただきました、早稲田大学教授の児玉竜一先生に再度お出ましをいただきます。
太夫一人と三味線一人。女性が演じる語り芸。女流浪曲師としては、もっとも興味津々な今回です。
もともと男性が演じる芸として骨格をつくられたものを、女性が演じるためには、越えなければならないハードルがいくつもあります。
また、義太夫の回のときに指摘された、義太夫節が上方言葉で語られることのハードル、もあります。
先月の義太夫節は、語り芸ここに極まれりと思うような、声、音の激しさ、臆面もないと思うほどの表現の直截さでありました。
これを女流で、どうやって身に背負いうるのか?……と考えながらも、結局、駒之助師匠の語りの深さに溺れてお終いな気もします。
駒之助師匠……この空間で拝聴できるなんて、実に、大変なことなんですよ! 耳をダンボにして拝聴してください。

2017年9月26日
玉川奈々福
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語り芸パースペクティブ第五回「講談の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第五回目、講談の回でございます。
浪曲は、多くの演題を、講談からいただいております。前回、義太夫が、さいたる長編戯曲であると、児玉竜一先生がおっしゃいましたが、講談も、長編の物語の多い芸能です。
それを浪曲はいただきながら、多くの浪曲師(含:奈々福)は、いい場面だけやって、ダレ場はやらず……なんてこともありまして。

ところが浪曲はやはり芸質が違うのでしょう。三味線があり、節がある中で、力の入れどころ、味付けが違うんですよねえ、これが。
そういう、語り芸ごとの質の違い、に強く興味を持ちます。

というわけで、今日は講談。講談は「語り芸」ではありますが、「語る」とは言わないようで「読む」というようです。
そして、どうやら東西でいろいろ違うようです。

東から、以前よりさまざまに教えをいただいております神田愛山先生。
そして、西から、旭堂南海先生、超尊敬するお二人の先生にお出ましいただきました。

愛山先生は、私の師匠・二代目玉川福太郎亡き後、「天保水滸伝」の連続読みをされると聞き、勉強させていただきに通いました。
南海先生も、勉強させていただくために大阪にうかがいました。そのとき拝聴した「難波戦記」、真っ赤な甲冑を付けた真田幸村が騎馬で走って来るさまがまざまざ見えて、奈々福、ひっくり返りました。
そして六年前、私のプロデュースで、お二人の先生方のご出演で「悪党列伝」という企画をやらせていただきました。二日間、長講一席ずつ、翌日は前日の続きを読んでいただく。愛山先生が「徳川天一坊」より2席、南海先生が「浪花五人男」より2席。お二人の語りの怒涛のうねりに、二日間、ぶっ飛びました。本当に、すんごかった……。

説経祭文にもごぜ唄にも、義太夫にも、三味線という武器がありました。講談は……語りひとつです。その語りひとつのすごさを、どうぞご体験ください。
演目は、愛山先生が「徳川天一坊」より「網代問答」(これを「悪党列伝」でやっていただいたとき、演じ終わった先生が私をじろり睨んで「命を削ったぞ」と言われたことが忘れられません。これを演っていただけるなんて、もう、胸がいっぱいです)。南海先生が「浪花侠客伝」より「木津勘助」(これ、浪曲にもあります)です。

2017年8月25日
玉川奈々福
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2018年04月21日

語り芸パースペクティブ第四回「義太夫節の会」ご挨拶

ごあいさつ

「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第四回に、ようこそご来場くださいました。 
 先月の番外編「パンソリ×浪曲」までを終えて、すでに語りの表現の多様さ深さに、そしてそれを楽しまれる皆様の懐の深さに、企画した私自身がちょっとくらくらきておりますが、今回はまた、超贅沢な回です。

豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんのお二人、この組み合わせを、この空間で聞ける。
しかも、早稲田大学教授にして、早稲田演劇博物館副館長、新聞紙上で毎度すんごい歌舞伎評を書いておられる児玉竜一さんの解説つきで!「なんとかこの回だけ、すべりこませていただけませんか?」というお申し越しをいくつもいくつもお断りしました。
超貴重ですから、堪能してくださいね。

 日本は節つきの語り芸の多い国で、古くは平家琵琶、中世に入って能楽、近世の浄瑠璃の代表格として義太夫節、近代に入って浪花節……これを「四大叙事曲」というと、ものの本で読みました。
ではそれが、発展関係にあるかというと、義太夫の歴史の本には義太夫節は謡の影響をうけて発達したと書いてあるのですが、義太夫節と浪花節には、そういう明らかな関係はなさそうです。
ただ、関西の浪曲は、義太夫節の影響を受けているなと感じることがあります。
上方の芸は、音が複雑。江戸の浄瑠璃は男性の声も高く澄んでいるのに、義太夫節は声に濁り成分があり、三味線も太棹で、音も太く重い。そして、これほど臆面もなく感情表現をする語りは、義太夫節と浪曲に極まる、気が私はしています。

これだけ語り芸が多様であるということは、それぞれの芸にゆだねるものが別々にあるということです。人々は、義太夫に、何をゆだねたのか。そして義太夫を受け継ぐ方々は、それをなんだととらえておられるのか。ああ、聞きたいことがいっぱいだ!

2017年8月15日

玉川奈々福
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posted by ななふく at 22:52| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする