プロフィール
this is the NANAFUKU
名前:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:女性
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994(平成6)年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995(平成7)年7月7日玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001(平成13)年より浪曲師としても活動。2004(平成16)年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005(平成17)年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回プロデュース。2006(平成18)年本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』出演。同年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。かに座のO型。賞罰、なし。
MIDO9459.JPGAAJJ0027.JPGAAJJ9949.JPG撮影森幸一c_0056.JPG撮影森幸一(舞台写真)・御堂義乘(ブロマイド)

NEWS!奈々福のCD発売中! 
「ほとばしる浪花節! 玉川奈々福の寛永三馬術 曲垣と度々平/大井川乗り切り」
(発売元:有限会社武春堂 販売元:バウンディ)XQBT-1155 定価2500円。
取り扱い店:山野楽器(銀座) ミュージックテイト(新宿) ヨーロー堂(浅草) イサミ堂(浅草)
アマゾンほかのネットショップでも購入可能。
奈々福後援会でも取り扱います(別途送料200円がかかります)。ご注文はtamamiho55@yahoo.co.jp へお願いします。
CDジャケット.jpgこおゆう感じです。

「和装人インタビュー第50 玉川奈々福」by辻屋本店

玉川奈々福への仕事のご依頼は、ななふく本舗へ 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
◎ おもいっきり笑える浪曲が聴きたい!
◎ 甚五郎さんや、忠臣蔵や、次郎長や、昔ながらの浪曲が聴きたい!
◎ 子供に、読み聞かせをしてほしい。三味線の音色も聴かせてほしい。
◎ 浪曲漫才もありえるんですか?
◎ 結婚式や、〇回忌で、一代記をやってほしい。
……などなど、お気軽にご相談ください。

奈々福自主公演の予約お問合せも、ななふく本舗へ(090-7001-6867 
ななふくonついった
http://twitter.com/nanafuku55
奈々福on facebook
http://www.facebook.com/nanafuku.tamagawa

2018年05月21日

帰国後の予定

いよいよ海外公演が近づいてばたばたしております。
帰国後の、現在までに決まっている当座の予定をアップしておきます。
けっこうクローズの会とか、情報解禁になってない件が多く……。

7月12日 クローズの会(たぶん)@京都・清水寺

16日(月・祝) クローズの会@船の上

18日(水)クローズの会@初台のどこか

20日(金)学習院にて作家・姜信子さんの授業に参加

21日(土)玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

23日(月)千葉県の高校初任の先生方へws

25日(水)品川区のライブハウスにて浪曲会(情報決定し次第、公開します)19時〜

27日(金)某公共放送の公開収録

29日(日)浅草の料亭にて浪曲会(昼間)

31日(火)奈々福のたっぷり土産話と浪曲の会@道楽亭19:00〜(曲師:沢村美舟)
出演:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)2席+たっぷりお土産話
木戸銭2500円 別途打ち上げ3500円(希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366

8月の木馬亭の予定は未定。
4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
ネタおろし予定。木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)

とりいそぎ!!!
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2018年05月15日

語り芸パースペクティブ、ダイジェスト動画公開!

昨年四月から今年二月にかけて開催しました、
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅」全11回の内容を、
42分ほどの動画にまとめました(撮影・編集:田島空)。

本にならないんですか、動画公開しないんですかと、全回参加した方々からも、来られなかった方々からも、言われておりました。
42分、単純に割れば、各回4分もないくらいなんですけれど、さすがの田島空監督の編集により、
当日の雰囲気を、かなり感じていただけるものになっているかと思います。
ダイジェストですけど、出演の方々の気迫、お話の内容、十分スゴいです。

https://www.youtube.com/watch?v=GqeDkIMAaL0&feature=youtu.be
posted by ななふく at 21:12| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

平成30年度文化庁文化交流使にご指名いただきました。

このたび平成30年度「文化庁文化交流使」にご指名頂き、本日、指名書交付式でした。
20180515_174051.jpg
今月27日に出発し、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの各国にて、
浪曲公演してきます。7月10日帰国予定です。
交付式1.jpg交付式2.jpg(本日の任命書交付式。撮影:田島空)

ある日突然文化庁からメールが来たときには、こりゃ新手の詐欺かと思いました。
なぜ奈々福に!? その理由はいまだにわからない。
外国で浪曲を、という発想はまったくなかったので、いったいどこに行って何をすれば、ゼロからのスタートでした。

なにせ、行き先を自分の伝手で自分で決め、自分で交渉しなければならない。
結果、さまざまなご縁とお力添えをいただき、七か国になりましたが(この経緯もいろいろあった)、
受け入れ先の方々と、今に至るまで、どれだけのメールを交わしたかわかりません。

「語り芸パースペクティブ」事業をしながらだったから、そこそこキツかったです。

受け入れ先候補が決まったら、そこに対して自己紹介し、浪曲の説明をし、
あなたの国で浪曲をさせていただきたいのだ、ついてはお力添えを頂きたく、から始まり、
いつどこで、どういう内容で、舞台仕様はこうこうで、その他交通宿泊、翻訳通訳費用、
そしていま字幕のために台本を翻訳してもらってる。

主に、現地大学の日本語、日本文化研究の先生方にご縁ができたので、ほぼ日本語でやりとりができたのが、大変幸いでした。
『源氏物語』を原語で読めるレベルの研究者がいる大学……
そんじょそこらの日本人より日本語上手なんじゃないかというメールが返信されてくるんで驚愕の連続。

しかし、どこの国と、なんの交渉まで済んでいるのか、もう、わけわからなくなってます、なう。

中国と韓国で懲りたはずなのに、一部現地語でやると受けるもんだから、今回も、一部を現地語でやろうと、
音声ファイルを、いま三か国から入手済み。
イタリア語、スロベニア語の発音はできそうな気がするが、問題は、ドイツ語! 
このあと、ポーランド語、ロシア語、ハンガリー語も来る予定。どぅああ。

でも、浪曲をやるばかりではなく、現地の芸能をいっぱい見てこよう、また、可能なかぎり交流もしてこようと思います。
キルギスでは、世界最大の叙事詩マナスを語るマナスチの方々とのコラボ公演ができるかもしれない。

ウズベキスタンの会場は、国立音楽大学院なので、伝統楽器ドゥタールと、三味線の弾き比べもさせてくださいとお願いちう。
ついでに、伝統芸能を探しながら、ブルーに輝くモスクを見に、日帰りでサマルカンドへも行く予定。
嗚呼、憧れのサマルカンド!

イタリアは、須賀敦子さんの文章で憧れていたトリエステの、市立美術館で開催! 
スロベニアでは幼稚園や小学校でWSもさせてもらいます。各大学の先生や学生さんとの交流の時間もある。

曲師は、豊子師匠にお願いしたかったのですが、一か月半の外遊はお師匠さんにはご負担が大きすぎると、
美舟さんに同行してもらうことにしました。美舟ちゃん、この事業のなんたるかを、まったくわかっていません(わかろうとしていません)。
「おねえさーん、オペラが見たいですうう」とか言ってます。

一か月半、豊子師匠に淋しい思いをさせます。弾いてもらって十六年、そんなに離れたことない。それが一番切ない。

七か国共通で「仙台の鬼夫婦」をやるほか、2席ご所望の場所では「浪曲シンデレラ」。日本の伝統芸能や語り芸そして浪曲の説明もさせてもらいます。妻が夫を叩きのめす話、各国の反応の違いがたのしみ。儒教の国でも受けたから、たぶんだいじょぶだろう。

以下の予定です。もしもその時期、現地におられるようなことがありましたら、ぜひいらしてください。


五月二十七日 出発
五月二十九日 イタリア・ローマ公演@ローマ日本文化会館
六月二日   スロベニア・シュコフィアロカ公演@スコルスキドモ
六月五日   スロベニア・スロベングラッツ公演@文化ハウス
六月六日午前中  スロベニア・リュブリャナ公演@リュブリャナ大学
六月六日夕刻  スロベニア・リュブリャナ公演@市役所ホール
六月十一日  イタリア・ミラノ公演@エルフォ・プッチーニ劇場
六月十二日  イタリア・トリエステ公演@トリエステ市立美術館
六月十四日  オーストリア・ウィーン公演@ウィーン大学
六月二十日  ハンガリー・ブダペスト公演@エドヴェシュ・ティーズ
六月二十六日 ポーランド・クラクフ公演@日本美術技術博物館
六月二十九日 ポーランド・ワルシャワ公演@日本情報工科大学
七月三日   キルギス・ビシュケク公演@トゥングチ劇場
七月七日   ウズベキスタン・タシケント公演@国立音楽大学院
七月十日   帰国予定

45日間、13公演。その他WS、学生さんと交流会、大学での交流会など。

ローマではバレエを、ミラノと、ウィーンとブダペストではオペラを鑑賞予定。
初めて行くスロベニアは、この時期最高に美しいですよときいてるので楽しみ。

留守にするのは一か月半ばかしです、すぐです。:

7月、帰国後、21日(土)に、帰国祝い公演として、こんなことしますから、予約してね。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)
奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg
2018年7月21日(土)13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

7月31日(火)19:00〜には、道楽亭にて、凱旋公演「たっぷりお土産話と浪曲の会」を、美舟ちゃんとします。こちらは道楽亭さんにお問い合わせくださーーーい!
posted by ななふく at 19:58| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

語り芸パースペクティブ最終回「語り芸の来し方、これから」の会、ご挨拶。

ようこそご来場いただきました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」いよいよ最終回です。
最終回のお題は「語り芸の来し方、これから」。なんという壮大な。
 日本の語り芸のいま現在における最新型は、ラップ、ではないかと思っています。
 ラップ、全然詳しくありません。ただ、「フリースタイルダンジョン」や「高校生ラップ選手権」などのテレビ番組を見ていると、まさに、いま生成している「語り」の、ものすごく生々しいものを浴びて動悸します。
 社会の、低きところから声を上げ、言葉を音楽的に扱い、即興性が強く、腹の底から突き上げるごとき表現。言葉と音楽と情念の、瞬間の融合の連続、のような気がします。
 その日本語ラップの地平を開かれたのが、いとうせいこうさんです。
 いとうさんは、私の兄弟子、でもあります。能楽師の安田登先生のもとで、ともに謡を習っております。月に二回、某お寺の本堂での、早朝稽古。現存する語り芸の中でもっとも古く、儀礼性と、中世以来の身体性を残し、此の世とあの世をつなぐ芸であるお能の、なにがしかを、体に取り入れたいと、眠い目こすりながら、通っています。
 学ぶほどに思うのは、お能、おそるべし、ということ。
今日はいとうさんに最新型の語りを、そしてこのシリーズ二度めのご登壇となる安田先生に、古い形の語りとして、能の一部を演じていただきます。
 そして、楽しみなのは、実は最後のお話です。
朝稽古は、二時間。そのうち一時間は、だいたい、雑談。これが、とんでもなく面白い。
 よく出る話題は、遠い芸能の始原の話。よく出てくるのは、「秦河勝」という人名です。
秦氏は渡来系氏族の長だった人で、聖徳太子に仕え、猿楽(能)の始祖と伝えられる人です。平安京を開いた桓武天皇が渡来系の天皇だったことは有名ですが、その京都に残る「太秦」という地名は、秦氏の住まいがあった地とされています。
そして朝の雑談は、いま大きく変わりつつある世の中、遠い未来のことも話題に出ます。言葉を超える言葉の世界を「親愛なる」という小説で書かれたいとうさんと、安田先生の会話は、今日明日のことできゅうきゅうとしている私の貧しい想像力を、はるか遠くにいざなってくれます。その「雑談」を、この語り芸パースペクティブの締めにしたいと思います。
窮屈なこの世で、はるか遠くへ、私たちを連れて行ってくれるもの、それこそが、芸!
みなさまも、わたくしも、これからも、はるか遠くへ飛べますように……。

2018年2月19日
玉川奈々福
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posted by ななふく at 00:29| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

語り芸パースペクティブ第十回「江戸落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第10回目……残すところあと1回。
あっという間です。

今回の企画で私は、上方落語とお江戸の落語を扱う回を分けました。
そして投げかけたテーマは、「江戸落語は『語り芸』か?」
……つまり、上方の落語と江戸の落語はベツモノであり、江戸の落語を『語り芸』の範疇に入れることに、疑問を持っている、
それを検証しようという意図があります。
となると、『語り』とはなんであるか、ということを、10回目にしてあらためて考える、ことにもなります。

講釈は読む、という。その理由は講談の回でよくわかりました。
浪曲は唸る。
義太夫は語る。
落語をする方々のことを「はなしか」と言います。話、噺、ハナシ……。

ハナシ、と、カタリは、どう違うのか?

いま、空前の落語ブームだそうです。
東西合わせて、落語家さんは900人を超えたという。
そのうち、東京を拠点とする方は640人以上。
江戸落語と言いつつ、東京出身であることはアドバンテージでもなんでもなくなり、さまざまな個性の落語が花盛りです。

でも本来、東京の落語は、ローカルなものなのではないか。
「江戸」的感覚を色濃く残した都会の、限られたコミュニティのなかでだけ共有される、特殊な感覚のものであり、
ナショナルなものでは、本来ないのではないか。
そしてそれが古典化し、ナショナルになろうとする過程で、ハナシ、から、カタリにどんどん近づいてきているのではないか。

という私の感覚的な疑問に、明確に答えてくださるのが、和田尚久さんです。

和田さんは、放送作家、文筆家。落語をはじめ、伝統芸能、お笑い、演劇にも大変お詳しく、
その見方が、いつも私とは全然違う視点、観点なので、驚かされることが多い方です。
今回、ご著書『落語の聴き方 楽しみ方』を参考テキストに挙げましたが、目からウロコの落語論です。
そして、落語がこういう芸であることに自覚的な演者はどなたですかと、和田さんに投げかけたところ、
まっさきに上げられたのが三遊亭萬橘師匠のお名前でした。

萬橘師匠とは、一週間前に、とある落語会でご一緒したばかり。
落語が、落語たる特徴を備えた魅力的な噺を演じられ、ああ、まさにこの回に来ていただくべき方だと思いました。
「奈々福のたずねる語り芸パースペクティブ」。
いままで、すばらしい「語り芸」を数々聞いてきていただきました。今日は、「語り」ではありません、たぶん。
今日が、今回の企画の、キモ、です。

2018年1月29日
玉川奈々福
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posted by ななふく at 19:55| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

語り芸パースペクティブ第九回「浪曲の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第九回目、
年内最後の会は、浪曲でございます。

今回扱う「語り芸」の中で、もっとも新しい、
逆に言えば歴史の浅い、
そして全盛時は日本を覆うほどの勢い、
そこからの衰退の早さ激しさもとんでもないという、
ジェットコースターのような道を歩んできた、「語り芸」の中の鬼っ子です。

江戸時代までは大道芸であったちょぼくれ、ちょんがれ、阿呆陀羅経、でろれん祭文などの諸芸が集まって、
明治時代になって「浪花節」で鑑札を取得しました。
雨風にさらされる辻々で育ってきた芸だから、
道行く人たちを捕えんと、極端な声を出し、臆面もない感情表現をし、三味線という鳴り物も使いました。
社会の最底辺の者たちが担い、それゆえに最底辺の人たちの心に響いた、
もともとは多分に珍芸的要素もある芸だったのではないかと思います。

近代化を超特急で急いだ明治という時代とともに、ぐわんと成長し、
大正という時代に磨かれ花咲いた、その急成長のひずみも背負いこみ、
時代の空気を吸いこみ過ぎたゆえに、凋落も激しかった……ああ、自分の人生賭けてる芸のことだと、
ご挨拶などで言うべきではないことまで、筆が先走ってしまいます。

浪曲は、昭和十八年の時点で全国に3000人も実演者がいたそうです。
さまざまな興行の形があり、さまざまな浪曲がありました。
大看板の先生方による大劇場型の浪曲、
寄席の浪曲、
そしてもっぱら旅巡業の人たちの浪曲。
紅涙振り絞る浪曲もあれば、粋で笑いだくさんな浪曲もあった。
いくつものジャンルにわけられそうなくらいです。
本日ご出演いただく澤孝子師匠は、二代目広沢菊春門下でいらっしゃいます。
菊春先生は、大看板でしたが、落語の寄席に入り、座布団に坐ってサゲのある浪曲を演じてもおられました。
その薫陶を受けられ、また一本立ちしてからは看板として一座を組んで全国を巡業しておられました。
大劇場、寄席、旅、三つの要素を兼ね備えておられるのが澤師匠です。

そして曲師を務められる佐藤貴美江師匠は、奈々福と同期、浪曲三味線教室出身です。
浪曲の魅力は、譜面もないなかで、浪曲師と曲師がセッションすることの中にもあります。
だからこそ、一人前に舞台が弾けるまでが難しいんですが。

本日は、開口一番を短めに奈々福がつとめ(曲師は、名人・沢村豊子師匠)、
そして澤孝子師に、二代目広沢菊春ゆずりの「竹の水仙」を演じていただきます。
仲入り頂戴し、演芸作家であり、浪曲についての著作もある稲田和浩さんによる講義、最後が鼎談という流れです。

2017年12月18日
玉川奈々福
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posted by ななふく at 19:50| 東京 🌁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月23日

語り芸パースペクティブ第八回「上方落語の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第八回目、上方落語の回でございます。

いよいよ、演芸の世界に入ってきました。
前回の能から時代はぐっと下って、江戸時代に生まれた芸になります。

なぜ、落語を二回にわけたのか。
私は研究家でもなんでもありませんけれど、感覚として江戸の落語と上方の落語はベツモノ、という気がしております。
それは、生まれ育った場所によるもの、という気がしております。

上方落語に、「ハメモノ」というお囃子が入ること。
そして、基本的な口調が、到底小さな寄席やお座敷内でやるようなものとは思えないこと。
旅の話が多いこと――大道芸から起こった芸の匂いがふんぷんといたします。
そして浪花節の身からすると、そのことに、とっても親しみが湧くのです。

小佐田定雄先生からメッセージが届きました。
「江戸時代の中ごろ、江戸、京、大坂の三都で埋まれた『落語』は、それぞれの町で、それぞれの型で進化をとげてきました。
本日は、京と大坂の上方を中心として発達し、滅亡の危機に瀕し、また復活してきた『上方落語』の特色についてご紹介いたします。
『上方落語』の特色である『旅ネタ』と『芝居噺』をお聞きいただき、下座囃子や見台と小拍子という上方独自の演出がなぜ発生したのかのお話も申し上げます。
桂九雀さんから、上方落語界の現状や修業の方法などについてもうかがえるかもしれません」

九雀師匠とのご縁は、実はもう長いです。
私が曲師だった頃、さる素人さん主催の寄席で、お囃子をご指導いただいて以来。
最近は大阪にうかがうたび会に呼んでいただきお世話になっていますが、
後進を育てようという師匠の強い思いには、いつも感動しております。
お弟子さん、そして若いお囃子さんを育てておられます。
今回は、九雀師匠夫人でもいらっしゃるお三味線の高橋まき師匠、桂吉弥師匠のお弟子さんの弥っこさん、九雀師匠のお弟子さんの九ノ一さんにもお出ましいただき、贅沢なはめもの入りでお送りいたします。

そして小佐田定雄先生。
えっと、実は、私がまだ編集者だった頃、小佐田先生を担当させて頂いておりました。
小佐田先生のご著書をはじめ、米朝師匠、枝雀師匠の本、数々の本をご一緒につくらせていただきました。
亡き枝雀師匠の座付作者。
サラリーマンをさらりとやめて、上方で、落語作家として単身自立という道なき道を開拓してこられたフロンティアでいらっしゃいます。
大尊敬。

2017年11月15日
玉川奈々福

桂九雀「七度狐」

小佐田定雄「解説」より

桂九雀「蛸芝居」

〜仲入り〜

鼎談
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posted by ななふく at 11:07| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

語り芸パースペクティブ第七回「能の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」、早くも中盤第七回目、能の回でございます。

このシリーズに「能」を入れたことに驚かれた方が多かったようです。

はたして、能は、語り芸であるのか。
能は、舞である、との言い方もあり、能は演劇であるという言い方もあり。

実は三年ほど前から、安田登先生に師事し、下掛宝生流(ワキ方)の謡を習っています。
能を習い、それにまつわる安田先生のお話をうかがっていると、芸能の始原の、想像も及ばない深淵のとばくちに立つ気がします。
能というと、観阿弥、世阿弥の名前がまっさきに挙がるかと思いますが、秦河勝(はたの・かわかつ)という、聖徳太子の側近であった渡来系の人物を皆さんはご存じでしょうか? 能の始祖、芸能の神とも言われ……ここから先のお話は、安田先生にお任せいたします。
能は、語り芸であるか。はい、そう言えると思います、が。

それを問うよりも、このシリーズにどうしても入れたかったのは、
能が、今現在続く伝統芸能の中で最も古いものの一つであり、
その起源と歴史、そして詞章の内容はどういうものであるのか、
語りがどういう質のものであるのか、
誰に向けられて語られるものであるのか、
それについてわずかなりとも学ぶことが、私がこのシリーズを企画した意図の核心につながると思ったからです。

安田登先生。親しく教えを乞うている能楽師の先生ですが、中国古代哲学、甲骨文字、金文、古典ギリシア語、シュメール語、アッカド語等の何千年前の言語や哲学から、最先端のAI、AR、VR、ゲームに至るまで、射程距離広すぎて深すぎて、正体不明の先生です。

槻宅聡先生。コラボ公演でお舞台をご一緒させていただいておりますが、その笛の音色、息で打つような音に、ひゅんと、異界へ連れて行かれる思いを何度もしました。

本日は、能「隅田川」の語りを実演していただき、そして、能のメソッドを用いて(何故か奈々福も三味線で参加して)夏目漱石を聞いていただきます。

2017年10月30日
玉川奈々福
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2018年04月22日

語り芸パースペクティブ第六回「女流義太夫の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第六回目、女流義太夫の回でございます。

浪曲は、男性演者の多い芸能ではありましたが、古くから女流浪曲師がいました。
いま現在「浪曲」というひとつのジャンルに、男性も女性もいて、曲師(三味線)も男性女性ともどもいる状況です。

ところが、義太夫は男性と女性が分かれています。先月、第四回目に「義太夫節」を開催いたしましたが、お出ましいただきました豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんは、人形浄瑠璃の文楽協会の会員さんで、文楽協会所属の演者さんたちは全員男性です。
それとは別に、義太夫には女流の伝統があります。

女流義太夫は江戸時代に生まれたそうです。明治時代、浪花節人気が沸騰する前。
つまり日露戦争が終わって桃中軒雲右衛門が登場する前、東京で大人気だったのが娘義太夫。
一時期の東京には、娘義太夫の演者が1000人以上もいたそうで、その演者を追いかけ、客席から「どうするどうする!」という声をかける「堂摺連」という、女義オタクたちが生まれ、それはそれはすさまじい人気だったとか。

本日は人間国宝であられる太夫・竹本駒之助師匠と、私にとって尊敬するお姉さまである三味線の鶴澤寛也さんをお招きし、
また解説には、義太夫節のときにもご登壇いただきました、早稲田大学教授の児玉竜一先生に再度お出ましをいただきます。
太夫一人と三味線一人。女性が演じる語り芸。女流浪曲師としては、もっとも興味津々な今回です。
もともと男性が演じる芸として骨格をつくられたものを、女性が演じるためには、越えなければならないハードルがいくつもあります。
また、義太夫の回のときに指摘された、義太夫節が上方言葉で語られることのハードル、もあります。
先月の義太夫節は、語り芸ここに極まれりと思うような、声、音の激しさ、臆面もないと思うほどの表現の直截さでありました。
これを女流で、どうやって身に背負いうるのか?……と考えながらも、結局、駒之助師匠の語りの深さに溺れてお終いな気もします。
駒之助師匠……この空間で拝聴できるなんて、実に、大変なことなんですよ! 耳をダンボにして拝聴してください。

2017年9月26日
玉川奈々福
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語り芸パースペクティブ第五回「講談の会」ご挨拶

ようこそご来場くださいました。
「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第五回目、講談の回でございます。
浪曲は、多くの演題を、講談からいただいております。前回、義太夫が、さいたる長編戯曲であると、児玉竜一先生がおっしゃいましたが、講談も、長編の物語の多い芸能です。
それを浪曲はいただきながら、多くの浪曲師(含:奈々福)は、いい場面だけやって、ダレ場はやらず……なんてこともありまして。

ところが浪曲はやはり芸質が違うのでしょう。三味線があり、節がある中で、力の入れどころ、味付けが違うんですよねえ、これが。
そういう、語り芸ごとの質の違い、に強く興味を持ちます。

というわけで、今日は講談。講談は「語り芸」ではありますが、「語る」とは言わないようで「読む」というようです。
そして、どうやら東西でいろいろ違うようです。

東から、以前よりさまざまに教えをいただいております神田愛山先生。
そして、西から、旭堂南海先生、超尊敬するお二人の先生にお出ましいただきました。

愛山先生は、私の師匠・二代目玉川福太郎亡き後、「天保水滸伝」の連続読みをされると聞き、勉強させていただきに通いました。
南海先生も、勉強させていただくために大阪にうかがいました。そのとき拝聴した「難波戦記」、真っ赤な甲冑を付けた真田幸村が騎馬で走って来るさまがまざまざ見えて、奈々福、ひっくり返りました。
そして六年前、私のプロデュースで、お二人の先生方のご出演で「悪党列伝」という企画をやらせていただきました。二日間、長講一席ずつ、翌日は前日の続きを読んでいただく。愛山先生が「徳川天一坊」より2席、南海先生が「浪花五人男」より2席。お二人の語りの怒涛のうねりに、二日間、ぶっ飛びました。本当に、すんごかった……。

説経祭文にもごぜ唄にも、義太夫にも、三味線という武器がありました。講談は……語りひとつです。その語りひとつのすごさを、どうぞご体験ください。
演目は、愛山先生が「徳川天一坊」より「網代問答」(これを「悪党列伝」でやっていただいたとき、演じ終わった先生が私をじろり睨んで「命を削ったぞ」と言われたことが忘れられません。これを演っていただけるなんて、もう、胸がいっぱいです)。南海先生が「浪花侠客伝」より「木津勘助」(これ、浪曲にもあります)です。

2017年8月25日
玉川奈々福
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2018年04月21日

語り芸パースペクティブ第四回「義太夫節の会」ご挨拶

ごあいさつ

「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第四回に、ようこそご来場くださいました。 
 先月の番外編「パンソリ×浪曲」までを終えて、すでに語りの表現の多様さ深さに、そしてそれを楽しまれる皆様の懐の深さに、企画した私自身がちょっとくらくらきておりますが、今回はまた、超贅沢な回です。

豊竹呂勢太夫さんと鶴澤藤蔵さんのお二人、この組み合わせを、この空間で聞ける。
しかも、早稲田大学教授にして、早稲田演劇博物館副館長、新聞紙上で毎度すんごい歌舞伎評を書いておられる児玉竜一さんの解説つきで!「なんとかこの回だけ、すべりこませていただけませんか?」というお申し越しをいくつもいくつもお断りしました。
超貴重ですから、堪能してくださいね。

 日本は節つきの語り芸の多い国で、古くは平家琵琶、中世に入って能楽、近世の浄瑠璃の代表格として義太夫節、近代に入って浪花節……これを「四大叙事曲」というと、ものの本で読みました。
ではそれが、発展関係にあるかというと、義太夫の歴史の本には義太夫節は謡の影響をうけて発達したと書いてあるのですが、義太夫節と浪花節には、そういう明らかな関係はなさそうです。
ただ、関西の浪曲は、義太夫節の影響を受けているなと感じることがあります。
上方の芸は、音が複雑。江戸の浄瑠璃は男性の声も高く澄んでいるのに、義太夫節は声に濁り成分があり、三味線も太棹で、音も太く重い。そして、これほど臆面もなく感情表現をする語りは、義太夫節と浪曲に極まる、気が私はしています。

これだけ語り芸が多様であるということは、それぞれの芸にゆだねるものが別々にあるということです。人々は、義太夫に、何をゆだねたのか。そして義太夫を受け継ぐ方々は、それをなんだととらえておられるのか。ああ、聞きたいことがいっぱいだ!

2017年8月15日

玉川奈々福
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語り芸パースぺクティブ 番外編「浪曲とパンソリの会」ごあいさつ

ごあいさつ

ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」番外編でございます。
日本の語り芸最新モデル「浪曲」と、韓国を代表する語り芸「パンソリ」。
かたや三味線、かたや太鼓。音を相手に物語を語る、姉妹のような二つの芸です。

そして、貴顕に守られ育った芸ではなく、地べたに立って、低きところから声をあげ、物語を歌い語り続けてきた「声」でもあります。
そんな二つを、ご堪能いただき、また、奈々福・聖民二人の縁をつないだ、作家・姜信子の解説をお聞きいただきたいと思います。

<浪曲>
もともと「浪花節」と呼ばれた、明治時代初期に成立した語り芸。鎌倉時代の平家琵琶、室町時代の謡曲、江戸時代の浄瑠璃(義太夫節)に続く、日本四大叙事曲の一つ。三下りに調弦された三味線とともに、物語を節と啖呵(台詞)で演じる。その母胎は説経節、デロレン祭文、阿呆陀羅経などの大道芸で、その先祖は宗教音楽時代の説教、祭文である。大正時代から徐々に、「浪曲」と呼ばれるようになった。
【陸奥間違い】
将軍家台所小役人年三十俵をいただいております穴山小左衛門。年三十俵をいただいて奥さんと二人、傘張りの内職をしながら、食ったり食わなかったり。今日は大みそか、どうしても三十両というお金がないと年が越せない。そこで、古くからの友人に借金をするため、下僕をつかわしたのだが……間違いが間違いを呼ぶ波乱万丈の展開!

<パンソリ>
一人の唱者(チャンヂャ)が太鼓の伴奏・鼓手(コス)に合わせて歌とせりふ、身振りで物語を語っていく伝統芸能。18世紀末に原型ができた頃には祭りや市の日に村の広場で、パンノルムと呼ばれる大道芸の一つとして演じられるものだった。その後、支配層である両班(ヤンバン)が自宅の庭や座敷に唱者を招くようになり、室内でも演じられるようになり、語りの内容もその嗜好に合わせ、漢詩や故事成語などが多く引用されるようになった。
【水宮歌(スグンカ)】




2017年7月8日
玉川奈々福

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2018年04月03日

5月と6月、あとちょびっと7月の予定!

ちょっと先の予定まで更新しておきます。

1日(火)みちゆき〜奈々福×吉坊 二人会 第六夜@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「亡霊剣法」(伊藤桂一原作 奈々福作 曲師:沢村豊子)
桂吉坊「天神山」(お囃子:恩田えり 他)
濃ゆいトークあり。
木戸銭:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
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★吉坊さんとの「みちゆき」は全十回予定。早くも折り返しです。吉坊さんは上方落語のひとで、ずうっと年下なんですけれど、ものすご芸能詳しくて、血中芸濃度が非常に高く、私はそれに甘えるような感じで毎回楽しんでおります。今回のテーマは、「男と女、この世ならぬみちゆき」。チケット、奈々福持ち歩いています。

3日(木・祝)渦41 うごめく2018春「伝渦」@しもきた空間リバティ13:00〜
出演:バロン(ボードビリアン)、ヘルシー松田(コミックマイム)、玉川奈々福(浪曲)+沢村美舟(曲師)渡部八太夫(説教祭文)、坂本頼光(活動弁士)
木戸銭:3000円/自由席/予約者優先当日整理券番号受付順入場
予約問合:件名「渦41予約」uzumarishiro@icloud.com  電話 03-5856-3200渦産業
公演渦名、日にち、お名前、枚数、連絡先を明記、もしくは留守電吹き込みよろしく。メール予約の場合、返信PCメール受信を可能な設定で、電話番号明記よろしく
下北沢駅南口の改札口が3/25より閉鎖されました!以下の方法で御無事に到着なさいますように。小田急線の場合は、 下北沢駅 南西口改札出て左へ、Recipe下北沢の看板を左へ(ホテルレファの角)、道なりに進むと旧南口。マクドナルドと携帯電話屋の間の坂を下ってもらって1階にABCマートがあるいさみやビルの4階です。井の頭線の場合は、下北沢駅北口からが近いみたいです。いずれにしろ、道に迷う分を見越して、少し余裕を持ってお出かけくださいませ。
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★道なき道を開拓する芸能者たちを集め、会を催してこられた、われらが木村万里さんプロデュースの渦。今回はお初の方々との顔合わせで、非常にたのしみです!

5日(土・祝)浪曲定席木馬亭「特別企画公演 甚五郎と名工」@木馬亭12:15〜
出演:東家恭太郎「団子一本物語」曲師:沢村美舟
   富士実子「愛染松坂城」曲師:馬越ノリ子
   木村勝千代「五郎政宗孝子伝」曲師:伊丹明
   玉川奈々福「甚五郎旅日記 掛川宿」曲師:沢村美舟
   東家若燕「甚五郎 京都の巻」曲師:佐藤貴美江
   講談:田辺鶴瑛
富士琴美「名工二代」曲師:伊丹明
澤孝子「竹の水仙」曲師:佐藤貴美江
★毎年5月の定席は企画ものを入れておりますが、今年は三日間。3日が大義士祭、4日が遊侠の日、そして奈々福出演の5日が「甚五郎と名工」をテーマに。いや、こういうテーマ別で浪花節聞くと、深く浸透しますよ。とくに甚五郎モノはたくさんあり、この日は、三本。澤師匠の「竹の水仙」は絶品!!!です。

7日(月)浪曲定席木馬亭@木馬亭12:15〜
出演:天中軒景友 国本はる乃 玉川奈々福 澤順子〜仲入り〜玉川太福 宝井梅福(講談)富士琴美 三門柳
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★バラエティに富んだ顔づけの日です。男女のバランスも、関東節、関西節のバランスも。多彩な浪曲を聞いていただける日かと思います。

11日(金)入船亭小辰の武者修行「聴きたいっ!!」第3回@道楽亭19:00〜
出演:入船亭小辰(落語)
ゲスト:玉川奈々福(曲師:沢村美舟)
木戸銭:ご予約2000円・当日2500円 終演後打上げあり(会費3500円/希望者のみ)
予約:道楽亭03-6457-8366
★小辰さんの会のスケに呼んでいただきました。落語以外の芸を聴きたいそうなんです。なに聞きたいかなあ。こんな呼ばれ方初めてなんで、どきどきしますけど、楽しみです。

12日(土)第一回ながめ浪曲会〜奈々福華芝居〜玉川奈々福独演会@ながめ余興場13:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)天中軒景友(曲師:沢村美舟)
会場:ながめ余興場(群馬県みどり市大間々町大間々1635)
アクセス:わたらせ渓谷鐵道大間々駅下車0.5km、車約2分・徒歩約5分
     東武鉄道赤城駅下車1.6km、車約4分・徒歩約20分
     75番バス停「ながめ公園前」(電話でバス)下車すぐ
入場料:2,000円
問合:上州話芸研究会 電話 070-6420-1320(留守電対応) 
mail. gunma41105@yahoo.co.jp
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★長年あこがれであったながめ余興場で、独演会をさせていただきます! 先月、開演時間を14時と書いてアップしましたが、13時になりました。昭和十二年建設の古い芝居小屋(豊子師匠とおない歳!)です。数々の芸が、小屋に沁みわたってます。そこで浪曲やれるの、超嬉しい。渡欧前の、壮行会に位置付けます。東京からも、他からも、日帰り遠足と思って、赤城のお山も見える大間々へ、来てください。

14日(月)渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:古今亭志ん五 春風亭昇々 玉川奈々福(曲師:沢村美舟) 隅田川馬石
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ
★毎月楽しみ渋谷らくご。砥石であり、励みであり。

19日(土)もー吉ライブだ浪花節!@神楽坂・もー吉18:00〜
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:6000円(食事+飲み放題つき)
予約:もー吉(新宿区神楽坂2-10)03-5261-2128
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★もー吉ライブも、十四回目です。太福さんの文化庁芸術祭新人賞受賞を肴に飲みましょう。また、ここも奈々福渡欧前の壮行会と位置づけます。しばしのお別れなの、会いにきてね。

20日(日)三遊亭兼好、神田阿久鯉、玉川奈々福 三人会〜喋る、読む、唸る@横浜にぎわい座13:00〜
出演:三遊亭兼好(落語)、神田阿久鯉(講談)、玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)
木戸銭:3200円
予約問合せ:横浜にぎわい座045-212-5555
〜落語、講談、浪曲の三大話芸を楽しむ日曜日 滑稽を生きる座布団宇宙、ぱあっと明るく兼好落語。史実を元に、釈台前に凛と構える阿久鯉講談。沢村豊子三味線と丁々発止、熱ほとばしる奈々福浪曲。さあ、横浜の地で贅沢舞台の緞帳上がり
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★兼好師匠、阿久鯉さんとの嬉しい会。落語講談浪曲、それぞれの芸の違いを体感できる、貴重な公演です。

25日(金)福岡天神イムズ寄席 特別企画「柳家喬太郎まつり」第三夜「喬太郎・奈々福 二人会」@イムズホール(福岡市中央区天神1-7-11 9階)
出演:柳家喬太郎(落語)玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)2席ずつ
入場料金:全席指定3,900円(税込)
お問合せ:アム・サポート 092−272−1550
(月〜金10:00〜18:00 ※土・日・祝日除く)
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★超うれしい。アコガレの喬太郎師匠に、呼んでいただき、福岡で、なんと二人会です。

5月27日〜7月10日奈々福欧州・中央アジア浪曲公演

これが今年の奈々福の一大プロジェクト、です。
一か月半ほど日本を留守にして、欧州と中央アジア七か国ほど、美舟ちゃんを連れて浪曲でまわってきます。7月10日帰国予定です。海外の芸能、とくに語り芸と出会いたいです。外国で演じる浪曲、外国から見える日本……いろいろ勉強してきたいとおもってます。
以下、いまのところ決まっている公演予定。日本からの参戦も大歓迎!

五月二十七日 出発
五月二十九日 イタリア・ローマ公演@ローマ日本文化会館
六月二日  スロベニア・シュコフィアロカ公演@スコルスキドモ
六月五日  スロベニア・スロベングラッツ公演@文化ハウス
六月六日  スロベニア・リュブリャナ公演@リュブリャナ大学
六月六日  スロベニア・リュブリャナ公演@市役所ホール
六月十一日 イタリア・ミラノ公演@エルフォ・プッチーニ劇場
六月十二日 イタリア・トリエステ公演@トリエステ市立美術館
六月十四日 オーストリア・ウィーン公演@ウィーン大学
六月二十日 ハンガリー・ブダペスト公演@エドヴェシュ・ティーズ
六月二十六日 ポーランド・クラクフ公演@日本美術技術博物館
六月二十九日 ポーランド・ワルシャワ公演@日本情報工科大学
七月三日  キルギス・ビシュケク公演@トゥングチ劇場
七月七日  ウズベキスタン・タシケント公演@
七月十日  帰国予定

45日間、13公演。
ヨーロッパの、日本文化研究についてレベルの高い大学や、研究者の方々とご縁をいただき、まわらせていただきます。学生さんたちや、研究者の方々と意見交換をできるのも楽しみ。
イタリアは、大好きな国。ローマとミラノは三回目ですけれど、初めて行くトリエステは、スロベニアとの国境の町で、須賀敦子さんを読んで以来、行きたかったところ。
できれば歌劇場で、オペラ鑑賞をしたいです。
初めて行くスロベニアは、この時期最高に美しいですよときいてるので楽しみ。
ウィーン大学の日本文化研究はかなりハイレベルで、院生の方々は、源氏物語を原文で読めるレベルだとか。そんな中で浪花節。
ハンガリーのブダペストは温泉大国だそうですよ。も〜楽しみ!
ポーランドのクラクフの現場は、「漫画博物館」と呼ばれ、やはり日本文化研究が盛んに行われている場所です。
中央アジアのキルギスは、世界最大の長編叙事詩マナスがある国。その語り部の方々がいるそうです。その方々との共演ができるかも。
ウズベキスタンは、ちょっとしたご縁があり。首都での公演ですが、できればサマルカンドに行きたいようっ! 
というわけで、しばらく留守にいたしますので、5月の公演には、ぜひぜひ来てくださいませませ。
といっても、留守にするのは一か月半ばかしです、すぐです。

7月、帰国後、21日(土)に、帰国祝い公演として、こんなことしますから、予約してね。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 〜東海道浪花節道中〜
曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)

2018年7月21日(土)13:30開場 14:00開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867
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2018年03月07日

4月の予定!

1日(日)玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!vol.43@木馬亭10:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
ネタおろしの演題「まだ発表できませんけど新作です」
木戸銭:500円(朝一番の笑顔付!)
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★とある戯曲を浪曲化したいんですけれど、いま許諾交渉中です。朝、木馬亭でやるのに到底ふさわしいと思えないものですけれど、やってみます。

2日(月)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:東家恭太郎、港家小ゆき、玉川奈々福、浜乃一舟〜仲入り〜澤惠子、神田京子(講談)、玉川こう福、澤孝子
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
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★関東節と関西節のバランスのいい日です。恭太郎さん、一舟師匠と男性も入り、浪花節の幅を感じていただける日になるかと。トリの澤師匠のスゴさは言うまでもありませんが、ここのところ続けて拝聴して、本当に圧倒されるので、ぜひ聞いていただきたいです。

4日(水)浪曲定席木馬亭@浅草・木馬亭12:15〜
出演:小そめ 涼月舞子太福〜仲入り〜奈々福 貞寿(講談)勝子 路子
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
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★弟弟子の玉川太福さんが、このたび、第72回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞いたしました。それを木馬亭、浪曲協会挙げて祝う、定席の中での企画公演です。彼は初の中トリという、出番で口演いたします。師匠亡きあと、四年間も彼にお稽古をしてくださった大利根勝子師匠もこの日はご出演。姉弟子として私も出演できることを喜んでおります。トリは会長・富士路子。平日昼間なんですけれど、有給とって、弟弟子をぜひとも祝いに来てやってください。

5日(木)「第7回奈々福・太福『龍鳳』浪曲会」@中華レストラン「龍鳳」(小山市羽川487−6)18時30分〜
出演:玉川奈々福、玉川太福 曲師:玉川みね子
木戸銭:3000円(ラーメンと餃子付き)
※お酒を飲まれる方は、+2000円で飲み放題でございます。
ご予約・お問い合わせ:0285-23-5504(龍鳳)

7日より一週間、関西公演です!

7日(土)堺・観音院様にて浪曲会17:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)

8日(日)第12回凱風館寄席@神戸市・凱風館14:00〜
「お江戸の浪曲師・玉川奈々福 独演会」
【日 時】 2018年4月8日(日)14時開演(受付:13時半) ※16時頃終演予定
【木戸銭】 2,000円(学生1,000円) ※小学生以下は無料
【演 目】 「仙台の鬼夫婦」、ほか新作一本(曲師:沢村さくら)
【場 所】 凱風館(JR神戸線住吉駅より徒歩約3分)
【対 象】 凱風館まわりの方(合気道凱風館、甲南麻雀連盟など内田家の皆さん及びそのご家族・ご友人)、MTK会員
★四度目の凱風館! 超聞き上手なお客様、ナマの響きのいい、畳の香る道場で、浪曲二席。半分クローズドの会です。内田樹先生に、奈々福の定番をまだ聞いていただいてないので、古典は「仙台の鬼夫婦」にして、あとなんか新作します。MTKは随時会員募集しておりますので、事務局にお問い合わせくださいませ。mottonanafuku@gmail.com

9日(月)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜
こちらに出演者情報があります。https://www.hanjotei.jp/date/2018/4/?cat=3
木戸銭のご案内はこちらにあります。https://www.hanjotei.jp/price/
奈々福の曲師は、沢村さくらです。
 お問い合わせ:06‑6352‑4874 https://www.hanjotei.jp/price/
★繁昌亭再び!嬉しいなあ。東京で落語の寄席はシブラクに出るだけですが、大坂で、上方落語の並み居る師匠方の中で、短めですが浪曲やらせていただきます。今回はなにをしようかな。

10日(火)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

10日(火)桂吉坊・玉川奈々福二人会@天満天神繁昌亭)18時45分開演
 出演:桂吉坊「愛宕山」ほか一席
玉川奈々福「英国密航」ほか一席(曲師:沢村さくら)
 入場料:前売2700円/当日3000円 
 お問い合わせ:06-6131-5173 https://www.hanjotei.jp/
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★吉坊さんが、早くも二回目の二人会を企画してくださいました。東京での二人会「みちゆき」は、一席ずつですが、関西はトークがないかわりに、二席ずつ。長い(笑)。吉坊さんの愛宕山、楽しみだなあ!

11日(水)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

12日(木)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

12日(木)奈々福姐さん京都の陣―玉川奈々福独演会@京都・瑞泉寺19時00分〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)演目:「金魚夢幻」、ほか古典一席
場所:慈舟山瑞泉寺(京阪三条駅より徒歩5分)
入場料:2000円
 お問い合わせ:info@zuisenji-temple.net http://zuisenji-temple.net/
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★京都木屋町の瑞泉寺さんは、豊臣秀次公のお墓のあるお寺さんです。太閤秀吉の甥であった秀次公は秀吉に切腹させられ、一族三十九人もの方々が処刑された場所に建てられています。その場所を守っておられるお寺のご住職さまは、素晴らしい絵を描くイラストレーター、デザイナーさんでもいらっしゃいます。こちらの、ご案内をいただきました。http://zuisenji-temple.net/infomation/%ef%bc%94%e6%9c%8812%e6%97%a5%e6%9c%a8%e7%8e%89%e5%b7%9d%e5%a5%88%e3%80%85%e7%a6%8f%e7%8b%ac%e6%bc%94%e4%bc%9a%e4%ba%ac%e9%83%bd%e7%91%9e%e6%b3%89%e5%af%ba.html


13日(金)天満天神繁昌亭 昼席@天満天神繁昌亭13時00分〜

13日(金)玉川奈々福独演会@練心庵18:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村さくら)2席
場所:練心庵(阪急曽根駅より徒歩約5分)
 詳細は練心庵ホームページ(https://renshinan-sone.jimdo.com/)での発表をお待ちください。
★釈徹宗先生の練心庵には、一度うかがったことがありますが、浪曲で呼んでいただきました。うれし〜。先生からも「金魚夢幻」のリクエストをいただいております。2席の間に、釈先生とのトークも入ります!

15日(日) 玉川奈々福純情浪曲集@なかの小劇場16時〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:全席自由2700円
ご予約:オフィス10 03-6304-8545 office10.jyu@gmail.com
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★純情浪曲集も、もう4回目です。コンパクトないい会場で、さっぱりと二席。この日は直前同じ舞台で、弟弟子の会もあります(13時半より)

16日(月) 渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:柳家緑太 玉川奈々福(曲師:沢村美舟)春風亭百栄 橘家文蔵
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ: http://eurolive.jp/shiburaku ユーロライブ
★毎月楽しみ渋谷らくご。二番目という出番は久々(定番で三番バッターなので)、気分ちがうものです。

19日(木)奈々福・太福の浪曲浮かれナイト 清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19:00〜
出演:玉川奈々福「忠治旅日記より 忠治山形屋」玉川太福「清水次郎長伝より 石松三十石船」(曲師:玉川みね子)
木戸銭:予約1800円 当日2000円
@らくごカフェ(神保町交差点より九段方向へ30秒歩いた左手。古書センタービル5F)
予約:らくごカフェrakugocafe@hotmail.co.jp 03-6268-9818
★記念すべき20回目(!)の、弟弟子との会。いずれもやくざの話ですが奈々福は侠客伝、弟弟子はいわゆる三尺モノ、となります。通常この会は、4月のおはようライブでネタおろしする演題を再度かけることにしているのですが、ちょっとらくごカフェでやりにくいモノになる(?)予定なので、久々に蔵から出す演題にさせていただきます。毎度の二人のトークコーナーもあります。

23日(月)談四楼奈々福二人会@上野広小路亭18:00〜
出演:立川談四楼(落語)2席 玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)2席
木戸銭:前売り2000円 当日2500円
予約問合せ:お江戸上野広小路亭(台東区上野1-20-10 TEL:03-3833-1789)
受付時間:12:00〜18:00
★立川談四楼師匠は浪曲応援団でいらっしゃいます。心を寄せていただいていて、本当にありがたくおもっておりますが、またお声掛けいただき、広小路亭にて畏れ多くも二人会をさせていただくことになりました!うわあい。

26日(木)玉川奈々福・沢村豊子たっぷり浪曲とおしゃべりの会@道楽亭19:00〜
出演:玉川奈々福 沢村豊子(2席+トーク)
木戸銭:2500円(別途打ち上げあり3500円)
予約問合せ:道楽亭 
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★七か月ぶりのおしゃべりの会。前回お師匠さんが「もう節はいいよ」と言ったのですが、最近聞いたら「稽古しとくよ。稽古すれば声は出るんだよ」と意気込むようなことをおっしゃったので、今回も通常どおりで参ります。人気企画につき、ご予約お早目に。

【速報!】これだけは来てね、東京からも来てね、ツアー組んできてね、企画!
◆ご案内◆
ながめ浪曲会(第1回) 奈々福華芝居〜玉川奈々福独演会〜

日時:2018年5月12日(土)   13時開演(開場は30分前)
会場:ながめ余興場(みどり市大間々町大間々1635)
アクセス:わたらせ渓谷鐵道大間々駅下車0.5km、車約2分・徒歩約5分
     東武鉄道赤城駅下車1.6km、車約4分・徒歩約20分
     75番バス停「ながめ公園前」(電話でバス)下車すぐ
入場料:2,000円
出演:玉川奈々福、天中軒景友
曲師:沢村豊子、沢村美舟
問合:上州話芸研究会
   電話 070-6420-1320(留守電対応)
   mail. gunma41105@yahoo.co.jp
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★長年あこがれであったながめ余興場で、独演会をさせていただきます! 足尾銅山華やかなりしころの古い芝居小屋です。収容数600! いっぱいお客様入れますから、いっぱいきてください!


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2018年02月05日

語り芸パースペクティブ第三回「ごぜ唄・説経祭文」の会のご挨拶

今年度開催している、「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」。
六月に第三回「説経祭文 ごぜ唄」の会を開催しました。
ご出講いただいたのは、説経祭文の渡部八太夫師匠と、ごぜ唄継承者の萱森直子さん。
いずれも、ナマで聞く機会のとても少ない、貴重な芸です。
その二つは、遠くないはず、と予想して組み合わせたものですが、お二人の実演を聞くと、やはり全然違う芸なのでした。声から、三味線から、伝わってくる、その芸能の出自の匂い、に、多くのお客様が震えた、会でした。そのときのご挨拶を掲出します。

***************************************************************
ようこそご来場くださいました。「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第三回目でございます。
私は浪曲師ですが、浪曲の源流にある芸能として挙げられている芸のなかに「説経節」「祭文」があります。でもその二つがくっついた「説経祭文」という芸があることを最近まで知らず、その流れを教えてくれたのが、渡部八太夫師匠です。一度は説経節の名跡を継承されたものの、それを返上し、現在古説経の復活に取り組んでおられます。
萱森直子さんとは、新潟にお仕事で行ったときに出会い、最後の長岡瞽女と呼ばれた小林ハルさん伝授のごぜ唄を聞かせていただきました。
仏教の唱導から生まれた「説経」。
神を祭る文章、つまりは神道の流れの中から生まれた「祭文」。
古い芸能です。もともとはどういう音楽性のものであったのか、それがどう変遷してきたのか、音の歴史は記録に残らず、たどるべくもありません。「梁塵秘抄」の撰者であり、自らも今様に狂い、遊女に歌を教わって声節を磨き続けた異形の法皇、後白河院がこう言われたそうです。
「おおかた詩を作り、和歌を詠み、手を書くともがらは、書きとめつれば末の世までも朽つることなし。こえわざのかなしきことは、わが身かくれぬる後、とどまる事のなきなり」
そう、声は、この世にとどまってくれない。
記録できないから、体から体へと伝えるしかなかった。でも、だからある意味、より確実であると、私は思うのです。
古形を残しているかどうかを問いたいとは思いません。それよりうかがいたいことは、実演者であるお二人が、中世このかたの、一番底辺に近いところから生まれ、地を這うようにしながら残って来たこの芸にどう惹かれ、どうして受け継ぐことになり、その芸の本質を、どうとらえておられるのか、ということです。
演目は、萱森直子さんが「葛の葉子別れ」、渡部八太夫さんが「小栗判官 鬼鹿毛」です。


<ごぜ唄>
瞽女(ごぜ)と呼ばれた盲目の女性芸人たちがうたい継いできた芸能。飾り気のない荒々しい響きと「目で見る」事に頼らないがゆえの自由さが生み出す「迫力」……越後の地でのみ生き続けてきた民謡やはやり歌などさまざまなジャンルを取り込み、涙も笑いも、縁起担ぎや祝い唄も、何でもありの豊かな娯楽芸だが、その要となるのが「祭文松坂」。長い物語を一定のリズムの三味線に乗せてしみじみと展開してゆく。
萱森 直子(かやもり なおこ)
「最後の瞽女」とよばれ「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」保持者として国から認定された長岡瞽女、故小林ハル(2005年105歳で死去)に師事。
小林ハルの伝えた3種類の節回しで祭文松坂を唄い分けることができる唯一の唄い手であり、師のすすめにより高田瞽女・故杉本シズを通して高田系瞽女唄も習得するなど、広範な演目を伝承。長岡、高田、両系統の瞽女唄を直接伝授された唯一の伝承者でもある。

<説経祭文>
その源流は、室町の頃より語りつがれてきた「説経節」にある。だが、説経節は舞台芸能としては江戸初期には衰退、代わって山伏姿の辻芸人が法螺貝や錫杖を片手に「祭文」として語るようになる。江戸後期、その山伏祭文に薩摩若太夫が三味線を合わせて寄席芸として再生させたのが「説経祭文」である。主な演目は「山椒太夫」「小栗判官」「信徳丸」「葛の葉」「刈萱」等。他の芸能にも大きな影響を与えたが、先の大戦を境に衰え、1960年代に断絶。それから30年後、渡部八太夫の「説経祭文」再生の取り組みが始まる。
渡部八太夫(わたなべ はちたゆう)
東京生まれ。小学校教員として東京の地芝居「二宮歌舞伎」の復活に関わり、子供歌舞伎創設のために邦楽(長唄、義太夫、説経節)の道に入る。 1997 年「小栗判官一代記」で初舞台。2005年薩摩派説経節家元十三代目若太夫を襲名。 2011 年 文弥人形 猿八座の座付き太夫として八太夫を名乗り、若太夫は廃業。現在は文弥節を活用して古説経、古浄瑠璃の復活上演に取り組むとともに、説経祭文の現代的再生に挑戦している。
2017年6月14日
玉川奈々福
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2018年01月31日

3月の予定

3日(土)浜町寄席 三遊亭圓楽・林家たい平二人会@明治座16:00〜
出演:三遊亭円楽 林家たい平 ゲスト 玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
開演時間:16:00
料金(税込):S席(1階席・2階席)4,500円A席(3階席) 3,500円
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください
一般発売
インターネット予約・電話予約:2月4日(日)10:00〜
窓口販売・予約引取:2月7日(水)10:00〜
https://web.meijiza.com/sekitori/public/TicSelectTokyuAction.do?kogyoCode=000598&_ga=2.239794243.113790525.1517365857-207875397.1506007468
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★2月23日から五木ひろし公演真っ最中の明治座(この公演には、坂本冬美さんの曲師として豊子師匠がご出演予定です)の、休演日に、浜町寄席。圓楽師匠とたい平師匠という、笑点ご出演大師匠方の間にはさまって、ゲストで呼んでいただきました。ド緊張! せっかくの休演日にも、同じ明治座に駆りだされる豊子師匠。でもね、きっと歌謡浪曲じゃ物足りなくて、一席浪曲弾きたくなってる頃合いかと思うんです。

4日(日)「女流義太夫と浪曲の会〜ふたつの語り芸、四人の女。そして、女の物語」@雑司谷 拝鈍亭17:00〜
出演:竹本越孝(浄瑠璃)鶴澤津賀榮(三味線)「傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく) 新口村の段」
玉川奈々福(浪曲師)玉川みね子(曲師)「仙台の鬼夫婦」
座談会あり
場所:本浄寺・拝鈍亭(豊島区雑司が谷1-51−18東京メトロ護国寺駅徒歩5分)
全席自由 千円以上のご奉志 限定60席
予約:竹本越孝 090-4431-3543 123koshiko@ezweb.ne.jp
ななふく本舗 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
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★うっわあい、また拝鈍亭さんで浪曲ができる! ここ、音の響きが最高で、声を出すのが本当に気持ちいいのです。本浄寺ご住職さまからリクエストをいただいての公演、最高の環境にて、義太夫節と浪曲(浪花節)を聞いていただきます。
いずれも、物語を語る語り芸。江戸時代、大坂に生まれた義太夫節と、明治になってから生まれた浪花節。太夫一人、三味線一丁という、同じ構成でありながら、さまざまに違いがあります。今回はともに、女性の物語を選びました。越孝先生とご一緒させていただけるうれしさ、そして怖さ! 奈々福の曲師はみね子師匠です。

5日(月)浪曲定席木馬亭12:15〜
出演:東家恭太郎 木村勝千代 玉川奈々福 澤順子~仲入り〜東家若燕 一龍斎貞弥(講談) 玉川こう福 澤孝子
木戸銭:全席自由2000円(25歳以下半額)
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★をを、関東節まつりだ! 恭太郎さん、勝千代さん、奈々福、こう福姉。過半数関東節はめずらしい。少数派ですからね。その中に、東家派、木村派、玉川派とはいっている。バラエティ関東節デイ!です。

7日(水)浪曲定席木馬亭12:15〜
出演:富士綾那 東家一太郎 玉川奈々福 鳳舞衣子~仲入り〜澤惠子 田辺鶴遊(講談) 三門柳 富士路子
木戸銭:全席自由2000円(25歳以下半額)
★入門時期がほぼ同じお姉さんたち。舞衣子姉、路子会長が平成6年。惠子さん、奈々福が平成7年。そういう時代になったんだなあとしみじみと思う顔づけです。

12日(月)渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:柳家わさび 春風亭百栄 玉川奈々福(曲師:沢村美舟)三遊亭粋歌
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ: http://eurolive.jp/shiburaku ユーロライブ
★シブラク、この日は、たぶん渋谷らくご始まって以来、初めて女性がトリ、粋歌さんがトリです!

13日(火)毎週通うは浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19:00〜
出演:玉川奈々福 港家小そめ(曲師:沢村美舟)
木戸銭:1500円(茶菓つき)
★火曜亭は、どんどんお客様が増えてます。仕事帰りに軽く二席、一時間ちょっと、そしてのんびり茶話会、終っても21時という気軽なスタイルがお客様に受け入れられているのかと思います。

15日(木)玉川奈々福 喬太郎アニさんをうならせたい@紀尾井小ホール19:00〜
出演:柳家喬太郎 玉川奈々福(曲師:チラシは沢村豊子で出ておりますが、沢村美舟になります)ネタおろし新作含め2席 
漢字一文字を御題に真っ向競演。
浪曲界の明日のカギをにぎるアネさん奈々福が喬太郎アニさんをうならせるため
義理と人情と開き直りでぶつかる第三弾。
お題は『奥』。ふたりはどんな『奥』を繰り出しあう?
そしてこの会恒例、奈々福が邪道覚悟で喬太郎アニさんに聴かせる新作浪曲は
どんな切り口で挑むのか?奈々福渾身の暴走浪曲、必聴です!
   ▽
料金  3500円 (全席指定)
チケット前売開始 1月20日(土)正午12時より
LinkIconイープラス   (パソコン・携帯)(座席選択可)
▼電話予約 (お座席の位置は、予約を頂いた順で差配させて頂きます)
TEL 03-5474-1929 (らくご@座)
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★第三回目ですよ。マイラブ喬太郎師匠をうならせるための新作、脱稿しました。ぜったいううむと言わせてみせます。頑張ります。嬉しい会です。なんたって、尊敬する師匠と二人会ですから。

16日(金)浪曲と古河の地酒を楽しむ会@古河市 料亭・和田家18:00〜
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師・玉川みね子)
★師匠生前より続く会。今年も開催していただきます。新酒と浪花節は相性いいんだ。毎年この会だけでお会いする、もうおなじみの顔に、今年もお会いできることと思います。


17日(土)目黒区の中学校にて浪曲を聞いていただきます。

17日(土)柳家喬太郎トリビュート〜写真家・橘蓮二プロデュース“極”vol.2@なかのZEROホール19:30〜
出演:柳家喬太郎 「おたのしみ」
玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村美舟)「池袋の鬼夫婦〜ウルトラ風味」
神田鯉栄(講談)「諜報員メアリー」
柳家わさび(落語)「純情日記横浜編」
全席指定3700円
夢空間 03-5785-0380(平日10時〜18時)
ローソンチケット 0570-000-407(オペレータ対応)[Lコード:32980]
※店頭販売(ローソン「Loppi」でも直接、ご購入いただけます)
e+ (イープラス) http://eplus.jp(パソコン・携帯)
なかのZEROチケットセンター 03-3382-9990
お問合せ  03-5785-0380(夢空間)
http://yume-kukan.net/ShowDetails?ShowMasterId=593
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★写真家の橘蓮二さんとは、私が入門する前からの知り合いです。いま、プロデューサーとキャスティングされる芸人という立場でこう関われることが、夢みたいだよね、と二人で会うたびに言いますが、その蓮二さんが、なんと、私の大好きな喬太郎師匠リスペクト企画に顔づけてくださいました。喬太郎師匠関連のネタをやることがミッションです。奈々福のネタは、昨年「喬太郎アニさんをうならせたい」の会で、うならせるために一生懸命作った新作、うならせるどころか、ストーカーかおまえは、と師匠をドン引きさせてしまったネタを師匠の前で堂々再演します。ははは。

21日(水・祝)第416回 国立名人会@国立演芸場13:00〜
【出演】
落語「錦の袈裟」 柳家喬之助
落語「夢の酒」 入船亭扇辰
上方落語「しじみ売り」 林家染二
仲入り
浪曲「狸と鵺と偽甚五郎」 玉川奈々福
国友忠=作 玉川奈々福=補綴 曲師:沢村美舟
漫談 寒空はだか
落語「ハワイの雪」 柳家喬太郎
※番組・出演者の一部変更の際はご了承ください。 (2018.1.25現在)
【前売開始日】
電話・インターネット予約=2月11日(日・祝)午前10時より
窓口販売=2月12日(月・休)より
※窓口販売用に別枠でのお取り置きはございません。
一般=3,100円/学生=2,200円
お問い合わせ
(チケット購入等) 国立劇場チケットセンター(午前10時〜午後6時)
0570−07−9900
03−3230−3000[一部IP電話等]
インターネット購入 
パソコンから      http://ticket.ntj.jac.go.jp/
スマートフォンから  http://ticket.ntj.jac.go.jp/m
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★国立劇場から電話がかかってきたときに、耳を疑いました。こ、こ、国立名人会!? 私、花形演芸会で賞とってません。こんな会に顔づけしていただけるとは、夢にも思っていなかったです。しかも喬太郎師匠とご一緒。3月は喬太郎師匠と三度もご一緒♡♡♡ 曲師は美舟ちゃんで、彼女は超緊張の舞台になるかと思います。私も、びっくりした。嬉しいです。

25日(日)近江 新之助上布とその仲間たち展の浪曲の会@新御徒町 ギャラリーしあん
出演:玉川奈々福「清水次郎長伝より お民の度胸」曲師:玉川みね子
定員35名(要予約/先着順、定員に余裕のある場合は当日受付 事前申込2500円/当日3000円。別途レセプションあり。会費1500円)
参加ご希望の方は
・お名前
・参加人数
・メールアドレス
・携帯電話(緊急ご連絡用)
以上の項目を明記のうえ
kondou.shinnosukejouhu@gmail.com(新之助上布 近藤)
までご連絡下さい。折り返しご確認メールをお送りします。送信から2日以上返信のない場合はメールトラブルの可能性もありますので、再度ご連絡下さい。
★もう毎年おなじみになった、近江の大西師匠の美しい上布の展示会にて浪曲やらせていただきます。師匠からのリクエストで、「お民の度胸」。そのあとの宴もとってもたのしく、そして古民家ギャラリーしあんは、美しい場所なのです!

30日(金)都内某企業OB会にて一席

31日(土)高崎映画祭 映画と浪曲ライブ「国定忠治の巻」@高崎電気館12:30〜
★高崎映画祭にて、映画と浪曲で国定忠治を綴るというイベントです。
「若者よ、涙をしぼりとられるとは、こういうことだ!」
日本映画の黎明期、多くの映画の原作となったのは小説やマンガではなく、講談、浪曲、落語など語り芸の演目だった。それは日本人の魂であり、ラップであり、教養だった。
浪曲 「金魚夢幻」(新作)時空を超えた金魚の恋
映画 『唄祭り赤城山』
休憩(5分)
浪曲 「忠治山形屋」(古典)その後の忠治

『唄祭り赤城山』
監督:深田金之助 出演:近衛十四郎/品川隆二 1962年/1h09/東映京都
国定忠治と忠実な子分・板割の浅太郎との数奇な運命を、村田英雄や藤島桓夫の歌に乗せて人情味豊かに描いた「浪花節映画(節劇)」。
浪曲師:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
曲師:沢村美舟(さわむら・みふね)
12:30開演(14:50終了予定)@高崎電気館
大人2,500円 学生1,500円 高校生以下1,000円
申し込み:高崎電気館地域活性化センター
TEL 027-395-0483(電話受付は毎日10時から19時まで)
申込期間:2月10日(土)より電話にて受付開始 〔事前申込制/全席自由〕
定員:250名。定員に達した場合、当日券の販売はございません。

★映画、かなりレアなもので、浪曲映画だそうです。奈々福の忠治は、超久々。

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2018年01月23日

語り芸パースペクティブ第二回「節談説教」の会のご挨拶

今年度開催している、「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」。
第一回の「日本芸能総論」に引き続き、五月に第二回「節談説教」の会を開催しました。
ご出講いただいたのは、能登の、浄土真宗大谷派満覚寺ご住職で布教使でいらっしゃる廣陵兼純先生と、浄土真宗如来寺ご住職で比較宗教学がご専門の釈徹宗先生。
この会のみ、キャパ400のカメリアホールで開催しました。
貴重な機会、一人でも多くの方に、廣陵兼純先生のお説教を聞いていただきたいと思ったからです。
そのときに、お客様にお配りした「ごあいさつ」をアップします。

「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」第二回目に、ようこそご来場くださいました。 今回からいよいよ実演を聞いていただきます。
 数ある日本の「語り」の中で、一番わからないものから始めたいと思いました。一般的には聞く機会が少なく、それゆえに知られていない……節談説教。
 その一番知られていないものの公演に限って、大きいホールで開催してしまう――節談説教へのわたくしの思いの大きさを、推していただきたく思っております。
 浄土真宗のお説教に、浪曲に近い、フシつきのカタリがあるということは、小沢昭一さんの「日本の放浪芸」このかたのCDシリーズや、数あるご著書の中で知りました。
 その後2005年春、私の師匠、故・玉川福太郎の会に、小沢昭一さんと廣陵兼純先生がゲスト出演してくださったことがありました。
 後見していた私に、小沢さんの番頭さんがささやかれました。
「この先生、すごいよ。よーく聞いておきなさい」
 そして拝聴した廣陵先生のお説教に、私は完全にノックアウトされました。なんという声、節、能登弁の語り、可笑しさあたたかさ、包みこむような優しさ……。
 日本の語り芸の祖には仏教があります。法会のときに歌われる、梵讃(ぼんさん)、漢讃(かんさん)、和讃(わさん)、教化(きょうげ)、訓伽陀(くんかだ)、唱導(しょうどう)、念仏(ねんぶつ)、声明(しょうみょう)……。平安末期から鎌倉時代、それまで支援してくれていた貴族社会が廃れ、仏教が民衆を向いた時代に、語りは、民衆への教化のなかで発達しました。ある時期まで、日本のすみずみに、こういう形のお説教が沁み渡り、人々の安心を支えていたのでしょう。落語も講談も浪曲も、お説教の子孫です。語り芸の母胎に、今日はゆっくりと身をゆだね、そして、随一の解説、釈先生のお話に、ホンロウされてください。
 この事業はアーツカウンシル東京の、平成29年度東京芸術文化創造発信助成(単年助成プログラム)に助成申請をしておりましたが、先月採択を受け、助成を受けて実施することになりました。それにより、さらにプログラムを充実させていく予定です。
2017年5月26日
玉川奈々福


 節談説教は、「芸」ではありません。あくまでも仏教のお説教です。
「奈々福さん、ご本尊様はどうしますか?」と、解説の釈先生から言われたときに、私は飛びあがって驚きました。
「ご、ご本尊様?」
「奈々福さん、当日のしつらえはいろいろ配慮が必要です。 まずご本尊がないと成立しません。ご本尊と簡単な荘厳、そして勤行が必要となります」
……知らないということはオソロシイ。宗教の場たるしつらえが必要だったのです。
 慌てた私は、釈先生にご了解を得て、ご贔屓いただいている、浄土真宗仏光寺派の西徳寺さんにご相談しました。西徳寺さんが、状況を察してくださり、ご本尊としての掛軸名号、荘厳台、具足、お花、ろうそく、掛布、お香、すべて揃えてくださった上、勤行時に釈先生のご導師につく付吟に、西徳寺さんからお若い僧侶の方々を派遣してくださったのです。
 本当に、助かりました。そして、これがなければなり立たなかった、ということを、当日つくづくと感じました。
 廣陵先生のお説教は、能登弁で聴衆に語りかけるあたたかさ、荘厳な力強さ、震えるような響きに満ちていて、私は心底しびれました。
 解説の釈先生の、本当にわかりやすく、そして深いお話を頂戴し、私にとって忘れがたい会になりました。
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2018年01月21日

質実あり!中国公演行ってきました。

日中文化交流協会と、中国曲芸家協会の交流事業で、15日から20日まで、中国へ行ってきました。
中国語で、曲芸とは、「語り芸」のことです。
お能の安田登先生、狂言の奥津健太郎さん、浪曲は奈々福と曲師の沢村美舟、日本の浄瑠璃や浪曲を研究しておられる京都市立芸大の時田アリソン先生、このご縁をつくってくださった、浅草・西徳寺の大谷たつさんがという一行です。随行は日中文化交流協会の山本さんと、中国曲芸家協会の管さん。
北京と、蘇州、上海で、それぞれの曲芸家の方々と実演を披露しあい、そのあと座談会をもって、それぞれの修業や、芸をとりまく情報を交換し、一緒にご飯を食べて談笑しました。

一日目は、北京へ入り、その日は観光。瑠璃廠(るりちゃん)という骨董街で石を買い、北京の銀座と言われる王府井(わんふうちん)の、屋台街をひやかしました。

二日目はいよいよ公演。北京郊外の石景山五里陀村という、百年前の北京の村を再現した施設が現場です。
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快晴の空の下、バスで一時間ちょっと。昔の村を再現していて、酒舗だの図書館だの、薬やだの、新婚さんの部屋だの、いろいろな再現施設があります。その中の一部屋で。こんなポスターがつくられてました。中国の曲芸(語り芸)は、左側の絵ですが、上から、大鼓(太鼓と二胡、三絃、月琴などで演じるもの)、相声(漫才)、評話(講談のような語り芸)、弾詞(ちょっと浪曲に似ている)。
施設内をいろいろ見あるいたあと、まずは施設内の一部屋で、お昼ご飯。
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日本の語り芸訪問団一行。お能の安田登先生、狂言の奥津健太郎さん。浪曲は奈々福と曲師の沢村美舟、日中文化交流協会との縁をつくってくださった、西徳寺の大谷さん、日本の浄瑠璃や浪曲を研究しておられる京都市立芸術大学の時田アリソン先生、日中文化交流協会の山本さん。中国曲芸家協会の管さん、そして超優秀な通訳の何さん。
いよいよ公演。お客様はほぼ全員、曲芸関係者。つまりは、プロ。取材カメラいっぱい入ってるし。
能、狂言、浪曲の披露。浪曲は、字幕をつくっていただいてあり、一行ずつ台詞に合わせて出してもらえるので、中国の方々の理解も完璧だったかと思います。ご披露申し上げた浪曲は「仙台の鬼夫婦」中国語入り。管さんが、笑いをこらえてひくひくしてました。こんな記事がでてました。

こんなパンフレットもつくってくださってました。
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中国側の語り芸は、ひとつは二人羽織みたいな「双簧」という芸(超おかしい、超すばらしい! youtube上から拾いましたがこんな芸)、河南墜子(巨大な箸みたいなのを打ち鳴らしながら、二胡、月琴、三絃が伴奏する語り芸)、単弦(浪曲に似てる。一人が語り、三味線がつく)、京韻大鼓(太鼓を叩きながら、四胡、琵琶、三絃を伴奏に語る)。
多彩で面白い! そのあと、演者の方々と座談会。どんなご修業であるのか、芸をとりまく状況は、国家の支援はあるのか、それで食べていかれるのかどうか、など、かなりつっこんだ話をしました。夕食もその場で北京料理!

三日目。五時起きして、新幹線で蘇州へ。朝食は朝マック。豆乳がおいしい。
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新幹線で五時間。車窓から見える風景はずっと乳白色にけむってました。
噂どおりの大気汚染。北京だけきれいだったけど、蘇州はかなりけむってたなあ。

まずは蘇州評弾学校訪問。ここがこの日の公演場所です。二年前にも一度来ました。中国の野外一大語り芸大会「馬街書会」を見に。そのときのことはここにまとめがあります。
国立の語り芸技芸員養成学校で、生徒は300人います。学費、無料、奨学金あり。羨ましひ……。
すばらしい舞台も二つあり、だいたい校舎が、すてきすぎ。ライトアップされた夜の学校。
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蘇州は、語り芸の本場。蘇州評弾は中国の語り芸の中でも高い位置取りだそうですが、蘇州市にはこの学校がある他、評弾博物館があり(ここにも舞台があります)、国立の寄席が157箇所(!!)、それ以外に茶館などでも随時やられている……状況違いすぎ。中国政府が昨今、伝統文化支援に力を入れていて、曲芸家さんたちには基本給が出るほか、支援金も多く、寄席の木戸銭は日本円換算で60円……。
それでも「京劇のほうが優遇されてる! 語り芸は下に見られてる!」って怒ってたけど、こちらはとほほです。
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評弾学校の舞台。この舞台でやりたいと願ったことが実現しました。
北京と同じく、能、狂言、浪曲。ここでのお客様は、ここの学校の学生さんが大半。でも、中国曲芸家協会副主席の盛先生が背筋をぴっと伸ばして聞いてらして、緊張する……。

評弾というのは、「評話」という、語りだけの講談のような芸と、「弾詞」という、三絃と琵琶で演じる、歌と語りのある二人から三人編成の芸と、両方を合わせた言葉。その両方を見せていただきました。
これは弾詞。
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蘇州は刺繍の本場でもあり、女性のチャイナドレスはシックで素材もよさそうで、刺繍も素敵です。
そして講談みたいな評話。もう、超かっこよかった、王池良先生!
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先生が手を挙げると、風がおこり、雲が巻くのが見えるのですもの。大陸の雄大さを体ひとつで表現されるのに圧倒されました。
ここでも、曲芸家協会副主席の盛先生と、評弾学校の校長先生とご飯食べながら座談交流。

四日目。朝は評弾団(協会、みたいなところ)訪問。1700年代、清の乾隆帝に可愛がられた曲芸家・王周士が建てたものを修復しながら使っているとか。歴史的遺物がたくさんありました。ここも、素晴らしい舞台が一階と二階にあり、毎日評弾が演じられています。
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右側の写真は二階の舞台ですが、背景は蘇州刺繍の見事なもの。文化財的価値があるかと思います。
評弾団を出て、蘇州の町をあるく。京都っぽい都市だと感じます。
ここなんか、木屋町を思う。
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評弾博物館訪問。ここで二年前、安田先生といとうせいこうさん、金田一秀穂先生、金田一央紀さんと、ちょびっと芸を披露させてもらいました。これがその舞台。客席もすてき。
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ここも国立。こんな趣のある語り芸を楽しめる寄席が、市内に157……溜息。
そのあと、明代に建てられた建物をリノベしたレストランで蘇州料理を堪能し、蘇州市平江文化中心へ。
ここで評弾を鑑賞。
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長編の物語を、一組が一席二時間語って、おヒラキです。長編全部語ると、ネタにもよりますが、一か月から二か月かかる(笑)。
そして新幹線で上海に移動して、この日は終わりました。

五日目。上海公演の日。午前中は観光しましょう(わーい!)というので、道教のお廟と、豫園に連れていっていただきました。
豫園のまわりは、浅草みたい! 街並みがふるくて、土産物やさんがいっぱい!
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豫園。すんごい広い邸宅と庭園ですけれど、こってこてのセンスにびっくり。
中に、舞台があって、特別に舞台に上げていただきました。そこで声を出してみた。気持ちよかった!
舞台を背景に、ご案内いただいた上海曲芸家協会主席の王先生たちと記念写真。
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お昼は豫園で上海料理。王先生が「浪曲が国から支援を得られないのは、間違っています!」と力強くおっしゃる。
午後は、上海評弾団に移動して、ここで公演です。
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お客さん、ここでは一般の方々も。戯曲学校の学生さんや、評弾の研修生たち、若い方々も。
なんか木馬亭みたいな雰囲気だなあ。
ここでも弾詞と評話を聞きました。
テーブル掛けや、チャイナドレスのセンスが蘇州とちょっと違う。
また、琵琶の弾き方がちょっと違う。
評話はやはり面白い! 一日評話を聞いていたい!
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互いに芸を披露したあとは、座談会。なんだか語り芸サミットみたいだなあ。
ここでも修業や、芸をとりまく状況についての相当率直な意見交換が行われました。
座談会を終えての記念撮影。奈々福が惚れた評話の呉先生は右から二番目。
女性陣の声と姿の美しさ、語りの美しさ、もう、スキがない。ちっとくらい見習え、奈々福。
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その晩は、上海の銀座みたいなところのクラシカルなレストランで打ち上げ。
最高においしい上海料理! 紹興酒!
ずっと旅に随行してくれた、中国曲芸家協会の管さんが、これほどに深い交流はいままでなく、とても勉強になった、これは大変大きな実績であると言ってくれましたが、五日間の間に、通訳の山本さんを介して、管さんをはじめ、中国の曲芸の方々と交わした言葉はどれほど多かったか。
こんなに内容充実の公演旅行になるとは予想していなくて、日中文化交流協会と、中国曲芸家協会に心から感謝しつつ、中国をあとにしました。






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2018年01月13日

語り芸パースペクテイブ第一回「日本芸能総論」(篠田正浩監督講演)のご挨拶

今年度開催している、「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」。
現在までに9回を終えました。

毎回、お客様に、「ごあいさつ」をお配りしています。その回、出演者、その芸能への私の思いを、つづっております。それらを順次、アップしていこうと思います。

四月に開催した第一回は、映画監督の篠田正浩さんをお招きしました。篠田監督の『河原者のススメ』という本には、衝撃を受け、ぜひとも、日本の芸能を始原から見渡して監督が思われることを論じていただきたいとおもったのでした。それは、すばらしい二時間の講演でした。
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以下、その会のはじめに、皆様にお配りしたごあいさつです。

ごあいさつ

「玉川奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ〜この国の物語曼荼羅〜」に、ようこそご来場くださいました。 この企画に興味を持っていただきましたこと、とても嬉しく、心よりお礼申し上げます。
 この国は伝統芸能がとても多い国ですが、中でも語り芸が多いことは、大きな特徴のように思っております。しかも、中世このかた生まれた多くの語り芸が、いまも現役の芸能として残っております。浮沈はあれど、消えていないという……今後はわかりませんが。
 私は浪曲師で、浪曲は比較的新しい語り芸ですが、今をときめく芸とは言い難い状況です。でも、実演の舞台に日々立ちながら、そこでいただくものだけで、生活しております。
 それを生業としている芸人がいる、ということは、それを支える観客がいる、ということ。この国の文化政策の貧しさを訴える声を巷間よく聞きますが、保護されずとも木戸銭だけで食べている芸人たちがいて、支える土壌がある……とても豊かなことだと思います。
 物語に身をひたし、心あそばせ、しばしうつつを忘れることで、心身が再生される、その作業を、この国の多くの人たちが楽しんでくださっている。視覚優位の時代に、想像力を駆使することを観客に強いる、ミニマム極まる芸能が……ほんとに、なぜでしょうね?
 通史的に語り芸を知ろうとする試みではありません。
その道を生きる方々に、ご修業の形や、大事に思われていることや、その芸の本質をどうとらえておられるかを語っていただきたいのです。そして、そんなミニマムな芸を発達させてきた、この国の、想像力の源泉を、照らしてみたいのです。
初回にあたり、篠田正浩監督著『河原者ノススメ 死穢と修羅の記憶』から、ひとつの文章を引用させていただきます。
「芸能はそれ自体、混沌(カオス)である。日本の伝統として権威化されている雅楽や能狂言の内実は、中国大陸、朝鮮半島はもちろんのこと、インド、中央アジアやヴェトナム、インドネシアの土俗芸能の合成である。この混合(ハイブリッド)を媒介したのがヒンドゥー教、道教であり、とりわけ六世紀に伝播した仏教による影響の巨大さは計り知れない」
 芸能者は、最初は神のご機嫌をうかがい、いつしか、観客のご機嫌をうかがうようになった。あの世とこの世、聖と俗、貴顕と最底辺との間をいつもいつも、行ったり来たり。
全11回の長丁場、おつきあいくださいませ。
2017年4月17日
玉川奈々福


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2017年12月31日

私的2017回顧録

大晦日。片付けようと思う程に散らかる部屋の中で、呆然としております。ほんとうに深く人生を反省する。本ときものと書類と写真と音源とチラシで足の踏み場、ありません。

毎年、この日には、一年を振り返ることにしています。
お仕事を順調にいただけていることがなにより有難いこと。
これも、支えてくださる方々がいてくださってのことで、本当に感謝しつつ、それにしてもよく働きました。
こんなスケジュール可能だろうか、とひやひやしながらも、日雇い労働者は仕事断らないっ! 
それはいいけど、豊子師匠のことをもすこし考えろ!……と思いつつ。
よく乗り切れたなあと思います。
年明けは私の相三味線である沢村豊子師匠が手首骨折リハビリ中、弟子の美舟ちゃん奮闘中でしたが、2月に豊子師匠は無事復帰、元気でご活躍は皆様ご存じのとおりです。
心底ほっとしました。
美舟ちゃんもいろんな若手の方々を弾くようになり、成長しております。
過去最高の舞台数でした。私の場合、語り公演だのなんだのと、一席とカウントしていいのかどうかよくわからない舞台もかなりあります。
出来不出来さまざまあったけど、あのときと、あのときとあのときの舞台は、夢のように自由で声が出て物語世界が描ける気がして、楽しかったなあ!
今年の始めには、「東京人」の浪曲大特集があり、年末には、朝日新聞のbeのフロントランナーに取り上げていただき、また先日は読売新聞朝刊にも掲載していただき、「飛躍の年だったね!」と言っていただくこともありましたが、その自覚はあまりないです。


【今年つくったり覚えたりした演題】
○「浪曲漫談 豊子の復活」(自作)
○「沢村豊子解体新書 たーへるあなとよこ」(自作)←復帰の会で演じた豊子一代記
○「親鸞聖人御伝記 六角堂示現巻」(←築地本願寺さまと釈徹宗先生ご依頼により自作。大変だったですよ。お勉強して作りました。)
○「池袋の鬼夫婦〜ウルトラ風味」(「仙台の鬼夫婦」の喬太郎リスペクトバージョンの自作。ものすごく一生懸命作って、舞台で爆笑もとったのに、喬太郎師匠に呆れられた(号泣))
○「天保六歌撰より 河内山と直侍」
○「天保六歌撰より 上州屋玄関先」
○「銭形平次捕物控 女流浪曲師殺人事件」(「銭形」のパロディ 自作)
○「狸と鵺と偽甚五郎」(国友忠・作 奈々福・補綴)


【語り芸パースペクティブ】
わたくし的に今年最大に力を注いだのは、「奈々福がたずねる語り芸パースペクティブ」全11回でした。これは、数年前から考えていた企画でしたが、実行に移すまでの決心と、キャスティングの過程と、助成を獲得するまでの過程がけっこう大変でした。
すんごい方々を、よくもこれだけ顔づけできたことだと我ながら感心します。
そしてこの企画、情報を公開したその日に、年間パスポート3万円が一気に売り切れる、という前代未聞の事態になりました。
60名様限定の会場で、年間通しで聞きたい人は半分いるかな〜くらいに思ってたのに、ブログで情報公開した途端、申し込みメールの嵐。
その日のblogの閲覧数は、奈々福史上最高でした。多くの方に興味を持っていただいたことに感謝しつつ、多くの方々お断りせざるをえず、大変心苦しくもありました。
すでに終わったものを以下掲出します。

4月17日 日本芸能総論 篠田正浩(映画監督)
5月26日 節談説教 廣陵兼純(説教師・満覚寺住職)釈徹宗(相愛大学教授)
6月14日 説経祭文+ごぜ唄  渡部八太夫(説経祭文)・萱森直子(ごぜ唄)
7月8日 番外編 浪曲とパンソリの会 安聖民(パンソリ唱者)・李昌燮(鼓手) 玉川奈々福(浪曲)・沢村豊子(曲師) 姜信子(作家)
8月15日 義太夫節 豊竹呂勢太夫(人形浄瑠璃文楽太夫)・鶴澤藤蔵(三味線)・児玉竜一(早稲田大学教授)
8月25日 講談 神田愛山(講談師・東京)旭堂南海(講談師・上方)
9月26日 女流義太夫 竹本駒之助(浄瑠璃・人間国宝)・鶴澤寛也(三味線)・児玉竜一(早稲田大学教授)
10月30日 能楽 安田登(下掛宝生流ワキ方)槻宅聡(森田流笛方)
11月15日 上方落語 桂九雀(上方落語)小佐田定雄(落語作家) 
12月18日 浪曲 澤孝子(浪曲師 曲師:佐藤貴美江) 玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 稲田和浩(浪曲作家)

12月までに9回と番外編1回を終えて、奈々福の意気込みが、演者の方に通じるのか、毎回ものすごい充実内容で、主催する私がくらくらしています。2時間があっという間! 渾身で演じてくださった演者の先生方、そして懇切にお話くださった解説の先生方に心から感謝していますが、こんな場をつくれたことを本当に幸せに思っています。
あと2回! 「江戸落語」そして「語り芸の来し方ゆくすえ」。
よい会になるように力尽くします。


【それ以外の自主企画公演】
1月「二人天保水滸伝」@カメリアプラザ和室 弟弟子との二人会。玉川の姉弟マスト企画。
2月「沢村豊子 祝 傘寿+復帰の会」@木馬亭
5月「沢村家のおんなたち」@木馬亭 沢村師弟3人フィーチャーしての会with真山隼人
9月「浪曲タイフーン!」@カメリアホール
……語り芸の会やってるその上に。こう羅列すると、私もそこそこよくやってるなあと思う。


【語り公演】
1月「八百比丘尼の話」@馬喰町ART+EAT 「旅するカタリの夜」にて、説経祭文の渡部八太夫師匠、ダンサーの堀川久子さん、そして作家の姜信子さんと。これ、怪しくて、いままでと違う声がでちゃって、面白かった!
3月 ドミニク・チェンさん主催のシンポジウムで安田先生と「夢十夜」
6月「イナンナの冥界下り」@二期倶楽部「山のシューレ」にて。野外舞台にて。風に吹かれながらの原初の神話世界、気持ちよかった!
8月 「天守物語」朗読会@金沢能楽美術館
10月「天守物語」@金沢21世紀美術館←忘れがたい公演になりました。声とはいえ、異界の人、富姫・亀姫を演じるとは。自分の中で化学変化が起こったような気がしました。
10月「手猿楽の会」@広尾 東江寺←来年以降の展開が楽しみです。

今年は学校公演も例年より多く行きました。小学校、中学校。弾き語りでシンデレラやる機会が多いです。お子さんや、心身弱られている方々のもとへ行って、語りたいです。

【旅公演】
旅も多かった。1月には、豪華客船のお仕事で20日間。横浜港を出て、マジュロ環礁、ツバル、米領サモア、タヒチ。夏には韓国へ。そして、国内も、金沢、静岡、大阪、いわき、栃木、北海道、佐賀、山口、松江、尾道、広島、下関。
来年は、1月が中国、2月がイギリスとリトアニア。それ以降も、ちょっと外国行く機会が増えそうです。

忘れがたいこと。南半球の太平洋上で美舟ちゃんと二人で眺めた満点の星空。いったいいくつ流れ星を見ただろう。時間を完全に忘れて、空に吸いこまれそうだった。

ふっと訪れた僥倖のような休日、バスに乗っていった京都は大原の春景色。花盛りの三千院、音無の滝、声明の道場であった界隈を流れる、呂川、律川と名付けられた川の流れ。景色の中に自分が溶けていってしまいそうでした。

夏の終わり、山伏修業の旅で上った霊山月山の、山頂からの眺め。頂上からうなった私の声はいったいどこまで届いたのだろう。霊気を思いっきり吸いこみました。

東京を離れることは、私にとって大事なことです。異界と触れ合うような時間をつくることは、とっても大事なことです。


【そして】
来年の、大きな企画にむけての仕込作業ちうです。どうなることやら。正式発表はまだまだ先になりそうですが。
今年は、師匠没後十年の年でしたが、年末にとっても嬉しい報せが届きました。弟弟子の玉川太福さんが、文化庁芸術祭新人賞を受賞しました。
浪曲にとって大変嬉しいことですが、天国の師匠がどれだけ喜んでいるかと思います。
入門して三か月で大好きな師匠を失いました。でも彼は諦めなかった。相当な意地っ張りで、まだ稼げもしないのに、この道一つで立つことを志してバイトもやめ、自分で自分にさまざまなことを課して修業し、そして名披露目をして以降は、どんどん外へ活動を広げて来ました。課せられるものも拒否することなく引き受ける、懐を深さがあります。真面目でよく働くもんだから、年季が浅いのに理事(という名の事務員)にさせられてしまっているにも関わらず、新作ばんばんつくっています。今年30席覚えたって……笑っちゃうほど頑張ってるねえ。伸びしろいっぱい。キャパを思いっきり広げてほしいです。
道半ばで、大きなご褒美がもらえたことを、心から祝ってやりたいです。


そして、奈々福を応援してくださるお客様。
今年も大変、お世話になりました。支えていただきました。
どうか来る年も、お付き合いくださいませ。
1月にはカメリアホールの独演会ありますので、来てくださいね〜。
よろしくお願い致します。
よいお年をお迎えくださいませ。
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10月の浪曲大会で「俵星玄蕃」を演じる奈々福。撮影:御堂義乘氏

奈々福拝
posted by ななふく at 14:01| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする