「女流を聞くならこの方も!」とオススメいただき、芙蓉軒麗花師を聞いている。
一聴、富士琴路師匠に似てる!と思った。そして啖呵に、春野先生の啖呵に似た緩急の面白さと包容力があって、とても味わい深い。
一口に女流といってもさまざまだ。
行きつけの飲み屋さんで、ときどき出会う二人連れのおじさんがいる。初めて二人の会話を何気なく聞いていたとき、あまりの面白さにコーフンして鳥肌が立った。ぐーっと耳がそっちに持っていかれた。
会話の内容が、さして刺激的なわけではない。女房の愚痴を言いながら、もう帰ると言ってなかなか帰らないおじさん。それを怒ったり説教したり能書き垂れたりしつつ、結局は相方同様、だらしなく飲んでいるもう一人のおじさん。そのかけあいの呼吸の面白さ、聞いていてほんっとに可笑しいのだ。まるで落語国から抜け出てきたような二人で、それが現代に、そこに、いきいきとしゃべっているのがなんとも不思議で可笑しくて。
江戸から、きっと戦前くらいまでの日本には、こういう人たちがいっぱい生きていたんだろうな! なんて面白い、なんて文化的に高度な時代なんだろう。文化というのは別にエライ芸術作品のことではなく、人と人との間をつなぐ知恵や処世術が発達していることこそ文化なんじゃないかと、思う。落語にはそれがつまっている。
今日、ある方から、「ミホコさんの『太閤記』は太閤記からはずれている」と言われた。
「はずれている」という意味が正確にはわからないのだが、私が感じたことは、そういう時代の「気質」のようなものを私が微塵も体現できない、感じさせられない、ということかもしれないと思った。
『太閤記』って江戸のもっと前の、戦国時代よ。そんな時代の人間の気質を表現するのは無理……とも言える。
だけれど、芸人というのは、そのときその場で芸をするんじゃなくて、自分が語る芸の世界の住人の気質……古き良き日本人の気質……を、実人生でどこか生きている部分が必要で、私にはそれがとっても足りないんじゃないか、と感じた。
かたや、古いものを古いままやっていては……という批判の言葉もある。
難しいなあ。
師匠は堺の豪商をどう生きているのだろう。明日、師匠のお芝居を見せていただきに行く。
プロフィール
this is the NANAFUKU
名前:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:乙女
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995年7月玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001年より浪曲師としても活動。2004年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回プロデュース。2006年本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』出演。2006年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目興行を行う。2007年、関西の若手、菊地まどか、春野恵子とともに浪曲ユニット「浪曲乙女組!」結成、東西で公演を行う。一声二節三啖呵。修業修業の日々にて候。



撮影森幸一・明石雄介
奈々福公演予定詳細はホームにリンクしております浪曲カレンダーをご覧ください。
奈々福ことしこれからの自主公演一覧
7月13日「浪曲乙女組!」於:新宿 シアターアプル


8月2日「浪曲乙女組!」於:大阪 トリイホール
9月6日「玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!」於:木馬亭
12月6日「玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!」於:木馬亭
12月12日「悲願千人斬の女通し読み」於:ポレポレ坐
奈々福公演の予約問合せはプロジェクト福太郎090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
奈々福HOMEhttp://www.geocities.jp/tamamiho55/

誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:乙女
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995年7月玉川福太郎に入門。師の勧めにより2001年より浪曲師としても活動。2004年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回プロデュース。2006年本橋成一監督作品『ナミイと唄えば』出演。2006年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目興行を行う。2007年、関西の若手、菊地まどか、春野恵子とともに浪曲ユニット「浪曲乙女組!」結成、東西で公演を行う。一声二節三啖呵。修業修業の日々にて候。
奈々福公演予定詳細はホームにリンクしております浪曲カレンダーをご覧ください。
奈々福ことしこれからの自主公演一覧
7月13日「浪曲乙女組!」於:新宿 シアターアプル
8月2日「浪曲乙女組!」於:大阪 トリイホール
9月6日「玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!」於:木馬亭
12月6日「玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!」於:木馬亭
12月12日「悲願千人斬の女通し読み」於:ポレポレ坐
奈々福公演の予約問合せはプロジェクト福太郎090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
奈々福HOMEhttp://www.geocities.jp/tamamiho55/

2006年04月27日
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