プロフィール
this is the NANAFUKU
名前:玉川奈々福(たまがわ・ななふく)
誕生日:三波春夫先生と同じ7月19日
性別:女性
職業:浪曲師・曲師(浪曲三味線弾きのこと)
一言:1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。1995年7月7日、玉川福太郎に入門。三味線の修行をしていたが、師の勧めにより2001年より浪曲師としても活動。2004年「玉川福太郎の徹底天保水滸伝」全5回、2005年「玉川福太郎の浪曲英雄列伝」全5回をプロデュースしたが、全10回公演がすべて大入り満席となる。2006年12月、芸名を美穂子から奈々福に改め名披露目。さまざまな浪曲イベントをプロデュースする他、自作の新作浪曲や、長編浪曲も手掛け、他ジャンルの芸能・音楽との交流も多岐にわたって行う。かに座のO型。賞罰、なし。平成30年度文化庁文化交流使として、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの七か国で公演を行った。
MIDO9459.JPGAAJJ0027.JPGAAJJ9949.JPG撮影森幸一c_0056.JPG撮影森幸一(舞台写真)・御堂義乘(ブロマイド)

NEWS!奈々福の初DVD発売! 
「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ! 〜弾き語り浪曲シンデレラ+古典浪曲 仙台の鬼夫婦」
(企画・著作:ななふく本舗 製作:(株)秀真 発売元:ななふく本舗 販売:(株)クエスト 定価3000円(税別)。
全国のCDショップ、書店で取り扱うほか、アマゾンほかのネットショップでも購入可能。
奈々福後援会でも取り扱います(別途送料205円がかかります)。ご注文はtamamiho55@yahoo.co.jp へお願いします。
ジャケット.jpg

ほぼ日学校長・河野通和×玉川奈々福対談
https://gakkou.1101.com/online/2018-06-25.html

「和装人インタビュー第50 玉川奈々福」by辻屋本店

玉川奈々福への仕事のご依頼は、ななふく本舗へ 090-7001-6867 tamamiho55@yahoo.co.jp
◎ おもいっきり笑える浪曲が聴きたい!
◎ 甚五郎さんや、忠臣蔵や、次郎長や、昔ながらの浪曲が聴きたい!
◎ 子供に、読み聞かせをしてほしい。三味線の音色も聴かせてほしい。
◎ 浪曲漫才もありえるんですか?
◎ 結婚式や、〇回忌で、一代記をやってほしい。
……などなど、お気軽にご相談ください。

奈々福自主公演の予約お問合せも、ななふく本舗へ(090-7001-6867 
ななふくonついった
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2018年07月29日

沢村豊子一代記。

あれは、中国地方での旅で、公演先へ移動する、ローカル線の鈍行電車の中でだった、ように記憶しています。
「アンタはさ、姜さんや、安さんたちと、仲良しだろ?」と、突然、豊子師匠が言いだしたのです。
その言い方が、いつものたわいないおしゃべりとはちょっと違う感じだったので、な、なにを言い出すんだと、ぎょっとしました。

姜さんは、作家の姜信子さん。
2005年に私が初出演した「ナミイと唄えば」(本橋成一監督作品)という映画の原作者で、以来、深いお付き合いが続いている、私にとっては盟友のような人。
安さんは、パンソリ唱者の安聖民さん。姜さんの紹介で、2012年に出会いました。
パンソリは韓国の語り芸。パンソリは半島で育ち、浪曲は列島で育った、ともに相方の鳴り物と二人で物語をつむぐ、姉妹のような芸。
知り合ったとき、ちょうど初めてのヘイトデモが新大久保で行われていた。
私たちは、芸でそれを乗り越えようね、つながっていようねと、それ以来、毎年一緒に公演をしている、
彼女もやはり私の大事な友人です。

「アンタがさ、姜さんや、安さんと仲良くしてて、ああ、奈々ちゃんは、大丈夫なんだなって思ったんだよ」
え、お師匠さん、大丈夫って、なにが?
――芸の世界には、在日の方々はたくさんいらっしゃいます。豊子師匠は、十一歳で入門して以来、浪曲の幕内にいて、さまざまな場面や、人の感情を見てきたのでしょう。私には、なんでもかんでもぱあぱあしゃべるお師匠さんが……私はちょっと身構えました。

「韓国っていうところに、行きたいんだよ。アンタ、連れてってくれないかなあ」
お師匠さん、どういうこと?
「アタシのお父さん、話したことあるだろ?」
うん。
――福岡で生まれて、佐賀で育った豊子師匠のお父さんは、もと節劇(浪曲と大衆演劇が合わさったもので、特に九州である時期まで盛んでした)専門の浪曲師でした。声があんまりよかったから、友達から妬まれて、お茶に水銀入れられたことで声が止まってしまって、浪曲廃業して、行商の呉服屋さんになった、とお師匠さんからきいていました。
お師匠さん、そのお父さんだよね?
「そうだよ。お父さんの友達で、やっぱり浪曲師だったキムさんていう人がいたんだよ。お父さんと兄弟みたいに仲良くしていて、私にとってはもう一人のお父さんみたいな人なんだよ。でもね、故郷に帰れなくて死んじゃったんだよ。キムさんの故郷に、アタシ、行きたいんだよ」
そこから、うわああああああああっと、堰を切ったようにあふれでた豊子師匠の思い出話。入門する前の話だから、70年近く、お師匠さん、だれにも言わずに秘めてきたのです。正直、仰天した。くらっくらした。というか、これを、話せると思う相手が、70年間、いなかったのか……。
「年のせいかねえ。キムさんのことがやたらと思い出されて、キムさんの代わりに、キムさんの故郷へ行ってあげたいんだよ」
……えらい宿題をもらったものだ。
私はこれを、盟友・姜信子に相談しました。姜信子はぽんと胸を叩いた。どういう苦労をしてくれたのか、彼女は私に言わないけれど、手を尽くして、韓国はソウルでの仕事をつくってくれました。なおかつ! 豊子師匠のほそぼそとした記憶や情報から、キムさんの故郷を、なんと、探し当ててくれた!
そうして、2015年の12月、私とお師匠さんと姜さんは一緒に韓国に行き、ソウルで公演をし、ソウルよりずっと南にあったキムさんの故郷を訪ねたのです。
ああ、一つの思いを遂げた、お師匠さん、よかったねと、ほっと顔を見合わせて、帰国の途につく直前に、私たちのもとに届いたのが、
武春師匠の訃報だった……。
武春師匠が亡くなったんだよ、ということを、私からお師匠さんに伝えられてよかったと思う。
そこにいてあげられたから。
そのときのお師匠さんの顔、忘れられない。

胸に刻むっていうのは、深い痛みを伴うことです。この旅に至るまでのことと、旅が終わるまでのことは、私の胸に深く刻まれています。

その前から、姜信子さんとは、一緒に公演旅行を何度もしていました。旅をするとき、つねに豊子師匠のそばにいて、ずうっと豊子師匠の話を聞いてくれていました。この韓国旅行のことがあってから、これは豊子師匠の中にうずもれている話が、きっともっともっとあるに違いないと、姜さんは豊子師匠のもとに通い、それこそ膨大な時間をかけて、豊子師匠の話を聞いてくれました。

そうして書き上げた、聞き書き。
本にまとまりました。
タイトルは『現代説経集』。
え、沢村豊子一代記じゃないの?
いえ、豊子師匠一代記も入っています。写真もたくさん入って。
姜さんは、名もない声を拾う人です。権力者の声は増幅され喧伝され、名もないものたちの声は奪われる。それは、現代の状況を見ても、よくわかります。
名もない声を拾って、語り継いできたのが、浪花節のご先祖たち。たとえは説経節、祭文。
そして、姜さんも、それを聞くことで、拾いあつめる人。
その現代の説経たらんと、編んだ本のなかに、かなりの文量で、「沢村豊子一代記」が入っています。
奈々福と豊子師匠の出会いも、姜さんと安さんと奈々福の出会いも。

豊子師匠ファンの方々にぜひとも読んでいただきたい。
ただ、私はこれを冷静には読めないのです。

姜信子「現代説経集」
https://www.amazon.co.jp/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%AA%AC%E6%95%99%E9%9B%86-%E5%A7%9C-%E4%BF%A1%E5%AD%90/dp/4906791808/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1532869053&sr=8-1&keywords=%E5%A7%9C%E4%BF%A1%E5%AD%90
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2018年07月20日

9月の奈々福。

暫定的にアップしておきます。

1日(土) 玉川奈々福独演会@山口市 鍵山記念館15:30〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)「英国密航」「浪曲シンデレラ」
15:30〜17:00(15:00開場)
場所 朴(ほお)の森 (鍵山記念館)http://ho-no-mori.jp/
木戸銭 2500円(中高生1000円 小学生無料)当日払い
申し込み方法 【数楽の会】ホームページhttps://suugakunokai.jimdo.com/ の「問い合わせ」より申し込んでください。
お問い合わせ先 090-8248-5744【数楽の会】(藤野)

2日(日)玉川奈々福・神田松之丞二人会「講談と浪曲で明治150年」@光市民ホール14:00〜
出演:浪曲 玉川奈々福「英国密航」(曲師:沢村豊子)
   講談 神田松之丞「青竜刀権次」
場所:光市民ホール小ホール(光市島田4-13-15)
入場料 一般 3000円(当日3500円)・学生(大学生以下)1000円
主催 光がんざき亭
共催 公益財団法人光市文化振興財団・光の文化を高める会
後援 光市教育委員会・瀬戸内タイムス・Kビジョン・新周南新聞社
チケット取り扱い:光市民ホール・コーヒーボーイ光店(Be st.内)・虹の文具館(光駅前)
チケットぴあ(Pコード 486471)
光がんざき亭.jpg
☆光市で、昨年に引き続き、会をやってくださいます。今年は明治150年をテーマにということで、「英国密航」をリクエストいただきました。講談の松之丞さんとご一緒。たのしみ。

4日(火)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15〜
出演:廣澤虎康 国本はる乃 玉川奈々福 大利根勝子 玉川太福 田辺南北(講談) 富士琴美 東家浦太郎(出演順)
木戸銭:2000円(25歳以下半額)

4日(火)毎週通うは浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19:00〜
出演:玉川奈々福 廣澤虎康(曲師:沢村豊子)
木戸銭:1500円(茶菓付き)

6日(木)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15〜
出演:富士実子 木村勝千代 花渡家ちとせ 玉川奈々福 東家一太郎 神田春陽(講談) 富士琴美 三門柳
木戸銭:2000円(25歳以下半額)

10日(月)発売雑誌「AERA」の「現代の肖像」にて6頁、取材記事掲載予定。ライター、千葉望
☆朝日新聞出版から出ている週刊誌AERAに、「現代の肖像」というコーナーがあります。6頁(週刊誌で6頁!)にわたる、個人を追いかけた長期取材記事で、ライターの千葉望さんが、奈々福を取材してくださいました。千葉さん、京都や群馬まで追いかけて、取材してくださいました。奈々福がおしゃべりしたのはもちろんですが、周囲の関係者へも多数取材してくださいました。どんな記事になるのか、ちょっとどきどき……ぜひ買って読んでくださいませ。

12日(水)第44回生らくご会「喬太郎&奈々福二人会」@広島市西区民文化センタースタジオ 18:30〜
出演:柳家喬太郎、玉川奈々福、沢村さくら
シングル3800円(当日4300円)、ペア7400円(予約のみ) ※全席自由席 ご予約方法は下記HPをご参照ください。
http://sat3.jp/namarakugo/reserve-contact/ …

13日(木)鶴川のお寺にて2席。

15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121 インターネット予約
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg
☆新しい会、始めます。「奈々福なないろ」。毎回、さまざまなゲストをお迎えして、奈々福自身が様変わりし、浪曲の見え方も違ってくる、化学反応のような楽しい会を企画していきたいと思います。
 初回ゲストは、百鬼ゆめひなさん。等身大の人形をあやつる人形師さんです。傀儡師、と掲題しましたが、人形は原初の芸能のひとつです。彼女にはその匂いがあります。今までに、「イナンナの冥界下り」「海神別荘」「天守物語」「雪女」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、「椿姫」を翻案した奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひなさんと共演上演いたします。前方中央の指定席券を奈々福持ちあるいております。

【特報!】奈々福初のDVD「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」発売!
収録演目:イントロおしゃべり。弾き語り浪曲シンデレラ。仙台の鬼夫婦。
「奈々福なないろ」にて発売開始いたします。この日お買い上げいただいた方には、サインをいたします。

16日(日)ニュートン寄席(日本古典芸能大会)@江東区塩浜ニュートン ソシエアリーナ13:00〜
出演:昔昔亭全太郎(落語)桧山うめ吉(俗曲)神田陽子(講談)玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村美舟)昔昔亭桃太郎(落語)(出演順)



18日(火)都内某所でクローズの会

18日(火)渋谷らくご@ユーロライブ20:00〜
出演:立川談吉 玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村美舟)春風亭百栄 古今亭文菊
当日券=大人2,500円/学生1,900円/高校生・落研1,200円/会員2,200円
前売券=大人2,300円/学生1,700円/高校生・落研1,000円/会員2,000円
5枚回数券(6か月間有効/窓口でのみ販売)大人10,000円/学生7,500円/会員9,000円
ご予約・お問い合わせ:ユーロライブ


19日(水)みちゆき 奈々福+吉坊二人会〜第七夜 男と男の道行き@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「曲垣と度々平」(曲師:沢村豊子)
   桂吉坊「重陽」
開口一番:玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約問合せ:おひつじ亭 akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
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★上方落語の吉坊さんとの「みちゆき」早くも七回目。前回は男女の道行きでしたが、今回は、「男と男のみちゆき」。あぶない。はい、あぶないけど奈々福のは、すっとこだなあ。今回開口一番に弟弟子の太福さん出演。チケット、奈々福持ち歩いています。

20日(木)浪曲十八番放送予定@NHK-FM 11:20〜(再放送はよく21日(金)午前5時20分〜)
出演:玉川奈々福「英国密航」(曲師:沢村豊子)

20日(木) 伝統芸能の手法で“心の時代”以前・以後をさぐる ――「てんらい」が挑んだ世界最古のシュメール神話『イナンナの冥界下り』
東京芸術文化創造発信助成【長期助成プログラム】活動報告会@アーツカウンシル東京19:00〜

詳細はこちらに。https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/planning/strategic/29916/

23日(日)神保町にて浪曲会(詳細決まったら告知します)

24日(月・祝)『五代目港家小柳を偲ぶ会』@木馬亭18:00〜
出演:港家小そめ 
   港家小ゆき
   玉川奈々福
   大利根勝子
   天中軒雲月
曲師 :玉川祐子、沢村豊子、玉川みね子
小柳追悼.jpg
☆今年ご逝去された、港家小柳師匠の追悼会に出演させていただきます。以下お弟子さんの小そめさんの言葉を引用します。
「9月に師匠五代目港家小柳を偲ぶ会を所縁の師匠方にご出演いただきまして、師匠小柳が療養中も帰ってきたがっておりました浅草木馬亭で開催することになりました。浪曲に加えてトークショーも予定しております。私は小ゆき姉さんと、玉川祐子師匠のお三味線で深川裸祭りをリレー浪曲させていただきます。本音を申しますと、追悼というのは大変寂しく、できることなら師匠と一緒の舞台に立ちたかったと思っておりますが、お客様の拍手と声援が何より好きだった方ですので、お時間ございましたらご来場いただければ嬉しく思っております。よろしくお願い申し上げます。」
ご予約 office.minatoya@gmail.com (オフィス港家)
080-5462-6085(堀田)

25日(火)浪曲・玉川奈々福 講談・神田松之丞二人会@椿山荘
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 神田松之丞
場所:椿山荘グランドホール椿(オリオン)
開場:17:30
食事:18:00〜18:45
演芸:19:00〜
お一人様:8000円(松華堂弁当+1ドリンク付き)
予約:イベント予約センター 03-3943-1140(9時〜20時)WEB予約もあり。
☆な、な、なんと、椿山荘でディナーショウというお仕事を頂戴しました。またまた松之丞さんと。ちょっとどういう場になるのか、未知の世界ですが、椿山荘は好きな場所なので、楽しみです。お庭の景色もすばらしいので、ぜひ楽しんでいただければと思います。

27日(木)静岡県の小学校にて、浪曲WS
☆アウトリーチ事業の一環で、90分のワークショップを6年生にしてきます。

28日(金)玉川奈々福 独演会 Vol.17@大倉山記念館19:00〜
出演者:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)2席
ゲスト:柳家松太郎(切り絵師)
料金(木戸銭):2500円(前売)3000円(当日)
会場:大倉山記念館 ホール(〒222-0037 横浜市港北区大倉山2-10-1)
会場へのお問い合わせはご遠慮願います。
◎東急東横線「大倉山駅」より徒歩7分。駅とKFCの間の坂道を渋谷方向に上る
予約:芸人三昧 enbu@kf.netyou.jp 電話&FAX 045-568-5947
☆芸人三昧の胴元とはもう、ずいぶん付き合いが長くなりました。独演会17回目ですか。ふぉぉぉ。ありがとうございます。大倉山記念館はすばらしいホールなんですが坂がきびしいんです。頑張ってのぼってきてくださいませ!

30日(日)DVD発売記念ライブ!@西新宿ミュージックテイト14:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:予約1500円・当日2000円(DVD購入者限定)
予約:03-5332-6396 もしくは、ticket@musicteito.co.jp
場所:ミュージックテイト西新宿(新宿区西新宿7-16-13)
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★初のDVD、「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」が20日に出ます。
記念ライブをミュージックテイトさんがやってくださるということで、豊子師匠と二人で行きます。

30日(日)「NHK浪曲特選・夏」NHK-Eテレ 14:30〜16:10放映予定
出演:澤孝子「一本刀土俵入り」(曲師:佐藤貴美江) 真山一郎「刃傷松の廊下」 富士路子「慈母観音」(曲師:水乃金魚) 玉川奈々福「浪曲百人一首 恋歌編」(曲師:沢村豊子) 東家一太郎「一太郎の浅草案内」(曲師:東家美)
企画コーナー:玉川太福 国本はる乃(曲師:沢村美舟)
 


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2018年07月19日

8月の予定。

あらためて、8月の予定をアップしておきます。けっこう夏休みモードですね。暑いし、旅も終わったし、秋に向けて英気を養います。

1日(水)、公共放送の番組収録

2日(木)「暑気払い 講談と浪曲」@グランドアーク半蔵門18時〜
出演:神田すみれ(講談)「応挙の幽霊」
   玉川奈々福(浪曲 曲師:沢村豊子)「飯岡助五郎の義侠」(伊藤桂一原作 奈々福作)
日 時:平成30年8月02日(木)午後5時半受付 午後6時開演9時お開き
会 費: 1万円(お食事・飲物付き)
場 所: グランドアーク半蔵門  3階 「光の間」(椅子席)
千代田区隼町1−1 電話:03−3288−1628
最寄駅: 地下鉄半蔵門線半蔵門駅 6番出口(エスカレーター完備)より徒歩2分
振込先: 三井住友銀行 赤坂支店 普通 8069470 NPO法人蔦くらぶ
☆毎年、すみれ先生とご一緒させていただいている会で、今年からオープンに、お客様募集することになったようです。
「助五郎の義侠」は天保水滸伝を、飯岡側から描いた小説を浪曲化したもので、大好きなネタなので、聴いてほしいです。

4日(土)「玉川奈々福のおはようライブ、ほとばしる浪花節!」@木馬亭10:30〜 
出演:玉川奈々福「平成狸合戦ぽんぽこ」(高畑勲原作 玉川奈々福脚色 曲師:沢村豊子)
木戸銭500円(朝一番の笑顔付!)
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☆今回、ネタおろしではなく、9年前に作った新作をかけます。高畑勲監督に「いつでもやっていいからね」と言っていただきながら、機会がなかった。監督が亡くなられてショックを受けて、台本読み直したら、いまなお現代性のまったく褪せないものでした。監督への思いを込めて、再演しようとおもいます。

4日(土)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:富士綾那 東家孝太郎 花渡家ちとせ 玉川奈々福 天中軒涼月 一龍斎春水(講談)玉川こう福 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★バラエティに富んだ顔づけの日です。男女のバランスも、関東節、関西節のバランスも。多彩な浪曲を聞いていただける日かと思います。

6日(月)浪曲定席木馬亭@浅草 木馬亭12:15~
出演:港家小そめ 澤雪絵 玉川奈々福 国本晴美 真山隼人 一龍斎貞橘(講談)天津ひずる 東家浦太郎
木戸銭:2000円(25歳以下半額)
★関西から真山隼人さんが出演します。隼人さんの三味線は、豊子師匠の一番弟子、沢村さくらさんです。同じ関西節でも、関東の関西節と、関西の関西節とは違います。それもお愉しみに。


8日(水)浪曲日本橋亭「暑気払いは浪曲で!」@お江戸日本橋亭13:00~
出演:天中軒景友「若き日の小村寿太郎」、富士綾那「甚五郎京都の巻」、東家孝太郎「長兵衛嫁とり」、玉川奈々福「金魚夢幻」
曲師:沢村豊子 水乃金魚
木戸銭:予約1500円 当日2000円
予約問合せ:(一社)日本浪曲協会 03-3844-1611
☆夏は「金魚夢幻」のご要望がありますね〜。でも協会企画で演じることは、あんまりないなあ。

14日(火)毎週火曜は浪曲火曜亭!@日本浪曲協会広間19時〜
出演:玉川奈々福 港家小ゆき(曲師:沢村豊子)
木戸銭:1500円(茶菓付き)
☆お盆最中ですけれど、火曜亭は御休みなくやります。暑いさなかの熱い浪曲。茶話会もおたのしみに。

18日(土)欧州&中央アジア公演帰朝報告会〜玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会〜@神戸・喜楽館19:00〜
◎文化庁文化交流大使として、1ヶ月半にわたり、イタリア・スロベニア・オーストリア・ハンガリー・ポーランド・キルギス・ウズベキスタンの7ヶ国で浪曲公演を行ってきまして。東京で報告会をするのですが、MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)が、関西でも!と手を挙げてくださいました。そして開館したばかりの、神戸新開地の喜楽館を予約してくださいました。
なんというありがたさ……。
出来たばかりのぴかぴかの寄席で、珍道中の土産話と、新作&古典浪曲の2席。
2018年8月18日(土)19時00分開演/18時30分開場@喜楽館(神戸市兵庫区新開地2丁目4−13/私鉄各線「新開地駅」より徒歩2分)
前売 3,000円/当日 3,500円(自由席)
チケットぴあHP https://t.pia.jp/
チケットぴあ電話予約 0570-02-9999(Pコード 597-410)
セブンイレブン、チケットぴあ店舗
【お問い合わせ先】
mail:mottonanafuku@gmail.com /tel:050-5435-1730
【主催】MTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)
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19日(日)イナンナの冥界下り@神戸市・凱風館

23日(木)渋谷のラジオ出演 14:00-15:00OA
☆豊子師匠と一緒に、地域FM、渋谷のラジオに生出演します。渋谷のラジオ出演三度めだなあ。なんといっても目玉は、お師匠さんのフリートーク!!!フリー、自由すぎるフリー!

23日(木)清き流れの玉川姉弟会@らくごカフェ19時〜【満席御礼!】
出演:玉川奈々福 玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:予約1800円 当日2000円
ご予約:らくごカフェ rakugocafe@hotmail.co.jp 03−6268−9818(平日12時〜18時受付)
☆満席御礼! 弟弟子の太福さんとのこの会も、21回目になりますが、今回、ネタ出しもしておりませんが、すでに満席。ありがとうございます。

25日(土)奈々福・小ゆき二人会〜小ゆき、奈々福姐の胸を借りる@道楽亭18:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子) 港家小ゆき(曲師:沢村美舟)
木戸銭:予約2500円 当日3000円(別途3500円で打ち上げあり。希望者のみ)
予約問合せ:道楽亭 03-6457-8366 info@dourakutei.com
★道楽亭さんの企画で、小ゆきさんと二人会で、曲師も二人という贅沢さです。すべて小ゆきちゃんに仕切りをお任せします。

26日(日)玉川奈々福の、子どもと楽しむはじめての浪曲@江戸川グリーンパレス17:00〜
出演:玉川奈々福(曲師:沢村豊子)
木戸銭:子ども(3歳~中学生)1000円 大人2000円(当日2500円)高校生 要相談
申し込み方法:代表者、参加人数、お子さまの年齢、住所、電話番号を以下のいずれかに
edogawakogeki@aol.jp
FAX:03-5662-0917
☆お子さんに浪花節! ここのところ、そういうお仕事がちょいちょい入って面白いし嬉しいです。子どもほど手ごわいお客はない。「浪曲シンデレラ」のご注文と、古典一席。さて、どうなることやら!

30日(木) 田島空の、奈々福追っかけ取材記  欧州中央アジア漫遊動画撮って出し!@カメリアプラザ和室19:00〜
出演:田島空(映像作家) 玉川奈々福(浪曲師)
木戸銭:予約2500円 当日3000円
予約:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp
☆奈々福の文化交流使の公演旅行、スロベニアと中央アジアに同行取材してくれた、田島空監督の面白動画を、奈々福のお土産話とともに。
限定60名さまです。
田島空の撮って出し!.jpg


そして、9月の予定もすでにアップしておりますが、以下の公演、ぜひともきていただきたく、奈々福つかまえてチケットをゲットしてくださいませ。「奈々福なないろ」は前方中央の指定のよいお席を持っております。奈々福手持ちは直売のみです。

15日(土)奈々福なないろvol.1「傀儡師(くぐつ)と奈々福」@亀戸駅前カメリアホール14:00〜
プログラム
開口一番 天中軒景友(曲師:沢村美舟)
浪曲 玉川奈々福「おたのしみ」(曲師:沢村豊子)
ゲストコーナー 百鬼ゆめひな(オリジナル作品)
〜仲入り〜
コラボ演目「椿太夫の恋」(人形:百鬼ゆめひな 浪曲:玉川奈々福 三味線:沢村豊子)
全席指定:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:カメリアホール 03-5626-2121 インターネット予約
奈々福なないろ表.jpg奈々福なないろ裏.jpg
☆新しい会、始めます。「奈々福なないろ」。毎回、さまざまなゲストをお迎えして、奈々福自身が様変わりし、浪曲の見え方も違ってくる、化学反応のような楽しい会を企画していきたいと思います。
 初回ゲストは、百鬼ゆめひなさん。等身大の人形をあやつる人形師さんです。傀儡師、と掲題しましたが、人形は原初の芸能のひとつです。彼女にはその匂いがあります。今までに、「イナンナの冥界下り」「海神別荘」「天守物語」「雪女」……など、さまざまな舞台をご一緒してきましたが、「椿姫」を翻案した奈々福オリジナル浪曲「椿太夫の恋」を、ゆめひなさんと共演上演いたします。前方中央の指定席券を奈々福持ちあるいております。
そしてこの会にて、初のDVDを発売いたします!
【特報!】奈々福初のDVD「ほとばしる浪花節 玉川奈々福ライブ!」発売!
収録演目:イントロおしゃべり。弾き語り浪曲シンデレラ。仙台の鬼夫婦。
「奈々福なないろ」にて発売開始いたします。この日お買い上げいただいた方には、サインをいたします。


19日(水)みちゆき 奈々福+吉坊二人会〜第七夜 男と男の道行き@木馬亭19:00〜
出演:玉川奈々福「曲垣と度々平」(曲師:沢村豊子)
   桂吉坊「重陽」
開口一番:玉川太福(曲師:玉川みね子)
木戸銭:全席自由 予約3000円 当日3500円
予約問合せ:おひつじ亭 akagi@f-1994.co.jp、090-3206-5871(おひつじ亭 赤城)
みちゆき7.jpg
★上方落語の吉坊さんとの「みちゆき」早くも七回目。前回は男女の道行きでしたが、今回は、「男と男のみちゆき」。あぶない。はい、あぶないけど奈々福のは、すっとこだなあ。今回開口一番に弟弟子の太福さん出演。

posted by ななふく at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

面白いこと請け合い「東海道浪花節道中!」

 猛暑お見舞い申し上げます。
 西日本で被災された方、またご親戚・ご友人に被災された方がおられるという方には、心よりお見舞い申し上げます。
 甚大な被害に追い打ちをかけるような酷暑……どうか、お身体をそこなわれませんようにと、祈ります。

 奈々福は、5月27日から一か月半、文化庁文化交流使として、ヨーロッパと中央アジアを旅してきました。
 七か国で13公演、5ワークショップをしてきましたが、ご当地の芸能をいっぱい浴び、交流し、とっても面白い旅でした。
 英気をおもいっきりやしなって、帰国後第一弾の自主公演、直前のご案内になってしまいましたが、
ぜひぜひご来場いただきたい、面白い会です。

玉川奈々福・木村勝千代二人会 東海道浪花節道中

小学生で入門し、少女浪曲師として鳴らしながら、一時期浪曲から離れ、五年前に復帰した木村勝千代さんとの二人会です。
二人とも、「関東節」です。
奈々福は、玉川派(でも、国友忠先生や木村若友師匠にも習ったので、木村風味も入ってます)。
勝千代さんは、純粋木村派(松太郎師匠の秘蔵っ子でしたから)。
明治このかた、圧倒的に男性演者ばかりだった「関東節」で、気を吐く奈々福・勝千代の、
東海道中うなり旅。
箱根山を越え、掛川宿へ、そして浜松近郊の小松村、だいぶ戻って、大井川。
浪曲の有名長編演題「清水次郎長伝」「慶安太平記」「寛永三馬術」「甚五郎旅日記」をちょこっとずつ味わえる、おいしさいっぱいの二人旅です。

曲師:沢村豊子 沢村美舟
演題:慶安太平記 善達箱根山 勝千代(美舟)
甚五郎旅日記 掛川宿 奈々福(豊子)
清水次郎長伝 お民の度胸 勝千代(美舟)
寛永三馬術 大井川乗り切り 奈々福(豊子)

2018年7月21日(土)
13:00開場 13:30開演
会場:木馬亭(台東区浅草2-7-5)
木戸銭:全席自由 前売り3000円 当日3500円
予約問合せ:ななふく本舗 tamamiho55@yahoo.co.jp 090-7001-6867

奈々福勝千代表.jpg奈々福勝千代浦.jpg

「女に関東節、無理!」と、どれだけ今まで言われたことか。
関東節で名前を挙げられた女流の師匠は、二葉百合子先生と、二代目木村友衛先生しか私は知りません。
勝千代さんが復帰してくれたときは嬉しかった。
そして木村派の「慶安太平記」をやってくれてうれしかった。
ある意味両極端の、女流関東節。ガチンコ頑張ります。
ご来場、おまちしております!!!!!
posted by ななふく at 16:09| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

キルギスの語り芸「マナス」との交流会。

 文化庁文化交流しとして、5月27日に日本を旅立って、早くも一か月以上。
 今までに、イタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドで公演してきました。
 すでに11公演+3ワークショップ。
 いよいよ旅も終盤、六か国目は、中央アジアのキルギスにおります。
 この国に来たかった。目的があった。
 世界最長の叙事詩「マナス」があり、それを語る「マナスチ」たちがいるからです。
 いったい、どういう芸!?

 キルギスは、遊牧民の国です。いまは定住し、農業国になっているようですが、もともとは移動式住居で、草原を移動しながら生活していた人たちです。だからこの国には伝統的な建物というものがありません。つい一昨日まで一か月間ヨーロッパの伝統的建物を見まくっていた目には、ずいぶんさっぱりした国に映ります。肉は、生活をともにしている家畜があるので、売り買いするものではない、ので、いまでもバザールで肉を扱っている人たちは、ロシア系の人たちらしいです。

 建国は1991年。それまではロシア領でした。国家語はキルギス語ですが、公用語としてロシア語が広く使われています。

 この国に古くから伝わる英雄譚が「マナス」。20万行以上の叙事詩と聞いていましたが、本日聞いたら、50万行以上とのこと。
 活字にまとめられたのが20世紀半ば(一部が、平凡社の東洋文庫に入ってます)。
それも、語り部たちの語りを取材してまとめたもので、全容はまだわからないのだとのことです。

 語り芸ときけば興味津々なわたくしが、文化交流史にご指名受けて、そりゃあ各国の語り芸を聞きたいと思い、キルギスでマナスを聴ける機会を探っておりました。そうしたら、大使館から、マナスのドキュメンタリーを撮っている映像作家の方がいるとの情報をいただき、その方のご尽力で、「共演公演」が実現することになったのです。
そのうえ、私がマナスに興味を持っていることを歓迎してくださったマナス財団の方々が、公演前日に、「交流会」を設定してくださいました。すごい機会です。

 大喜び!

 来る前に、マナスの映像を探しては見てました。
 子どもが語ってる映像がyoutubeにけっこうアップされてました。
 その語りが、半端な迫力ではない。お客さんを一向に見ることなく、自分の語りの中に入り込み、推定年齢五つや六つの子どもがなにゆえにこれほどの確信をもって語ってるのか、とにかく、「習った」「真似をしている」「覚えちゃった」とか、そういう、甘い感じではない、疑問をさしはさむ余地のない、確信に満ちた語りなのです。
「……いったい、なにこれ?」

 今日、打ち合わせした二人のキルギス人通訳さんそれぞれに、マナスってなに、と聞きました。
「この国では伝統芸能はマナスだけです。キルギス人の統合の象徴です」
「マナスは、伝説の英雄の名前からついたものです。でも、その英雄を、本当にいたと信じている人も多くいます」
「初代大統領の方針で、中学生から必ずマナスを勉強することになってます」
「マナスを語る人をマナスチといいますが、マナスチは、誰でもなれるものではありません」
……そこ、聞きたい。どういう人がマナスチになるの?
朝打ち合わせをした通訳のシャヒデンさんは、こういった。
「才能、ですね」
午後から会った、ウイグル系キルギス人のエルミラさんは、こういった。
「伝統の家に生まれて、小さいころに、夢を見て、あなたはマナスになりなさい。とお告げを受けた人が、なります」
……えっ!?
しかも、その子は、お告げを受けたその翌日から、何を見ることもなく、マナスが語れるのだという。
……この話、どっかで聞いた。
あっ、チベットの「ケサル王伝説」の語り部たちもそうなのだ! お能の安田登先生から、この話と同様のことを聞いたのだ!
つまりは、憑依系芸能……ああ、語りの確信は、憑依されているからなのか、納得。


 行って来ました、マナス財団。マナスチの方々がいっぱい待っててくださった!
 待て待て、年季入った人もいるけど、どうみても小学生や中学生みたいな少年もいるぞ。
「彼らはこれからを担うマナスチです」
 この子たちも「天からのお告げ」でマナスチになっちゃった子たちなんだろうか。

いろいろ聞きたいことはあるんだが、先様の仕切りで、まずはお互いの芸の披露。
ちびっこたちから、順々に語っていく。
 ゆったりと始まり、それがだんだん、早間になり、熱を帯びていく、手を振り上げ、声を振り絞り、時々テクニカルな節をつかい、確信に満ちて語り進めていく。
 で、やはり彼ら、お客さんのほうを、一切見ない。自身の語りに、入り込む。

 ぽかんと口開けて感動していたら。
 さあ、あなたどうぞ。奈々福の浪曲の番である。
 そりゃあ、振り絞りましたよ。あっちからいろいろ引きだすためには、こっちもなかなかと思ってもらわなくちゃあならないもん。私の出来はさておき。

 いろいろお話をうかがいました。
 研究者でもあるタランタリさんがいろいろと解説してくださる。
「1950年から60年ごろにつくられた、耳のないお坊さんの映画がありましたね?」
……日本の映画? 耳なし芳一のこと?
「ああ、そうです。それはマナスチの話に似てます」
……ど、ど、どういうことですか?
「芳一は、ドン・タイラ(平家のことらしい)の魂に呼ばれて、海を渡って、天皇の妻のところにいき、タイラの物語を語って、帰ってくる」(小泉八雲とはちょっと違う筋で理解されてるみたいでしたが)
 その、この世にはない魂に呼ばれ、その世界に行って語る、あの世との魂の交渉、がマナスチの本来の姿だというのです。
 ほえええええええっ!!! こりゃ本当に憑依系なんですね。
 そして、こんなすごい声を出しながら、いわゆる声の修業というのはしない。一番大事なのは、言葉の使い方。英雄の姿やその闘いのあり様を、いかに生き生きと具体的にこまかく描写するか。言葉の力があるから楽器を使う必要はない。
 つまり、描写・命。台本、にはなっていないけれど、物語、ネタが、命。それを受け継ぐことが、使命。
 これって、講談。
講談と浪曲の違いというのは、近接芸でありながら際立っている。
マナスは、講談である。憑依系の講談、がマナス、なんだと、本日のところは、強く思った次第。

最後に、七歳でマナスチになり、現在十一歳の少年に、修業でいちばんつらいことはなに、と聞いてみました。
「語っていると、目の前に悲しい世界が見えてきて、心が辛くなる。泣いてしまったこともある」

 十一歳の少年のこの返事に、胸いっぱいになる思いでした。彼らは、語っているときに、完全に物語の世界を生きているのだ。
物語世界半分、お客さんのご機嫌半分、願わくば客席の全員と目が合うように視線投げ色気投げ、日銭稼いでる芸人とは、ありようがまったく、違うのだ!!!

今日は、超面白かったです。文化交流使をお引き受けした甲斐がありました。
さあ、明日はこのマナスチの方々との一緒の公演です。
私は、トップバッターで一席語るほか、ご当地の超有名歌手であり、女性のマナスチでもあるグルザラさんと、5分ずつの語り比べをします。彼女、ものすごうつくしく、唄、節の完成度高いです。どうなることやら。身をなげうって、頑張る!!!



posted by ななふく at 04:17| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする